12話 ミーティング
優「えっ!?僕?」
名前を呼ばれたことに戸惑っていると
相太『行きたくないのはわかるけど、
行った方がいいんじゃない?』
みんなの視線がこちらに集まっていた。
とりあえず前に出てみる。
司『次、じゃあ。遠藤 相太』
相太『えっ?僕?』
優「来たくないのは分かるけど、
来た方がいいんじゃない?」
相太もしぶしぶ前に出る。
司『次。今宮、今宮 凛』
名前が呼ばれてからすぐにポニーテールの女の子が立ち上がり、つかつかと前に出てきた。
司『とりあえず以上だ。まず、なぜこのメンバーを呼んだか教える。
左腕の生命時計を見てみろ。他の人と確認すればわかるが、そこに表示されているポイントは各々違う。
今、俺と千賀を含めた前に出ているメンバーはポイントが上位のメンバーだ。
ちなみに、このメンバーはさっきモンスターが来た時に何かしらアクションを起こしていた。
このことから個人の能力が高いほどポイントを多く持っているという可能性が高い』
司『とりあえず、この5人でミーティングをするから他の人は自由にしててくれ。
分かってると思うけど、誰も扉に触るなよ』
司の話が終わると、名前を呼ばれなかった人はホッと胸をなでおろしたかのように自分の時間に戻っていった。
司『じゃあ、ミーティング始めるか』
相太『ちょっと待って。なんでポイントが高いって分かったの?』
相太が尋ねる
司『自販機に売ってたんだよ。教室内のランキング表。
とりあえず、所持ポイントを発表していこうか。
じゃあ、今宮凛、遠藤相太、伊藤優、千賀純、俺の順で発表してくぞ』
凛『私は65pだ。』
相太『僕は70pだよー。』
優「110p」
机を囲んでいた司以外の3人の表情が固まる。