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ただ、俺は俺のために  作者: みらーまん
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プロローグ 「遠い記憶」

 


 黒い服を着た人混みの中に、まだ幼い俺がいる

 見覚えのある女性に手を引かれて、不安そうに周りを見ている



 どこか沈んでいる空気と、均等に並べられている墓標

 生気を失った目をしている大人達


 俺はこの光景に、酷く嫌悪感を抱いて、今すぐこの場から逃げ出したくなったのを覚えてる

 でも、俺はそれをしなかった







 そこに、一人の少女が立っていた








 彼女を見つけた瞬間、俺の感じていた空気や気持ちは霧散して、彼女だけに意識が向けられる


 長くて綺麗な黒髪と、同じ色をした大きな瞳、着ている服も黒かったから、彼女の白い肌は一層際立っていた



 彼女の全てに魅了された

 それは、今の俺も同じだ

 また、彼女に魅せられている


 物心つくより前の記憶のはずなのに、彼女との出会いは、鮮明に覚えている

 きっと俺は、この出会いを一生忘れられないだろう




 彼女と出会って、俺は(きみ)のために生きようと決めたんだから












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