『黒いマントの男』
この作品は初めて書いた小説です。目を通して頂けると幸いです!
※この作品完全オリジナルです
この世界は退屈だ。人生はただ朝起きて、生きるための最低限の事さえこなし、寝ればいいだけだ。人生には刺激が必要だ。俺、山里歩他は刺激を求めた結果、たどり着いたものはアニメやゲーム類だった。その影響により学校も不登校になりつつあり、今日も学校をサボって秋葉原に来ている。『…欲しい物も買ったし…帰るか…』ーーーーーーーーーー
突如、歩他は今まで味わったことのない感覚に落ち入る。周りの風景が動いていない。車も、人も、ビルに付いているスクリーンまで全ての物の動きが止まっている。歩他はパニックに寸前の状態のまま何か動いているものはないか町中を走り回り探した。ふと、自分の腕時計に目が止まった。針の秒針が動いていない。確かに周りの物が動いていないから当たり前だろう。だがそれを理解すると同時に時間が止まっていることにも気づく。その時、歩他はとてつもない倦怠感に覆われる。その時だった。
『…イセカイカラノモドリカタヲオシエヨウ…』
もう何もわからない。後ろに振り向けない。恐怖が勝り体が震える。自分しか動いていない世界で自分以外の声の掠れた男性の老人らしき人に見えない後ろから声をかけられているのだ。なんとか恐怖を押さえつけ振り向いてみる。なんとそこには身長145㎝あるかどうかの身長をしていて黒いマントをはおっている老人が立っていた。顔はフードに隠れて見えない。歩他は好奇心が湧いた。ラノベやゲームをやりまくっていた歩他にどう見ても賢者にしか見えないのだ。『異世界ってなんだよ。戻り方?ここは現世じゃないか』
緊張のほぐれた歩他は思いのままに言葉をぶつけた。黒マントは黙っている。訳が分からなくなり時が止まっている事について聞こうとした。その時、黒マントが口を開いたのだ。
『サンタイノシンリュウ、マモリシザイホウ、アリケリ。ミッツノジンギソロウトキ、ミチハヒラケルダロウ』
歩他の頭は考えることをやめ、その言葉をボーッと聞いていた。
ふと、気づくと手の中には紫色の石が握られていた。
『………?!』
周りの時間が動き出した。ふと気づくと黒いマントの男はいつのまにか消えていた。
どうでしょうか?初めて小説を書いたという事なんですが、感想文などとは違ってスラスラ書けていたように感じます。この作品の続編は1人でも続きが読みたい!というコメントがあれば投稿させていただきます。この作品は某文庫にいずれ応募しようと思っています。厳しいご意見、面白い!というご意見なんでもください!そのアドバイスを参考により良い小説を書けるように頑張りたいと思います。皆様のご意見、ご要望お待ちしております。