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燦然と輝く暁光〜戦の前の休息

あ〜あ!久しぶりだなぁ!!(イケボ


今回でほのぼのは終わる予定になってたはずなので、今回で終わらせます。冬から一気に梅雨の時期になってしまいました。春なんてなかった。


タイトルにある暁光とは、朝日をオシャレにしたものです(ちょっと違う


それでは、どうぞ!







「もう寝たかな?」


柊の目の前には熟睡した様子の霊夢が、柊の胸辺りを軽く握って幸せそうな表情をしていた。


「よいしょ」


柊は霊夢を起こさないようにそっと布団から出て、軽く頭を撫でて居間へ戻った。









「霊夢はどうだった?」


柊が帰ってくると、咲夜が1番に声を掛けてきた。


「ちょっと苦しそうだったけど、熟睡してたし、すぐよくなると思うよ」

「そう、まぁ霊夢だしね」


そういって咲夜はお茶を啜った。


「妖夢と幽々子もお風呂入ってきたらどうだ?さっぱりするぜ」


お風呂上がりで少し濡れた髪を靡かせながらそう言った。


「そうね。咲夜と柊は最後にゆっくりイチャラブしたいものね」


幽々子の目線が2人に突き刺さる。その2人はお互いを見合って少し顔を赤くした。


「あら?図星みたいね。さぁ妖夢、私達は早く入りましょう」

「わかりました」


2人はさっさと脱衣所へ歩いていった。


「お、よかったな!幽々子達が気を利かせてくれて」

「そこまで気を利かせなくても大丈夫だって!」

「まぁまぁ、落ち着けって。なぁ?咲夜」

「そうね。どうせ私達がお風呂場でイチャイチャするなんて分かってることなのにね」


柊はぶふっ!とお茶を噴き出しそうになった。


「咲夜、まるで僕たちがいつもイチャイチャしてるみたいな言い方しなくてもいいでしょ」

「だってそうじゃない」


柊は言葉が無かった。図星である。しかも魔理沙が、にやにやとした目で柊を見ている。


「お熱くて何よりだぜ?柊さん?」


わざと『さん』を付けて煽っているのは明らかだった。


「全く...咲夜まで敵になるとは思わなかったよ...」

「からかってごめんね、柊」


そう言うと、咲夜は柊の膝に頭を乗せた。


「魔理沙さん、こういうのズルいと思いませんか?」

「まぁなんだかんだ言ってお似合いだと思うぜ。前の咲夜はこんなに感情を表に出さなかったからな」

「いや、まぁ嬉しいけどね」

「ん〜ん♪」


咲夜は甘える猫の様に柊に抱きついた。咲夜の腕は柊の腰に回し、ぎゅっと抱きしめて安心した様に猫なで声を出した。


「あ〜あ、私もこんなかっこよくて優しくて頼れる男、彼氏に欲しいぜ...」


ため息混じりに漏れた本音は、しっかりと柊の耳に届いていた。


「魔理沙ならきっとできるさ」

「きっとってなんだよきっとって」

「いや、普通なら出来るんだけどなんせ幻想郷に男が少な過ぎるからさ」

「うーん、まぁ確かにそれもそうだな」

「魔理沙は可愛いからもっと自信持っていいって」


柊がそう言った途端、柊は鋭い視線を感じた。その視線の先には咲夜がいた。


「私より?」


少し声を低くして柊を問いただした。


「いや、少なくとも僕は咲夜の事を愛してるからそんなことないよ」


その言葉を聞くと安心したように何も言わず、柊の膝に頭を乗せて目を閉じた。


「悔しいけど、流石に咲夜に勝てる気はしないぜ」

「他の人からみたら、咲夜より魔理沙の方が魅力的に映る人も沢山いると思うよ。僕は咲夜だけど」

「そうだ」


片方の手をグーにしてもう片方の掌を叩き、何かを思い出したかのような仕草をして、柊にある提案をした。


「前から考えてたんだけどさ」

「ん?」

「私、髪短くしてみようかなって思うんだけどどう思うか教えて欲しいんだぜ」

「へぇ〜!いいと思うよ。どれくらい短くするの?」


う〜んと唸り、話を続けた。


「切るならバッサリショートにしてみようと思うんだぜ!」

「魔理沙のショートヘアーか。見てみたいな」

「そうか!?じゃあ今度会うときにはショートになってるから惚れるなよ?」


屈託のない笑顔と共に、白い歯を覗かせて笑った。









〜幽々子、妖夢side〜



「率直に尋ねたいことがあります」


妖夢が鬼気迫るような顔で幽々子を見つめ、何かを尋ねようとした。


「どうしたの、そんな怖い顔して」

「幽々子様はどうしていっぱい食べるのに太らないんですか?」


確かに妖夢の疑問は当然だった。このタイミングで聞いたということは、逆に今までは当たり前過ぎて疑問すら抱かなかったということだろうか。


「そんなの私だからに決まってるじゃない」


さも当たり前だというように答える幽々子だった。


「まぁ...そうですよねぇ...」


何故かがっくしと肩を落とす妖夢だった。その様子が気になったのか、幽々子は妖夢に声を掛けた。


「なんでそんなに肩を落とすのかしら?」

「いや、実はダイエットしたりしてるのかなってほんの少しだけ期待してたんですけど...」

「自分で言うのもあれだけど、あれだけ食べててダイエットだけで体型維持できたらみんな簡単に痩せられるわよ」


最もな答えだった。


「その体質が羨ましいです...」

「妖夢だって別に太ってるわけじゃないでしょ?」

「いや、体型維持するために色々やっててこれなんですけど...」

「へぇ〜、色々考えてるのねぇ。そんなの考えたことないわ」


ダイエットなどという文字とは無縁な幽々子であった。


「しかも程よい肉付きで抱きたくなりますねぇ。男性の気持ちがちょっとわかる気がします」

「なにおじさんみたいなこと言ってんのよ」


笑みを浮かべ、お風呂の蒸気から見える頬が赤く上気していて、艶やかな笑顔を覗かせた。


「背中洗いますよ」

「じゃあお願いしようかしら」


2人は談笑しながら、日頃の疲れを落とした。








〜柊、魔理沙、咲夜side〜



「魔理沙、悪いけど霊夢の様子見てきてくれないか?」

「わかった」


柊は魔理沙にそうお願いした。本当なら自分で見に行きたいだろうが、柊の足には愛しい彼女がいるためむやみに動けないのである。


「まったく...可愛い顔して寝やがって」


口調はそんな風だが、顔は優しい笑顔を浮かべていた。柊は優しく咲夜の頭を撫でると、少し動いた素振りを見せて心なしか笑顔になった気がした。


「柊さん、上がりましたよ〜」

「さっぱりしたわ」


そんなことをしていると、妖夢と幽々子がお風呂から上がってきた。柊は口に指を当て、静かにするようにという仕草をした。


「ご、ごめんなさい」

「あ、いいんだよ。ちょっと声量下げるだけで」


咲夜が起きないようにという配慮を見せる細かいところにも気が使える彼氏であった。


「あら、幸せそうな寝顔してるわね」

「ですね」

「咲夜も幸せ者ね〜。こんなかっこいい彼氏がいて」

「僕も幸せですよ」

「あら、お風呂上がりなのも相まってさらにあついわねぇ」


少しからかうような感じだったが、ある事を思い出し柊に聞いた。


「そういえば咲夜寝ちゃったけど、柊はお風呂どうするの?」

「うーん、起こすのも悪いですけど、入らないのもよくないですよねぇ」

「じゃあ私が起こすわ」


そう言い残すと幽々子はほくそ笑みながら、台所へ向かった。


「?」

「柊さん、気を付けてください。あの笑みは絶対悪巧みしてます」


そんな事を言っていると、魔理沙が部屋から戻ってきた。


「どうだった?」

「静かに寝息立ててたぜ。熱もそんなになかったし大丈夫だろ」

「そうか。ありがとね」

「柊は膝にお荷物抱えてるからな」


魔理沙もその事には気付いており、さっきは素直に霊夢の様子を見に行ったのだろう。


「あ、幽々子様が戻ってきました」


その一声で幽々子の方を見ると、幽々子は手に氷を持ってきていた。と、次の瞬間、咲夜の頬に氷をひっつけた。


「...!!冷たい!」


一瞬にして夢の中から連れ戻された咲夜の表情を見て、幽々子は大爆笑した。


「もう!なんなのよ!」

「不機嫌になっちゃったみたいだから、あとは柊よろしくね。私はもう眠いから先寝るわね」


そう言って、幽々子は自分の部屋に入ってしまった。いや、逃げてしまったという表現が正しいかもしれない。


「咲夜、お風呂行くよ」

「わかったわよ」


咲夜は少し不機嫌そうにそう答えた。


「私も眠いから寝るぜ」

「あ、魔理沙さんは出来れば霊夢さんの隣で寝て欲しいんですけど」

「言われなくてもそうするつもりだぜ」

「布団は押し入れの中にあるので、悪いですけど自分で敷いて貰えますか」

「わかったぜ」

「魔理沙おやすみ」


柊と咲夜がおやすみと声を掛けると、去りながら手を上げて合図した。








〜柊、咲夜side〜


「やっぱりタオル巻こうよ」

「初めて一緒にお風呂入った時は巻いてなかったのにね」

「いや、あれは半ばやけくそだったし...」

「まぁいいけどね。そうだ、髪洗ってくれない?」

「いいよ」


そんな話をしながら、2人はドアを開けた。


「おお!広い!」

「ほんとね、紅魔館にある浴場と変わらないわね」


あの紅魔館の浴場に負けず劣らずの大きさだった。白玉楼のお風呂は和風なお風呂になっていた。


「じゃあ早速髪洗って欲しいな」

「後ろ向いてー」

「はーい」

「へぇー、このシャンプーいい匂いするね。ほら」


シャンプーを手のひらに乗せ、咲夜の方に持っていった。


「ほんとだ、お花畑みたいな匂いがする」

「じゃ、失礼しますね」

「どうぞ」


「力加減はこんな感じで大丈夫〜?」

「最高です」


2人はお風呂をゆったりと楽しんだ。






「さっぱりしたわね」

「だね。僕達も寝よっか」

「そうだね。じゃあおやすみ」

「おやすみ」








6月21日の今日、東方時針伝が1周年を迎えます!最近は投稿出来ていませんでしたが、こんなペースでも見てくださって本当にありがとうございます。


それと気がついたら50000PV間近となっていたので、それも合わせて何か記念でやりたいと思ってるので、なんか考えておきます(ザックリ


それでは次回もお楽しみに!

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