クリスマス特別編!聖夜の恋〜sacred night in love
クリスマス特別編ヒャッホーイ!
と言うわけでですね、書き上げました。褒めてよ?
ちょー久し振りに連日投稿しました。まぁイブとクリスマスは暇だからね!(悲しい)
やっぱりクリスマス特別編は書きたいよね、うん。甘くするよ。いつも甘い?知らんな。
注意。このお話は異変の時よりも前のお話です。そこをご承知の上でご覧ください!
それではどうぞ!
「咲夜〜?」
「何かしら?」
今、僕達は咲夜の部屋でゴロゴロしている。執事の仕事が終わったので咲夜の部屋に居るのだ。
「今日って何の日か知ってる?」
「知ってるわよ。クリスマス...だったかしら?そんな日なのよね」
「そうだよ。それでね、咲夜とクリスマスデートしたいなぁ...、なんて?」
少し照れるような表情を見せつつも、目の奥から真剣な眼差しを感じた咲夜だった。
「もちろんいいよ?そろそろ外も暗くなるし早く準備しましょう!」
行くと決めたら速攻で準備するのが咲夜である。
「柊も早く準備して!早く早く!」
「そんな焦らなくても大丈夫だよ」
「少しでも長く柊とデートしたいじゃない!」
どストライクだった。柊の心に弓の矢が刺さったような気がした。
「分かったよ、じゃあ準備してくるね」
そう言って柊は、咲夜の部屋を後にしようとした。
「あ、ちょっと待って!」
「ん?何、咲夜」
「門の前で集合ね」
「了解」
柊は咲夜と集合場所を決めると、足早に自室へと戻っていった。
「あぁ、楽しみね!ワクワクするわ!」
咲夜の妄想はもう止まらないようだ。
「着る服にも迷うわね。柊ってどんな服装が好きなのかしら。今度聞いてみようかな」
クローゼットを開いたまま、その前で立ち尽くして着る服選びに精を出していた。
〜柊side〜
一方、柊はというと...
「咲夜ってどんな服装が好きなんだろ」
咲夜と全く同じ悩みを抱えていた。
「外は寒いしマフラーと手袋は必須だよなぁ。う〜ん...」
やはりクローゼットは開いたまま。
「ダメだ、全然決まらない...、あ、そういえば咲夜がこの前栗色が好きって言ってたな。栗色のコートってあったっけな」
ハンガーに掛けてあるコートを見ると、栗色に近い明るい色のコートがあった。
「うん、これでいいか」
コートを羽織るとかなり暖かくて、これなら真冬でも平気そうなくらいだった。
「着心地もいいし決まりだね。あとは中に着る服を決めて、マフラーと手袋かな」
柊はそう言うと、再びクローゼットの前で少し悩んだ末、今日のコーデを決めた。
「よし!これでいいかな」
羽織ると、結構着ている割には重量感も無く、とても暖かかった。
「門の前か...。咲夜が待ってるかもしれないから早く行こう。」
柊は小走りで門の前へと向かった。
「よかった。まだ咲夜は来てないみたいだね」
男がデートで待たせるわけにはいかないので、咲夜より早く着けてホッと一安心した。
「それにしても暗いな。もう日が沈みそうだ」
柊が空を見上げると、夕日も影を潜めそうなほどで、反対側には月がもう見えている。
「これから寒くなりそうだし、厚着で来てよかったなこれ」
ビューっと北風が吹き、柊のマフラーが靡いた。
「美鈴さん!」
「柊さんこんばんは!デートですか?」
「そうだね」
「いいですねぇ〜、お熱くて」
「おかげさまで。寒いし美鈴さんは外に入ったら?」
「いえ、私の仕事は門番ですし。決められた時間までは外に立ってますよ」
そうはいうものの、美鈴はコートを羽織ったくらいで、手袋やマフラーはしていなかった。
「そうだ、美鈴さんにこれあげるよ」
そう言って、柊は自分に巻いていたマフラーを美鈴の首に巻いてあげた。
「いえ、申し訳ないですし...」
「いいんだよ。ほら、似合ってるよ!」
柊のマフラーは男物であったが、女性が巻いても違和感のない見た目であったため、似合っていた。
「ありがとうございます!」
「いつも頑張ってる美鈴さんへのクリスマスプレゼントだと思って受け取ってね」
「大切にします!」
その時、咲夜が紅魔館の扉を開けてこちらに走ってくる姿が見えた。
「柊、ごめんね遅れちゃって」
「大丈夫だって。服似合ってるよ」
「本当?ありがとう!悩んだ甲斐があったわ!」
咲夜はダッフルコートを羽織っていた。
「そうだ、美鈴、もう中に入っていいわよ」
「いえ、でもあと30分ありますし...」
「じゃあ命令ね。中に入りなさい」
「わかりました。ありがとうございます!」
美鈴は柊と咲夜に一礼して中へ入っていった。
「じゃあ行きましょうか」
「そうだね」
2人はどちらともなく手を繋いだ。そして人里へと向かって仲睦まじく歩いていった。
「すごい綺麗ね!」
人里に着くと、イルミネーションが施されていて、クリスマスツリーに装飾がされていた。
「本当だね」
「柊、マフラーしてこなかったの?寒いでしょ」
「マフラーは美鈴さんにあげちゃったよ」
「え?なんで?」
不思議そうな目をして、柊の目を見つめた。
「美鈴さんいつも頑張ってるし、寒そうだったからさ」
「そうね。じゃあこうすればいいかしら」
そういうと咲夜は一旦自分のマフラーを外すと、柊と咲夜の2人は一つのマフラーで包まった。
「2人マフラーよ!これなら2人とも暖かいし、柊ともくっつけるからね!」
名案を思いついたかのように目を輝かせて、柊にグイッと近寄った。
「ははは、そうだね!」
柊が笑った時、吐く息が白く染まっていた。そして近寄ってきた咲夜の頭をポンポンと撫でると咲夜は満足そうに目を細めた。
「こうすればもっと近付けるわよ!」
咲夜は柊の腕を自分の腕と絡ませ歩いた。所謂、腕組みである。
「これなら柊をもっと感じられるからね」
「僕も咲夜を感じられるから賛成だね」
2人は人里のショッピング街へ向けて歩いた。
「何か買いたいものがあったらクリスマスプレゼントで買ってあげるから選びなよ」
ここは男の意地である。仮にも彼女に割り勘や自分で買わせるなどの暴挙はしてはならない。
「そうねぇ、じゃあそうさせてもらおうかしら!」
咲夜は柊を男として立てるために、柊の気持ちを汲みとってその提案に甘えることにした。
「あ!これ可愛くない?」
咲夜が指差す先にはショーウィンドウの奥にマネキンが来ているニット帽があった。
「本当だ、咲夜が来たらもっと可愛くなりそうだね!」
ニット帽にダッフルコートを着た咲夜なんて想像しただけで萌える。
「入りましょうよ!」
そうだね。と言う前に腕を引っ張られ入店した。
「やっぱり可愛いわね!んしょ。ほら、どう!?」
咲夜はマネキンが被っていたニット帽と同じものを見つけるとそれを被って柊に見せた。
「すごい可愛いよ!」
「でしょ!決めた!私これ買いたい!柊〜!買って!」
咲夜は甘えた声で柊におねだりした。そんなことしなくても買ってあげるのに。と心では思いつつも、その可愛らしい顔を心にしまってニット帽を持ってレジへ向かった。
「はい、どうぞ」
「ありがとう!」
ニット帽が入った紙袋を渡されると、早速中からニット帽を取り出してそのまま被った。
「えへへ!」
「ははは!咲夜!」
「え?どうしたの?」
柊が急に笑い出したが、何が起きたか咲夜には分からず、ただキョトンと立ち尽くすだけだった。
「気づいてないの?じゃあちょっと待っててね」
そう言うと柊は咲夜を抱き締めた、ように見えた。咲夜は突然の事だったが、不意に抱きついてきたため柊に抱き着き返した。
「よし、取れた。咲夜〜?」
聞こえていないのか、柊を抱き締めたまま目を瞑っている。
「咲夜さ〜ん、起きてくださ〜い」
頭を軽く叩くとハッと目を覚ました。
「ん?」
「ほら、取れたよ」
そういうと咲夜に値札を見せた。すると咲夜は急に顔が赤くなるのを感じた。
「恥ずかしいじゃない!もう!先に言ってよ!抱き着いちゃったじゃない!」
「あははは!」
柊はニット帽に付きっぱなしだった値札を取るために咲夜に抱き着いたような格好になった。しかし本当はただ値札を取るだけであり、抱き着いたつもりは無かったのだが、咲夜は柊が抱き着いてきたのかと思って思いっきり抱き締めていた。
「柊が抱き着いて来たかと思ったじゃない!」
「ははは、ごめんごめん!ただ値札取るだけだったんだよ」
「あ〜恥ずかしい。でもどう?」
咲夜は自分の頭の方を指差し、ニット帽を見せた。
「似合ってるよ。このままデートしようか」
「もちろん!」
2人は再び腕組みをして歩き始めた。
「うわぁ!」
咲夜と柊の目の前にはこの人里で一番大きなクリスマスツリーの前に出た。
「大っきいわね!」
「本当だね。咲夜?」
「なに?」
「目、瞑って?」
「ふふ、いいわよ」
咲夜は柊に言われた通りに目を瞑った。そして柊は咲夜の唇に親指を添え、そっとキスをした。
「ふふ。大好きよ!柊!」
「僕もだよ。咲夜!」
sacred night in love〜恋をしている神聖な夜。
sacred night in loveの意味は最後の恋をしている神聖な夜という意味です。
書き終わったのでポケモンで気晴らしします。うかうか外にも出られません。リア充が街を侵略しています。
最後に。リア充羨ましいぞおおおぉぉぉ!!!




