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白玉楼にて情報収集

どうも!ギャロニンフです!


ゆゆ様可愛いんじゃ〜!!と言わせたかったけど無理っぽかった(´・_・`)


異変も今回で中盤辺りに入ったかな?これからどうなっていくのか?

それでは早速どうぞ!







「さて、階段まで来たね」


柊達は白玉楼へと続く階段の前まで来た。


「やっぱり何度見てもこの階段の長さは鬱ね」

「博麗神社の時もそこそこだけどね」


咲夜はそう言って霊夢の顔を見つめた。


「な、なによ」

「博麗神社の階段短くしてほしいなぁって」

「この白玉楼に続く階段よりはマシでしょ!?」

「それでもよ。そもそも階段なんかあんまり登りたくないし」

「いいじゃない。柊がいるんだから」

「まぁね」


ふふふと顔を赤らめ、両頬を手で覆うようにして笑った。


「まったく...」


霊夢は呆れるような顔をした。

しかし、心底嫌そうと言う訳ではなく、霊夢の性格からなので気にするものはいない。


「魔理沙さんはこんな階段ひとっ飛びだけどな!」


えへんと胸を張る魔理沙は咲夜の方を見て笑った。


「あ、今私の事バカにしたでしょ。私だって飛べるんだから」

「でも私みたいにそんな自由自在に飛べるのか?」

「流石に魔理沙よりは自由に飛べないわよ。でも普通の人よりは全然良いわよ?」

「ふふん。じゃあ私と白玉楼まで競争しようぜ?」

「ええ、いいわよ。やってやろうじゃない」

「じゃあそういうことで柊、スタートの合図頼んだ」

「え、わかった。じゃあ...」


「よーい...ドン!!」


柊がスタートの合図をかけると2人は勢いよく飛び出して行き、あっという間に遠くに飛んで行った。


「まったく、子供みたいね」

「まぁ楽しそうだったからいいじゃないか。それより僕達も白玉楼行こうか」

「そうね」


霊夢と柊はさっきの2人とはうって変わってゆっくりと、会話をしながら飛んでいった。











「大丈夫か?2人共?」


柊と霊夢が階段を登り終えると、そこにはぐでんとして倒れている咲夜と魔理沙がいた。


「つ、疲れたんだぜ...」

「私もよ...」


咲夜と魔理沙はお互いに背を向けあって寄りかかっていた。


「まったく何やってるのよ」


霊夢があきれいむになった。霊夢はあきれて「まったく...」しか言うことがない。


「2人共、立てる?」

「私はなんとか立てるけど...魔理沙は?」

「私は無理そうだぜ...」


魔理沙はそう言うと、その場にばたりと横たわった。


「魔理沙、服汚れてるわよ。早く立ちなさい」

「霊夢ぅ〜、おぶってくれぇ〜」

「いやよ。柊にでもおぶってもらいなさい」

「柊〜」

「しょうがないなぁ」


柊は魔理沙に手を貸して、魔理沙を立たせると柊はそのまましゃがんで魔理沙が背中に乗りやすいようにした。


「冗談のつもりで言ったのに本当にやってくれるなんてね」


霊夢は柊の優しさに関心している。


「まぁ私の彼氏だからね」


咲夜が勝ち誇ったような顔で霊夢を見た。その顔を見た霊夢は


「ほんと、咲夜には勿体無いわねぇ。咲夜も少しは追いつけるようになったら?」

「それは否定出来ないわ。早く柊に釣り合える様な女になりたいわ」

「咲夜〜、何言ってんだよ。こっちが釣り合えるようにならなきゃいけないのに」

「いやいや、柊は私と釣り合うどころか...」

「はいはい。お互い自分の魅力に気付こうね」


霊夢がお互いの謙遜し合いの仲介をした。


「そうだぜ。どう見ても美男美女で釣り合ってるぜ」


魔理沙もそう言う。柊の背中に乗ったままなので説得力に欠けるが。


「魔理沙。あんまり僕の上ではしゃがないでね。子供じゃないんだからさ」

「おう、それは悪かったぜ。でも柊の背中からは降りないぜ。いい匂いするし暖かいな」


柊の背中にピタッとくっつく様子は親子に見えなくもなかった。


「あんまりのんびりしてると時間無くなっちゃうから行きましょう。一応犯人かもしれないからちゃんと身構えておくことよ」

「「「わかった(わ)(ぜ)」」」


霊夢の一声で犯人と目星を付けた白玉楼の中へと入った。


中は相変わらずとても広かったが、一度来ているだけありすぐに見つけることが出来た。






「あら、柊に咲夜、霊夢に魔理沙じゃない。いらっしゃい。何か用かしら?」


ほんわかとした雰囲気で話し掛けてきたのは、白玉楼の西行寺家のお嬢様。西行寺幽々子である。



「単刀直入に言うわ。あなた異変起こしてるでしょ」


咲夜が強めの口調で幽々子に突っかかった。少し見下すような目で見た。


「どうしたの?そんなに突っかかって。それより此処までわざわざ来たならお茶でも飲んでいってね」


相変わらずのほんわかムード全開の幽々子は、4人を白玉楼の居間まで上がらせようとした。

しかし、咲夜が少し興奮しているのか応じようとしない。


「あなたでしょ?早く異変を止めなさいよ」

「ほら、咲夜落ち着いて」


柊が咲夜と幽々子の間に立ち、咲夜の方を向いて頭を優しくポンポンした。


「咲夜、興奮するのはらしくないよ」

「....うん」


柊が咲夜をなだめた為、なんとかこの場を収められた。


「咲夜、落ち着くのぜ。幽々子を犯人だって決めつけるのは良くないぜ。なぁ霊夢?」

「え、えぇ。そうね」


霊夢にも若干当てはまる部分だったので、魔理沙に遠回しに釘を刺されたような気がした霊夢だった。


「妖夢。お茶を4人分用意してちょうだい」

「わかりました」


妖夢は幽々子に頼まれた4人分のお茶と、自分の主人である幽々子の分の5つ分お茶を用意し、お菓子を添えた。







「お待たせしました」


妖夢は一つずつ丁寧に置いていき、5人が集まった居間から出て行った。


「それで私を疑ってたけどなんのことなの?」


幽々子は全く思い当たる節がないので、さぞかし不思議そうに咲夜を見つめた。相変わらず飄々としていた。


「実はね、ここのところ3日おきに宴会をやってるんだけど宴会が近づくたびに妖霧が出てくるのよ。それが異変なんじゃないかって話をしてて疑わしい人物を当たってるのよ」


霊夢が今回の異変の事を幽々子に伝えた。そしてなぜ幽々子の所を訪ねたのかも。


「なるほどね。それでここに来たの」


幽々子はお茶に添えられて来たお菓子を頬張りながら笑ってそう言った。


「幽々子が犯人じゃないのはわかったぜ。この異変に何か関わってそうな奴とか情報があるなら教えて欲しいんだけど」


魔理沙は幽々子が犯人ではないと分かったので、この異変に関わる情報などを幽々子から集める事にした。


「う〜ん...そうねぇ、何かあったかしらね」


幽々子は飄々とした態度から一変して、真剣な眼差しになった。


「宴会に来てて怪しそうな人とかいないの?」

「いたらその人を疑ってるわよ」


霊夢が厳しめのツッコミを入れる。


「確かにそうねえ。萃香とかは?」

「え、なんで萃香なの?」


萃香という名前が出てきた事に対して、みんなの反応はそこまで良いものではなかった。


「だってお酒好きなんでしょ?」


みんなずっこけた。ただ単にそれだけの理由なのかと同じことを思っただろう。



「それだけじゃないわ、萃香は密と疎を操れるじゃない。だから宴会が近づくたびに操ってなんらかの異変、すなわち妖霧が出るとかは考えられないかしら?」


幽々子が珍しく真面目に考察しているのでみんな引き込まれるようにしてその話を聞いた。


「確かにその線は濃厚そうね」


霊夢がそう言うと幽々子は得意気な顔をした。


「私だってやるときはやるのよ。まぁ決まった訳じゃないし、あくまで可能性の話だけどね」

「それでも十分助かったわよ。さっきは犯人扱いしてごめんなさいね」


咲夜は反省したのか、自分の非を素直に認めて幽々子に謝った。


「いいのよ気にしないで。私はそんなの気にしない方だからね」


相変わらず幽々子はお菓子を頬張っている。気がつくとお菓子が無くなっていた。


「妖夢〜。お菓子のおかわり頂戴〜」

「失礼します。幽々子様、って食べるの早すぎですよ。もしかして全部って事は1人で食べちゃいました?」

「当たり前じゃない」


幽々子はさも当然と言わんばかりの顔で妖夢を見つめた。


「幽々子様。あれは来客用の分も入ってるんですよ」

「あら。通りで何時もより多いと思ったわ」

「もう...お菓子は出しますけど幽々子様は食べないでくださいね」

「えぇー!なんでよ妖夢!そんなのずるいじゃない!」


幽々子は駄々っ子の様に妖夢の腰に抱きついて離さなかった。


「幽々子様!離してください。みっともないですよ」

「妖夢がお菓子くれないからじゃない!」

「もう十分食べましたよね?いつもより多かったんですから」

「私の胃袋舐めてるの?自分で言うのもなんだけど並の人よりは食べられるわよ?」


幽々子は若干ドヤ顔を交えつつ、妖夢にすり寄った。


「知ってますよ!知ってますけどあんまり食べ過ぎると健康とかにもよくないですよ」

「亡霊が健康なんて気にしてどうするのよ」

「女性なんですから少しくらい健康は気にしてくださいよ」


妖夢はもはや泣きそうである。この光景を見せられた4人は苦笑いしか出てこなかった。


「わかりましたよ!わかりましたけど来客分は絶対に、ぜ〜ったいに食べないでくださいよ!?」


『絶対』という単語を2度使い、更には強調して幽々子に言いつけた。


「わかってるわよ。じゃあよろしくね〜」


妖夢はしぶしぶ歩いて行った。その様子をみて勝ち誇った様な顔で元の位置に戻って来た。


「今から妖夢がお菓子持ってくるからのんびりしてていいわよ」

「アハハハ...」


4人は乾いた笑いしか出てこなかった。そんなのは御構い無しに幽々子はお茶を啜っていた。







「お待たせしました。和菓子です。幽々子様、1つだけですよ?そうしないと晩御飯抜きですからね?」

「わかってるわよ」


幽々子は晩御飯抜きに敏感に反応して、和菓子を一つだけ取った。


「皆さんもどうぞ」

「じゃあ頂こうかしらね」


霊夢は遠慮無く1つ和菓子を取って、口に放り込んだ。


「霊夢、和菓子はそんながっついて食べるものじゃないぜ?」

「それ幽々子の前でも言えるの?」


魔理沙と霊夢の目の前で今まさに幽々子が和菓子を一口で食べた。いや、丸飲みした。


「凄い食いっぷりだけど、これは例外だぜ!」

「幽々子?」

「何かしら?」

「いつから幽々子はあらゆるものを食べ尽くす程度の能力になったのかしら?」

「結構前からよ」


冗談を本気で返す幽々子であった。さっきから呆気に取られていて全く身動きが取れていないのは柊だった。

もはや結構前から会話にすら参加出来ていない。



「柊?」


あまりに呆気に取られていたため、咲夜が声を掛けてきた。


「あ、あぁ、ごめんごめん」

「大丈夫?具合でも悪い?」

「いや、大丈夫だよ。ちょっとボーッとしてただけだから」

「そう?まぁ何かあったら言ってちょうだい」

「ありがと」



この後、幽々子が2つ目の和菓子に手が伸びたところを妖夢に止められ、こっぴどく叱られた。


まるで異変が起きているとは思えないような平穏さだったが、着実に異変は進行していっているのであった。






いやぁ、本当に異変中ですか?と言われても仕方ないくらいほのぼの。まぁシリアスの一時休憩みたいな、箸休め的な感じです。


次回からは幽々子の証言も得ましたし、本格的に異変です。


それでは次回もお楽しみに!

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