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遊びの時間の始まり〜狂気にとらわれし少女〜

どーも!ギャロニンフです!


今回はシリアスのシリアスのシリアスです。要するにシリアスです。


コラボなどの関係もあり、この話を一話でまとめなければなりませんでしたので、大容量でお送りします。

是非、お楽しみください。

これは全てイチャイチャ回で図書館編をやらなかった僕のせいですw


フランとの対戦の時に狂気にとらわれたフランはカタカナで文字を書いているので、若干見にくいですがご了承下さい。


では早速どうぞ!



「パチュリーさん。ありがとうございました」

「またいつでも来ていいわよ」

「それじゃあ」


柊は図書館での特訓を終え、自分の部屋へ戻ろうとした。その時、咲夜から声をかけられた。


「柊、お嬢様がお呼びよ」

「わかった。行ってくるよ」

「私も付いて行くわ」


2人はお嬢様の部屋へと向かって歩いた。


「なにか用なのかな?」

「そうだと思うわよ」


咲夜は内心、ドキドキしていた。きっと柊を呼んだということはフランと戦わせるということだと咲夜はわかっていた。


「着いたわ」


咲夜はお嬢様の部屋の扉を3回ノックした。


「お嬢様、柊をお連れしました。」

「入って」

「「失礼します」」


柊が咲夜とお嬢様の顔を見ると、2人共複雑な表情をしていた。

良くない話でもあるのかと、なんとなく柊は察した。


「柊」

「はい」

「この紅魔館には地下に...」

「誰かがいるんですよね?」

「!?」


咲夜とレミリアが驚いた表情をしたことに柊は気付いていたが、そのまま続けた。


「その誰かは狂気を持っている...、違いますか?」

「....合っているわ」

「その誰かを僕の力で収めてほしいと言うことだと思ってます」

「その通りよ」

「廊下を歩いているときに、妙な雰囲気を感じていました。何かがいるということは薄々感じていました。」

「その『誰か』は私の妹なのよ」


柊は一瞬、眉を動かしたがすぐに表情が戻った。


「妹、だとは考えてませんでした。でも僕のすることは変わらないと思います」

「柊...!お願いだから私の妹を助けて...!」


普段のレミリアとは全く違う、姉としての顔を覗かせた瞬間であった。

柊の性格もあり、こんな顔をして頼まれたら断るなんてことはしない。


「もちろん。必ず助けてみせます」

「...咲夜。柊を地下室に案内してあげて。」

「....わかりました...」


咲夜とレミリアは今にも泣き出しそうな顔をしていた。


「柊」

「なんですか?お嬢様」

「この仕事は柊にしか出来ないから頼んだのよ。あなたの能力があるから...。」

「わかってますよ。そんな泣きそうな顔、しないで下さい。せっかくの可愛い顔が台無しです」

「なんでこんな時に柊はニコニコできるのよ...」

「楽しみだからです」


柊は即答で答えた。


「死ぬかもしれないのよ!」

「僕は死んだりなんかしません。それに妹様に会えるのが楽しみですから」

「....そう。じゃあ安心して任せられるわね」

「じゃあ、行ってきます」

「頑張ってね」


柊と咲夜はお嬢様の部屋とお嬢様に一礼して、部屋から出ていった。










「咲夜、そんな顔しないでよ」

「だって...!」

「生きて帰ってくるから。そんな顔されちゃうと悲しいなぁ」

「本当に帰ってくるのね...?」

「もちろん」

「本当に?」

「本当だよ」

「守らなかったら嫌いになるかもしれないわよ?」

「ははは、それはやだなぁ。頑張るよ」


柊と咲夜は遂に地下室の前に来た。


「ここからでも狂気を感じるよ」

「ねぇ...?」

「なに?」

「頑張ってね?」

「頑張ってくるよ。このキスに誓ってね」


咲夜と柊は離れるのを惜しむように、長いキスを交わした。


「これで帰ってこなかったら許さないからね...」

「任せな。しっかり帰ってくるから。」

「....じゃあ、行ってらっしゃい」

「行ってきます。よし、能力発動!」


咲夜は精一杯の笑顔で見送っていった。それに応えるように、柊も笑顔で咲夜に笑い返した。


柊は地下室の重い扉をゆっくりと開け、中に入っていった。


「柊...。帰ってきてね」


咲夜の独り言が、まさしく今の心を表していた。









「あなたはだぁれ?」


柊が地下室に入ると、狂気にとらわれているだろうと思われる少女がいた。


「僕は柊だよ。新しく紅魔館に入った執事なんだ」

「へぇ〜。柊お兄ちゃんね。よろしくね」

「よろしく」

「私はフランドール スカーレット。フランって呼んでね」

「フランちゃんね」

「私はフランって呼ばれるのが好きだから、覚えておいてね。」

「わかったよ、フランちゃん」


柊はこの会話をして、気付いたことがあった。

まだフランに狂気が完全に支配しているわけではなさそうだと。

ただ、このまま放っておくと狂気に呑み込まれてしまう。



「柊お兄ちゃんはなんでここに来たの?」

「フランちゃんを助けに来たんだよ」

「私を?」

「そうだよ」

「柊お兄ちゃんに相談があるんだけど...」

「なんだい?」

「どうしたら自分の中にある狂気に勝てるのかを教えてほしいの...。狂気のせいでみんな怖がっちゃうの」

「フランちゃん、これは忘れないでね」

「うん、なぁに?」

「心で絶対に負けちゃだめだよ。狂気に勝ちたい!って思う心が大切だから」

「うん!わかった!なんか柊お兄ちゃんと話してると心がほわーんてなるね」

「初めて言われたよ」


もしかしたらこれが能力の力なのかもしれないなぁと柊は思った。

この後も柊は優しくフランの話を聞いてあげていた。


「ねぇ...、お兄ちゃん?」

「なに?」

「あのさ...お友達になってくれないかな?」

「僕で良ければ」

「ほんと!?嬉しい!」


純粋で可愛いなぁと柊はつくづく思った。


「狂気のせいで恐れられて誰も友達になってくれなかった...」


柊は良くない気配を感じ始めてきた。


「みんな、みんな私を避けてきた...」


だんだん狂気が増してきたと柊は感じていたのが確信に変わり始めていた。


「みんな、みんな....!アハハハハ!」

「ヤバい!」


柊はギリギリ、フランの攻撃を避けた。


「戦わないで狂気を抑えられたらよかったけど、そんなうまくはいかないか...!」

「アレ?イマノコウゲキモヨケラレルノ?アハハハ!サスガダネ!」

「あれに当たったら痛そうだな...。一撃が重そうだ」

「ツギハコレダヨ!禁弾『スターボウブレイク』!」

「くっ!ファイナリースパーク!」


柊が放ったファイナリースパークで相殺したものの、僅かに残っていた弾幕が柊を襲った。


「ちょっとしか当たってないのにかなりいたいな...、できるだけ弾幕には当たらないようにしないと...」

「オニイチャン、サスガダネ!禁忌『レーヴァテイン』!」

「剣には剣だ!ライティングソード!」


柊とフランは互いの剣を押し合った。


「アハハハハ!タノシイヨ!」

「楽しいなんて...こっちは必死なのになぁ!」



〜フランの心 side〜


「止めて!柊お兄ちゃんに攻撃しないで!」

「ヤメテトイワレテヤメルナンテ、ソンナコトハシナイ!」

「柊お兄ちゃんに教えてもらったんだ。心では絶対に負けちゃだめだって!」

「ソンナノ、ウチクダイテヤル!」





〜フラン、柊 side〜


「マダマダ!禁忌『フォーオブアカインド』!」


フランがそう宣言すると、フランが四人に増えた。


「まじかよ...!1人でさえ厄介なのに4人なんて!」

「イクヨ!禁忌『恋の迷路』!」

「くそ!4人に増えてるせいで避けられない!弾幕の密度も濃いし...」


柊が短い時間の中考えていると、僅かに弾幕の隙間を見つけた。


「ここに突っ込むしかないのか?でも当たったらただじゃすまない...。いや、迷ってる暇なんかない」


柊は覚悟を決め、ほんの僅かな隙間を縫うようにして弾幕から抜け出した。


「ちょっと掠ったけどこれなら大丈夫だ!4人一気に消してやる!線香零幕!」


柊が放った線香零幕は、打ち上げ花火のようにばらけて濃い密度を保ちながらフランを襲った。


「アアアァァァ!!」


フランの分身は消え、本体にも大きなダメージを与えた。


「クソ!ココカラハホンキダ!秘弾『そして誰もいなくなるか?』!」


さっきの弾幕とは桁違いの弾幕が柊を襲った。


「うっ!これはさすがに無理だ...。避けられも相殺もできないならせめてダメージを軽減させる!ファイナリースパーク!」


柊が放ったファイナリースパークは僅かに軽減させただけで、柊は大ダメージをくらってしまった。


「ぐふっ...!嘘...だろ...?軽減したはずなのに一撃が重すぎる...!」

「モットタノシマセテヨ!QED『495年の波紋』!」

「くそ!どうすればいいんだ!」


柊はギリギリまで考え、考え、ある博打を思いついた。


「この弾幕をそのままフランに返せれば倒せる!でもそうすると僕にも相当なダメージが...、でもこれしかない!やってやる!」


柊は右手にライティングソードを作り出し、左手に魔力を貯め、渾身の力でファイナリースパークを繰り出した。


「これで多少は弾幕のスピードが落ちたか...、よし!」


柊は博打を打った。ライティングソードで斬るのではなく、弾幕を打ち返した。ただ、打ち返せなかった弾幕は全て柊を襲うので本当の博打だった。


「どうなっても知らん!フランが撃った弾幕を喰らえ!」


柊はライティングソードでフランが放った弾幕を打ち返した。打ち返した弾幕はフランへ、打ち返せなかった弾幕は柊へと襲った。


「クソ!ココデコンナコトヲ!コウナッタラ!」


フランは柊の目を自分の手の中に移動させ、その目を握り潰そうとした。




〜フランの心 side〜


「やめて!目を握ったら柊が死んじゃう!」

「シルカ!オモイッキリニギリツブシテヤル!!」




〜フラン、柊 side〜


「ごふっ!!うっ!」


柊が打ち返すことの出来なかった弾幕は柊を襲い、柊は耐えられず倒れ込んでしまった。


「ニギリ...ツブシテヤル!!」


フランは遂に柊の目を握り潰してしまった。

そしてそのタイミングとほぼ同時に柊が打ち返した弾幕はフランを襲い、フランも倒れ込んだ。


2人が弾幕に当たった衝撃波で、紅魔館は大爆発をおこした。




〜フランの心 side〜


「コレデジャマモノハタオシタ!」

「ゆるさない...!絶対にゆるさない!」


フランは怒りに震え、狂気を倒しにかかった。


「せっかく...柊お兄ちゃんと友達になったのに...!柊お兄ちゃんを殺してしまったなんて!あなたが消えればいいのよ!」


そしてフランが狂気を攻撃し、怒りに震えていたフランの攻撃力は凄まじく、一撃で狂気を消すほどの威力だった。


「はぁ...はぁ...。狂気は倒した...けど...柊お兄ちゃんが...。柊お兄ちゃんはもう戻ってこないんだ...」


フランは深い悲しみに打ちひしがれ、倒れ込んでしまった。





〜フラン、柊 side〜


フランが目を覚ますと、地下室どころか紅魔館が崩れ落ち、目の前には柊が倒れていた。


「柊お兄ちゃん!!うわぁー!!」


フランは柊に抱きつき、大声で泣き叫んだ。495年間、誰にも見せなかった涙を...




フランが泣き叫んでいるその時、ピクリと柊が動いた気がした。


「....え...?」


そして柊がゆっくりと瞼を開けた。


「うっ...!体が動かない...」

「柊お兄ちゃーん!!!」

「うおっ!?」


柊が目を覚ました驚きと喜びとが混ざり合い、自分も訳も分からず泣き叫んだ。


「うぅー!うわぁーん!!」

「フ、フラン、大丈夫か...?」


しばらく柊に体を寄せ、泣き叫んでいたが、やがて泣き止み、フランは柊に質問をした。


「ぐすっ...なんで柊お兄ちゃんは生きてるの...?」

「どういうこと?フラン」

「私の狂気が柊の目を潰しちゃったはずなんだよ?なのになんで...?」

「きっとそれがフランの能力だからだよ」

「...え?」

「フランの能力は?」

「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力だよ...。その能力で狂気が目を潰しちゃったはずだった...」

「僕には能力が効かないから。だから目を潰したと思っても、僕には効いてなかったってことだよ。」

「ほんと?」

「ほんとだよ。嘘だったら今頃僕は死んでたよ」

「ほんとなんだ...!よかった!!」


フランは柊に思いっきり抱きついた。


「うっ!いてぇ!」

「あっ!ごめん!」

「あ、いや、大丈夫だよ。ただ傷があるからね...」

「ごめんね...」

「きにしないで。それよりフランは狂気を乗り越えたのか。偉いね」

「柊お兄ちゃんのおかげだよ」

「僕の...おかげ?」

「うん。柊お兄ちゃんが『心では絶対に負けるな』って言ってくれたから。それを守ったよ!」

「フランはえらいな!」

「えへへへー」


遠くから柊を呼ぶ声が聞こえた気がした。


「誰かが柊お兄ちゃんを呼んでたよ?」

「どこだろう」


その声の正体は咲夜だった。


「柊!無事でよかった!」

「咲夜、約束は守ったよ」


咲夜は柊に思いっきり抱きついた。


「さ、咲夜、痛いから...」

「ご、ごめんなさい!早く手当しないと」

「あとフランは無事だよ。それに狂気もちゃんと乗り越えたよ。ほら、ここにいるよ」

「咲夜〜!」


フランは咲夜へ抱きついた。


「妹様!無事でなによりです!狂気を乗り越えて...偉いですね!」

「えへへへー」

「あとですね、お嬢様が心配してましたよ。誰よりもソワソワしてましたよ」

「へぇ〜、そうなんだ」


若干、フランが黒い笑みを浮かべた気がしたが、柊はスルーした。


「フランと咲夜は仲よかったの?」

「よかったよ!」

「よかったですよ」

「柊お兄ちゃん!あのね、咲夜って意外と...」

「妹様!やめてください!」

「フラン、続き教えてよ」

「あのね〜?」

「妹様!柊もやめて!」

「「あはははは!」」

「もう...」


咲夜は顔を真っ赤にしていた。こんな平穏な日々が幸せなんだなと柊はつくづく感じた。


そして、フランは無事に狂気を乗り越え、今まで見せたことのないような明るい笑顔を見せるようになった。





柊の能力はこの為といっても過言ではないです。というかこの事を考えて能力を作りました。


咲夜とコラボ技をするために、フランとの対戦で、フランの能力を無効化するために作りました。


そして、人と友好的になる程度の能力の方ですが、もちろんハーレムにするためにも必要でしたが、大部分は、フランと仲良くするために作りました。

フランは狂気と能力のせいで恐れられていましたが、能力を無効化して、友好的になれればフランの閉ざされてしまった心を開けるのではないかなと考えてました。


柊の能力はこの辺を意識して作りました。


次回はお待ちかねのコラボ回です。

びーんずさんという方とのコラボです!いつも仲良くさせていただいております。感謝です!

びーんずさんの方の小説では、既に僕とのコラボ作品を投稿されていらっしゃいますので、是非見に行ってみて下さい。


長くなってすいませんでした。

それでは次回もお楽しみに!

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