甘くて甘くて甘い2人
どーも!ギャロニンフです!
今回はマジ甘いです。8割方甘いです。糖分を摂り過ぎないようにしましょう。
それでは!早速どうぞ!
「さて、片付けしようかな。酷い有り様だなこりゃ」
柊が宴会場の全体の様子を見渡すと、酔い潰れ、みんな寝ている状況だった。
「咲夜〜」
「なにかしら?」
「片付け手伝ってくれない?」
「そうね、そろそろ片付けましょうか。手伝うわよ」
「助かるよ」
柊と咲夜は食器を台所まで持って行った。
「食器持ってくるだけで疲れた...」
「ほんとね。ちゃっちゃと洗っちゃいましょうか」
「そうです...そうだね」
「柊?」
「ごめん。癖がね」
「早く慣れてね」
「頑張るよ」
会話をしつつも、手は止まらない2人。柊も、もう執事が染み付いたようだ。
「あぁ...終わった...」
「これはさすがに疲れたわね...」
柊と咲夜は縁側に並んで寝転がった。
「よく神社にこんだけの食器があるよな...」
「いつもここで宴会やるからね...。食器の量だけは紅魔館と変わらないわよ。むしろそれ以上かもしれないわね」
「あ!ほら、月が綺麗よ!」
「本当だね。ちょうど十六夜の月なんじゃない?」
「月も私たちを祝福してくれてるのかもしれないわね」
「いやぁ、今日は色々あり過ぎたなぁ。僕は今日退院したってこと忘れてたよ」
「そういえば今日だったわね。ほんと、心配したんだからね?」
「ははは、ごめん」
「はぁ〜、笑い事じゃないわよ...ほんと」
「そんなに心配だった?」
「当たり前じゃない」
「嬉しいなぁ」
「惚けてる場合じゃなわよ、ほんと」
「ほんとありがとう」
柊は咲夜の上に跨るとそのまま唇を奪った。
「んん...ちゅっ...はぁ」
「どうしたのよ...」
「ありがとうのキスだよ」
「全く...ほら、早くどきなさい。押し倒されたみたいで恥ずかしいじゃないの」
「わかったよ」
柊はしぶしぶ退いた。
「ほら、そんな名残惜しそうな顔をしない」
「名残惜しいからね」
「もう...。私、眠くなってきたわ」
「僕も眠いよ」
「布団敷きましょうか」
「その前に外で寝てる人に掛け布団をかけてあげようよ」
「多分そんなに掛け布団ないわよ」
「じゃあタオルとかでもいいか。掛けてあげようよ」
「そうね」
柊と咲夜はタオルや掛け布団を大量に持ってきた。
「これだけあれば足りると思うわよ」
「そうだね」
2人は素早くみんなに掛け布団やタオルをかけた。
「終わったわ」
「じゃあ僕達も寝ようか」
2人は神社の中に入り、押入れから布団をとった。
「柊。布団一つしかないわ」
「まぁ霊夢しかいないからなんとなくそんな気はしたけどね」
「どうする?」
「咲夜が寝なよ。それに霊夢が寝てる布団に僕が入るわけにはいかないでしょ」
「そうだけど...私一人じゃ寂しいな」
子犬のような潤んだ目で柊を見つめた。
「そんな目されたらね...」
「じゃあ寝ましょうか」
「う〜ん...そうだね」
柊と咲夜は同じ布団に入った。
「若干狭いな...」
「まぁ一人分の布団に二人ねたらそりゃせまいわよ。いいじゃない。くっつけるんだから」
「咲夜は照れることをさらっと言うから小悪魔だよな」
「小悪魔は紅魔館にもいるわよ?」
「はは、その小悪魔じゃないよ」
「もっとくっついてよ」
「これ以上くっついたら僕がどうなるかわからないんだもん」
「じゃあ私からくっつくわ」
咲夜は柊を後ろから抱き締めた。
「寝れなくなっちゃうって...」
「いい匂いするわよ、柊」
「それはどうも。咲夜もね」
「照れるわね」
「この状態で照れるとか言われても説得力ないよ?」
柊は不意打ちで向きを変え、咲夜の表情を伺った。
「真っ赤だよ」
「だから照れるって言ってるじゃない...」
柊は銀髪を撫でるようにして、抱き寄せた。
「もう...」
「ははは、ちょっとからかってみたくなったからね」
「そろそろ寝ましょうよ」
「そうだね」
「おやすみなさいのキスは?」
「咲夜ってキス魔?」
「しらないわ、そんなの。早くしてよ〜」
「わかったって」
数秒口付けをして、離した。
「おやすみ、咲夜」
「おやすみなさい、柊」
2人は身体を寄せ合い、深い眠りについた。
「あら、ほとんど片付いてる。」
「お、霊夢も起きたか」
「魔理沙、あなた二日酔いは大丈夫なの?」
「寝ればぴんぴんだぜ!」
「きっと全部咲夜と柊がやってくれたのね」
「さすがメイドと執事だぜ」
「そういえば柊と咲夜は?」
「確かに。どこにいるんだろうな」
霊夢と魔理沙が辺りを見渡すと、それらしきものを霊夢が発見した。
「魔理沙。あれ、絶対そうよね」
「ん?どこだぜ?」
「あれよ」
「あぁ〜。絶対そうだな」
「ちょっと見に行きましょうか」
「賛成だぜ」
霊夢と魔理沙は足音を立てないようにして、まるで忍者のような忍び足で近付いた。
「まったく、仲良すぎだろ。」
「二人とも抱き合って寝てるじゃない」
そこには柊と咲夜が寝たままお互いに抱き合って寝ている2人がいた。
「じゃあ、お邪魔しないように戻りましょうか」
「そうだな」
行きとは違う、ドスンドスンという足音を立てて、まだみんなが寝ている宴会場へと帰った。
その足音で柊が起きた。
「う〜ん...よく寝た」
隣を見ると柊を寝たまま抱き締めている咲夜がいた。
「起きれないなぁ...。そうだ、キスで起こそう。」
柊は素早く唇を奪い、そのまま長いキスをした。
「う〜ん苦しいわね...。し、柊!?ち、ちょっと!」
「ん...。やっと起きたね咲夜。おはよう」
「おはよう...。おはようのキスは早速しちゃったわね」
「ははは、そうだね」
「私、昨日紅魔館に居なかったから迷惑掛けただろうな」
「まぁ妖精メイドだけだと不安だもんな」
「さて、起きましょうか」
「そうだね」
2人は起き上がるとすでに宴会場で起きている人がいた。
「おはよう霊夢、魔理沙」
「おはよう、バカップル」
「おはようなんだぜ!」
「霊夢、朝から毒舌過ぎでしょ」
「自覚ないの?あなたたち抱き締め合って寝てたのよ?」
「自覚してるよ」
「自覚しててあれなのね。逆に清々しいわ」
「霊夢、嫉妬しちゃダメだぜ」
「全く...。それにさっきっから咲夜がにやけてるのも気になるのよ。」
「うふふふ」
「咲夜はもうほっとくわ。柊、片付けありがとね」
「いえいえ。咲夜も手伝ってくれたから」
「一応ありがとね、咲夜」
「どういたしまして」
「柊達はいつ戻るの?」
「そうね。そろそろ戻らないといけないのよね」
「じゃあ帰る?」
「そうね、そうしましょうか」
「じゃあ、また来てね」
「またね」
柊と咲夜は紅魔館へと向かった。
「柊?」
「なんとなく言われなくてもわかったよ」
「じゃあお願いね」
「ほい」
柊は咲夜をお姫様抱っこをして、紅魔館へ向かって飛んでいった。
う〜ん...甘い。柊が僕だったら僕は死んでもいいです。
もう思い残すことなんかないです、はい。
次回は柊の特訓回です。
それでは次回もお楽しみに!




