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かみんちゅ  作者: さんさん
第4章 メーリ連合国編②  ~幻の花嫁~
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第一次正妻戦争

話をしよう…あれは今から6時間前…



「ふーん、ほなうちとは遊びやったんやぁ?」



-50℃の世界に放り込まれたかのような凍てついた言葉が部屋の時間を止める。


エリーは「あ…」と言う顔。お前も忘れてたんかい。

ハクアは目を見開いてノゾミ顔より下あたりを見ている。うん大きいね。

カレンはキラキラしていた瞳が一瞬でハイライトのない瞳になり、すっと俺のほうを見た。ヤメテ ソンナメデ ミナイデ。


そして、こんな空間を作り出した………ノゾミはやっぱり、目は死んでいて、けど顔は笑っている…。


さあ、楽しいカーニバルのはじまりだ…。






んで、6時間たったわけだが…。


結果は死闘だった…カミンチュのときより焦った。

結果として、4ラウンド、エリー6KO、ノゾミ12KO、ハクア7KO、カレン6KOだった。


うむ、誰がなんといおうと死闘である。

そう、雄と雌の戦いなのだ!


ハクアとカレンには速攻でご退場をしてもらった。

いつもより多めに回っておりますー!というわけで本気で相手をした。

もうベッドがぐっちゃぐっちゃの、2人の顔にいたってはもう放送禁止レベルのひどい、されど幸せそうな顔になっていた。

そして問題のエリーとノゾミは久しぶりなせいか、早々に共に6KOで完全ダウンしてしまった。

…エリーはいいが、ノゾミは後々危ない…というわけで俺は逃げようとするノゾミの腕を掴んで、さらに倍だドン!ということで有無を言わさず攻め立てた。


ノゾミは回りに助けを求めようとするも、あるのは死屍累々。

10KO目くらいからはもう諦めたのか、俺にぎゅっと抱きつくがままだった。


(ふ…堕ちたか…)


頃合だと見て俺は語る。


「ノゾミ…ッ…俺がお前を忘れるわけ無いだろう?

 前もいっただろう、エリーも、お前も愛するって。

 あの言葉に嘘偽りは…ッ…ないさ。

 まあちょっと増えちまったが、それでも俺がお前を愛していることに変わりはない…ッ…さ。」



耳元で囁くと、ノゾミは声をあげるのも辛いのか、涙目になっt…というかもう顔面はさっきから涙やら鼻水やら涎でぐっちゃぎゅちゃなのだが…それでも新たに涙を流して、必死でコクコクと頷いた。


「いい子だ…お前も今日から、ノゾミ・カミンチュだ! 他の誰にもやらんっ!~~っ!~~っ!!」


そしてノゾミは連続で11回目、12回目のKOとなり、死闘は終了となったわけだ。





……

………

…………

……………

………………

…………………



「ふう…お茶が旨いなぁ…。」



死闘を終えてベッドルームの隣にある和室でお茶を飲む。

ベッドの上は死屍累々…されど皆顔は天国にいるかのようなヘブン状態である。

俺は別にア○顔はいけるたちだが、○ヘ顔が無理な人はもう嫌悪感MAXな感じの顔である。



お茶をもう一口すする。


「俺より強い奴を求めて来たのに…どうしてこうなった…。」


(「そんな人生で大丈夫か?」)


心の中で聞こえたかつての強敵であり師匠であるカミンチュの声に、俺はげんなりと返事をしたのだった。



「大丈夫じゃない…大問題だ…。」



















「おはよう、みんな。」


「おはよう、ケイジ♪」 チュッ


「おはようさん」 チュッ


「……おはよう……」 チュッ


「おはようございます」 チュッ



受付に朝飯の用意と、ベッド・絨毯代を払いに行って帰ってくるとみんなから順番に朝の挨拶をされた。




「…………俺が言うのもなんだが、皆の仲がよさそうで何よりだ。」



てっきり喧嘩すると思っていたが…。



「ああ、それはなぁ。みんなで話おうたんよ。」


コクコクと頷く3人。


「最初は、誰が一番や!ってなってんけど、段々とあほらしなってきてな。 ケイジを好きなもん同士、仲良うやろうやって。

 そして何より、今後現れるであろう泥棒猫からケイジを守ろうかーって。

 そやったら敵対より友好のほうがええやん?

 あ、ちなみに朝の挨拶はローテーション制になったで!


 それになあ、みんなめっちゃええ娘やん!

 ほら!カレンたんなんてめえええええっちゃモフモフやん!

 もうこれやばいわ!ケイジがぞっこんするのもわかるわ!

 そしてハクアちゃん! これまたかわええ!てか美しい!?

 もううちあっちの道に目覚めそうやわ!」


もうお前エリーとあっちの道に目覚めてるやろというツッコミはとりあえず呑み込んだ。

あと泥棒猫て…。


「だろう!? カレンのもふもふは至高だろう! ハクアも綺麗だし!くってる姿を見てみろ!リスみたいでかわいいぞ!」


「ほええ、ええなあ!はよみたいわぁ。」


どうやらノゾミはバッチリokだったようだ。

モフ好きみたいだし、元から百合スキーだからハクアとの百合もむしろウェルカムだろう。


「まあ確かに…すごいモフだけど…。」


エリーは若干不満そうだ。まあ元ツンだしな…そこがまたいいんだが。


「エリー…いっただろう。

 俺はお前が好きだって。」


抱き寄せて胸に押し付けてやる。


「…………うん…………。」


耳まで真っ赤になるエリー…愛い奴よのう。


「…………ケイジ…………ちゃんと私も…………ね……?」


ハクアはまあ問題なさそうだ。


「わ、私だって!」


カレンも大丈夫だろう…。



「よし、じゃあ朝飯にするかぁ!」



正妻?全員正妻ですが何か?






  


 

 


 

「コレ以上増やすわけにはいかへん…」


「もちろんよ…」


「…………同意…………」


「そうですね……」


「ええか、みんなで同盟や。

 抜け駆けは基本なし、大丈夫。ケイジやからうちら4人とも幸せにしてくれるって。

 もちろん…夜も…な…」


確かに昨夜は特にすごかった…4人の誰もが思い出しては頬を赤くさせ股をモジモジとさせる。


「よし、ほなご飯いこっか♪」


大きな胸を揺らしてケイジの後を追う推定Fランクの少女。


その少女を見つめる3人…。


「親友は親友だけど、大きいのは敵…よね…」とAランクの少女。


「………………同意………………」とBランクの無口な少女。


「…………もげればいいのに。」同じくBランクの尻尾をピンとたてている少女。


先ほど結んだ友好条約とは別に、こっそり3人で別の意味での友好条約が結ばれたことは…秘密である。

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