このケイジ・カミンチュには夢がある!
チュンチュン…
雀の鳴き声で目が覚める…。
「……あれ…?」
これは何度目だろうか?なんかなんたらレクイエムな感じがする。
終わりのないのが終わり…的な朝になっていないか…。
まあいい、こんな幸せな日々なら何度でも繰り返そう。
俺は横で眠りエリーの髪を撫でた。
彼女は目を覚まし、おはようのキスをした。
ああいかん…またムラっときた…しかし俺はリミッターを解除ry
そんなことを思っていると…
「ええ加減にしてええええええええええええええええええええ!!!!」
鬼の顔をした女がドアを蹴破って入ってきた。
「ええ加減にしてやあんたら!?そりゃ一日くらいやったら我慢できるけど、なんやねん!
3日やで3日!?あんたら猿か!猿なんか!どんだけやねん!
てか横の部屋で声きかされる身になりいや!毎晩毎晩声もれとるんやあああああ!」
ノゾミは一気にまくしたてると、ぜーぜーと肩で息をしてこちらをにらみつけた。
俺は裸だった、そして俺も息子もリミッター解除状態だった。
「とりあえず服きてえええええ!」
ノゾミは入ってきた時と同様、すごい勢いで部屋を飛び出ていった…。
服を着た俺達は、ノゾミを部屋に入れて遅い朝食をとりつつ会話をした。
……食堂にはいけなかった…エリーの腰は抜けっぱなしだ。
「とりあえず…エリー…おめでとう。
ケイジさん、エリー泣かしたら呪い殺すで?」
「ノゾミ…ありがとう…ッ!」
「ああ、絶対泣かさない。まあベットの上では泣かしてるんだけd「シャラップ!」…はい…」
「あはは…ごめんね?ノゾミ。 あ、そういえば終わったら話すっていってたこと…なに?」
「…………………ほんまはな、あんたらが付き合ったらうちPT抜ける予定やってん。
全部終わって、上手くいったら…な。
ケイジさんうちより全然強いし、もううちいらんやん?
エリーだってケイジさんといたら幸せやしな。」
「!!ノゾミ…?」
「そんな泣きそうな顔せんといてエリー。予定やった、て言うたやろ?」
「え、じゃあ…」
「あんたら見てたら、なんかあほらしなってな。
悩んでたうちがあほみたい。
ほんまは言う予定やってんけど、1日たっても部屋でてこーへんし、エリーも報告にけーへんし、2日たっても同じく音沙汰なしやし……てか3日間もとかやっぱ猿やんあんたら!!!?」
「うっ…それは…ううけど仕方ないじゃない…止まらなくなっちゃったんだもん…。」
「まあ…いちゃつくなとは、言わん。けどな、TPOを考えて欲しい。
あと早いところ家買うで、防音ばっちりのところな。
………………ああ、さっきもちらっと言ったけど、あんたらの激しい声…だだ漏れやったで…?」
「「~~~~~~~~~~~~~~~ッッッッ!?!!?!??!?」」
俺とエリーは声にならない悲鳴あげた。
……なお、宿屋には幸いといってか俺達3人とミリアさん以外宿泊していなかったようだ。
まあ女将さん、ノピちゃん、ミリアさんからはすごい目で見られたけど、気にしないでおこう…うん…。
俺は貯金して、家を買うことを決意した。