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かみんちゅ  作者: さんさん
第2章 ヒーヅル編②  ~出会い~
24/59

このケイジ・カミンチュには夢がある!

チュンチュン…


雀の鳴き声で目が覚める…。


「……あれ…?」


これは何度目だろうか?なんかなんたらレクイエムな感じがする。

終わりのないのが終わり…的な朝になっていないか…。

まあいい、こんな幸せな日々なら何度でも繰り返そう。

俺は横で眠りエリーの髪を撫でた。

彼女は目を覚まし、おはようのキスをした。


ああいかん…またムラっときた…しかし俺はリミッターを解除ry

そんなことを思っていると…



「ええ加減にしてええええええええええええええええええええ!!!!」


鬼の顔をした女がドアを蹴破って入ってきた。


「ええ加減にしてやあんたら!?そりゃ一日くらいやったら我慢できるけど、なんやねん!

 3日やで3日!?あんたら猿か!猿なんか!どんだけやねん!

 てか横の部屋で声きかされる身になりいや!毎晩毎晩声もれとるんやあああああ!」


ノゾミは一気にまくしたてると、ぜーぜーと肩で息をしてこちらをにらみつけた。

俺は裸だった、そして俺も息子もリミッター解除状態だった。


「とりあえず服きてえええええ!」


ノゾミは入ってきた時と同様、すごい勢いで部屋を飛び出ていった…。




服を着た俺達は、ノゾミを部屋に入れて遅い朝食をとりつつ会話をした。

……食堂にはいけなかった…エリーの腰は抜けっぱなしだ。


「とりあえず…エリー…おめでとう。

 ケイジさん、エリー泣かしたら呪い殺すで?」


「ノゾミ…ありがとう…ッ!」


「ああ、絶対泣かさない。まあベットの上では泣かしてるんだけd「シャラップ!」…はい…」


「あはは…ごめんね?ノゾミ。 あ、そういえば終わったら話すっていってたこと…なに?」


「…………………ほんまはな、あんたらが付き合ったらうちPT抜ける予定やってん。

 全部終わって、上手くいったら…な。

 ケイジさんうちより全然強いし、もううちいらんやん?

 エリーだってケイジさんといたら幸せやしな。」


「!!ノゾミ…?」


「そんな泣きそうな顔せんといてエリー。予定やった、て言うたやろ?」


「え、じゃあ…」


「あんたら見てたら、なんかあほらしなってな。

 悩んでたうちがあほみたい。

 ほんまは言う予定やってんけど、1日たっても部屋でてこーへんし、エリーも報告にけーへんし、2日たっても同じく音沙汰なしやし……てか3日間もとかやっぱ猿やんあんたら!!!?」


「うっ…それは…ううけど仕方ないじゃない…止まらなくなっちゃったんだもん…。」


「まあ…いちゃつくなとは、言わん。けどな、TPOを考えて欲しい。

 あと早いところ家買うで、防音ばっちりのところな。

 ………………ああ、さっきもちらっと言ったけど、あんたらの激しい声…だだ漏れやったで…?」


「「~~~~~~~~~~~~~~~ッッッッ!?!!?!??!?」」




俺とエリーは声にならない悲鳴あげた。

……なお、宿屋には幸いといってか俺達3人とミリアさん以外宿泊していなかったようだ。

まあ女将さん、ノピちゃん、ミリアさんからはすごい目で見られたけど、気にしないでおこう…うん…。




俺は貯金して、家を買うことを決意した。

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