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ぐるぐる回る恋は実らない!

作者: 七瀬
掲載日:2026/06/09





”ぐるぐる回る恋は実らない!“




20XX年、この時代になると何故か、

”恋愛をすると絶対に【片想い】でしか恋が出来なくなってしまった。“

それなのに人は何故、それでも恋をするのだろう?

誰も好きにならなければこんなに辛い想いをしないのに、

それでも恋愛をする人が多くいたのだ。

せっかく誰かを好きになっても、”両想いになる事は絶対にない!“

それでも人は人に恋をする、例えそれが叶わぬ恋であっても、、、。



・・・そんな僕もある女の子に恋をしている。

ただ相手の女の子に僕の気持ちを知られなければ何にも問題ない!

それに相手の女の子は僕を友達のように接してくれている。

でも? 僕の気持ちが相手の女の子にバレてしまった地点で、

僕が好きになった女の子は他の男の子の事を好きになってしまう。

それは、それまで恋愛に興味がなかったり好きな男の子が居なかった

たとしても瞬時に好きな相手が僕の好きな女の子に出来てしまうのだ。



そう言えば? 僕は僕の両親に直接話を聞いた事はないのだけど?

僕の両親は、”お互い他に好きな人が居たのに、お互い好きでもない

相手と結婚して僕が産まれたんだろうな。”

それは僕と同じクラスの子達の両親も同じだろう。

”お互いが好き同士で結ばれる事はないのだから!“

僕の好きな女の子の両親も僕の親と同じはずだ。

それでも僕はキミが好き!

ただ僕の気持ちをキミに知られたくない。

今の関係をずっとこのまま、僕はずっとそう思っていたのだが?

僕は彼女と偶然で会ってしまう。




『えぇ!? レ、レオ君? ここで何してるの?』

『・・・あぁ、利映ちゃん、』

『”あのさ、申し訳ないんだけど? 一つ協力してほしい事があるの?“』

『えぇ!? 何?』

『実は、今知らない男性に着けられていて、偶然でもレオ君に

今会えて良かった!』

『”知らない男? いつから? 利映ちゃんのストーカー?“』

『うーん、どうかな? それは分かんないんだけど、ココに来るまでに

知らない男性に着けられてるのに気づいたから......。』

『・・・そ、そうなんだ、』

『”レオ君は、ここで何してたの?“』

『ああ、僕? この近くにバイト先があって、ちょっと雨宿りしてたんだ!』

『そうなんだ、でも良かったレオ君と会えて。』

『”僕が一緒に利映ちゃんの家まで送ってあげるよ。“』

『ありがとう、凄く助かる!』

『別にいいよ、女の子が一人でましてや変な男に着けられてるのに、

ほっておけないから。』

『”なんか? 学校で会ってるレオ君と比べて、凄く頼もしんだね!“』

『・・・そ、そうでもないよ、』

『凄くカッコいい。』

『”なんか照れるな、じゃあー行こうか。“』

『うん!』




 

僕と彼女は初めて二人で話しながら彼女の家に向かって歩いて帰った。

そのうち? ”彼女を着けていた男もいつの間にか居なくなっていて、

僕と彼女は話が盛り上がり楽しく彼女の家の前まで着く事に、、、。“



『”ありがとう、いつの間にか? 私を着けてた男性も居なくなって

たし、それに初めてレオ君とふたりきりで話をしたら凄く楽しくて、

あっという間に家まで着いちゃったね!“』

『僕も凄く楽しかった。』

『ありがとうレオ君!』

『・・・ううん。』

『じゃあーまた明日、学校でね!』

『明日!』

『ばいばい!』

『バイバイ!』





・・・こんな夢のような事はない!

僕が好きな女の子とふたりきりで話をして、それも物凄く楽しい

時間だなんて最高の一日だった。




でも? 次の日、僕が彼女と同じ教室に入ると?

彼女は他の男の子の事をずっと見ていた。

まさかだけど? ”彼女に僕の気持ちがバレてしまったのか?“

恐る恐る僕は彼女に声を掛けてみた!




『おはよう、利映ちゃん!』

『・・・お、おはよう、』

『・・・・・・』

『・・・・・・』




凄くオドオドした感じで彼女は僕を見ていた。

僕ももうそれ以上は何も彼女に言う事も出来ず、黙って彼女から

そっと離れる。

”まさか? こんな形で僕の片想いは終わってしまうのか?“

悲しいけど、この時代ではそれが当たり前!

もう僕にはどうする事も出来ないでいた。









 *






・・・あれから私は彼から声をかけられなくなってしまった。

彼が働いているバイト先の近くで彼を待ち伏せする事もあったのだけど、

何度待ち伏せしても彼とあの時のように会う事が出来ない!



それと? 彼には私がクラスの別の男の子事が好きだとどうやら思われて

いるみたいだった。

それは仕方がない! この時代ではこれが当たり前だから......。

私にはどうする事も出来ない!

”お互いきっと片想いだと思っているのだ。“

でも私は彼が好き! レオ君が好きなの!

だけどこの想いはこの時代では実らない。

悲しいけど、”お互い片想いのままでいよう。“

私が大人になったら? その時はレオ君と両想いになれる時代に

変わっていればいいのにな。




最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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