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0 希望

2018年6月6日――その日は、梅雨にもかかわらず青い空が一面に見える日だった。


渋谷ではスクランブル交差点付近を多くの人間が行き来している。会社に向かう人、観光客。色んな人がいた。何気ない日常があった。とても賑わっていた。


――そんな何気ない日常と常識はまもなく崩壊した。


空が夕焼けに染まり始めた頃、突然、足元の地面が揺れる。

最初は小さな揺れだったが、次第に大きくなっていく。


そして揺れが少し収まり始めた頃、誰かがこういった。

「なんだあれ…」

大勢の視線が向かった先には――黒い光の柱が立っていた。

やがてそれは四方八方に見え始める。


「ウォオオオオオ!」

ライオンのような咆哮に周囲の人間の目は集中した。そこにいたのは、ライオンと犬が混ざりあったような、異形の怪物だった。


先程まで賑わっていた渋谷の町は忽ち悲鳴が響き渡る魔境へと変わった。

異形の怪物――魔獣は次々と増え、人を襲っていく。

光の柱にも異変が起きていた。先程までただ黒い光を放っていた柱からは頭部に1つ目のついた巨大な人型が現れ始め、その瞳から光線を放ち始め、建物を破壊し始めた。


町が崩れ、人が死ぬ。同じ出来事が、世界各地で起こり始めた。

それはまさしく、世界の終わりのようだった。



やがて夜になった。

魔獣は暴れ続け、真っ暗なはずの世界は赤い炎に包まれていた。


誰もが絶望に打ちひしがれた時、奇跡は起こった。

突然、空が輝く。そして―――

一人の少女が地上に降り立つ。

少女が手を振りかざすと、空から流星のような光が降り注ぎ、魔獣を一掃する。

周囲の魔獣は、彼女を襲い始めた。しかし、彼女はなんなく魔獣を倒していく。


十数分後、渋谷からは魔獣が消滅していた。


後に魔法戦士と呼ばれる存在。それは一度終末を迎えた世界にとって、数少ない希望となった。

そして時は進み2026年。一人の少女が、魔法戦士となる。

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