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開戦の火蓋

連載頑張ります。

俺はアストラ軍の格納庫に着いてから機体をオーバーホールし、最新型チューンを施して貰った。

アストラ軍現在では殆どのギガントが戦地に出撃し、そのほぼ全てが撃破された。

つまり、猫の手も借りたい状態なのだ。

この自立型兵器は東側の共和連邦国と中立国の方から来ているとされ、長期にわたって睨み合いが続いていた国家間だったが、遂に戦争の火蓋が切られたわけだ。


「今回の作戦内容は東側の連邦と中立国の前哨基地を破壊して貰う。」

「敵のMGは共和連邦のドミトリー、ギガントはミハイル、中立国の殲撃轟炸(ジェンジーホンジャ)、ギガントは飛龍・呉(フェイロン・ウー)だ。」

「何方も各国最強のギガントだ…生き残る事だけを考えろ。」

「今回、一緒に出撃するのはエリオ少佐だ。成功を祈る。」

コックピットに乗り込みMGを起動する。

作戦ポイントまではヘリでの移動の様だ。

ヘリでの移動中に通信が来た。

『やあ、君がデュークの言ってた第3世代型か…俺はエリオ、よろしく!君の名前は?』

困った。

俺にはコールドスリープ以前の記憶が殆ど無い。

その為、自身の名前も知らないし、第3世代型だから喋れない。

事前に見つけていたドッグタグを見せるよう。

文字が一部削れていて何が刻んであるか分からないがカメラに見せつけた。

『CLAWS…鉤爪か…かっこいいな、フフッ…よろしく頼むよ鉤爪君。』

成程、これはCLAWSと読むのか、鉤爪…かっこいいと言ってもらえた事が何故か嬉しかった。


作戦ポイントに到着した。

周囲は開けたMGの戦闘に有利な場所だ。

『俺は基地の破壊に向かう、陽動は任せたぞ』

指示が出た直後、俺の機体に付いているセンサーに2機の反応が出た。

『MGの反応が出たと言われて来てみたが1機だけか、アストラは儂等の事を舐めているのか?』

『油断するな…最新型ギガントの可能性もある』

ブースターを噴かしながら現れた2機のMG。

情報通りなら両手にガトリングガンを持っている灰色の機体がドミトリー、右手に大型機関銃、左手にロケットランチャーを持った赤と金で装飾された機体が殲撃轟炸だ。

ミサイルの射程距離に入った瞬間、俺がミサイルを発射するのと飛龍がロケットランチャーを撃つのは同時だった。

俺はロケットをマシンガンで撃ち、空中で爆発させた。

しかし飛龍も俺が撃ったミサイルを機関銃で全て破壊した。

『そこのギガント、第3世代型か?その骨董品も見覚えがある…懐かしいのう。』

『爺さん、昔話はもういいから戦闘に集中!』

隙だと思い、俺が飛龍にプラズマソードで斬りかかるとミハイルがガトリングガンを乱射した。

慌て機体を下げてマシンガンで引きながら撃つが、飛龍とミハイルの弾幕は圧倒的だった。

回避アラートが鳴り続ける。

あの弾幕の中に突っ込めば俺の機体は一瞬で蜂の巣だろう。

それに途中途中で発射される飛龍のロケットランチャーとミハイルの特殊機構であるグレネードが厄介だ。

俺は負けじとミサイルを発射するが全て塞がれた。

だが、この状況はすぐに打破された。

『こちらエリオ、ファンタズマ、前哨基地を破壊!そっちに加勢する。』

『何!もう一機来ていたのか!』

両手にショットガンを持った深緑の機体。

エリオ少佐が加勢に来てくれたのだ。

『ミハイル、お前はファンタズマの相手をしておけ…こいつは儂が殺る。』

ミハイルがエリオ少佐の方へ行き、飛龍との一対一になった。

ミサイルを発射すると飛龍は空中での高速軌道で全て回避する。

『懐かしいな第一機甲戦争の時、お前らには何度も辛酸を舐めさせられた。』

そう言いながら急接近して、特殊機構のプラズマキャノンを使って来た。

アラートが鳴り響くと同時にプラズマが発射されギリギリで避けるのでやっとだった。

『だが、生き残っていたとは…儂が全員殺したモノだと思ってたわい。』

第一次機甲戦争?お前ら?何を言っているんだコイツは?俺が目覚めた時にも同型のギガントは居なかった。

殲撃轟炸にミサイルを撃つ。

簡単に避けられロケットランチャーを撃たれるが、ロケットをレーザーソードで斬り裂く。

『今でも覚えているぞ、お前の仲間達の断末魔をなぁ…ククッ』

そう言いながらプラズマキャノンを連射してくるが落ち着いて全て回避する。

『ん?反応が薄いな、もしや記憶が無いのか?』

ああ、そうだよ記憶は無い、お前の事も嘗て居た筈の仲間達の事も、俺には何も分からない。

だがコイツ…飛龍だけは絶対に殺さなくてはならないと思った。

俺は機体のブースターを噴かして突撃する。

それに合わせる様にプラズマキャノンが放たれるが、タイミングを合わせてレーザーソードを振ってプラズマ弾を斬り裂く。

膨大な熱波により機体温度が一瞬にして跳ね上がる。

コックピット内では熱異常を伝えるアラートが鳴り響く。

それを無視して突っ切り、レーザーソードを殲撃轟炸のコックピットに突き立てる。

『ぐぁぁぁ…こんな…ところで…』

コックピットを破壊された殲撃轟炸が爆散した。

仮にコイツが言っていた事が本当ならば嘗て居たであろう仲間達の敵討ちになったと思う。


俺は暫く壊れた機体を眺めた後、エリオ少佐の加勢に向かった。

鉤爪君の仲間はどんな奴らだろう

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