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目覚めの時

戦記物は初めてですが頑張ります。

神経接続開始…SNC起動…第3世代型操作用OS…動作確認完了。

ギガント、覚醒します。

『…計画を……変…ルー…AA…切り…え…始』



「第3世代型、起動に成功しました!」

「コールドスリープ状態だったから起動するか不安だったが…どうやら杞憂だった様だな。」

目が覚めたとき、俺はコックピットに居た。

どうやらコールドスリープで眠っていたらしいが、それ以前の記憶が中々思い出せない。

「第3世代型ギガント!緊急事態だ、悪いが機体を整備してやれる暇は無い…お前の仕事は自立型兵器の相手だ!標的は何機いるか不明だが、撤退戦になる。俺達が撤退するまで自立型兵器の相手をして貰おう。」

断る理由は無い、どのみち戦わなければ俺も助からない。

機体を固定していたロックが外れて前の扉がゆっくりと開き始めた。

しかし、少し開いただけで止まってしまった。

「扉が開かないぞ!」「何が起きているんだ!」

「停電です!第3世代型を起動するのに電力を回したから…」「クソッ!こんな時に…」

停電か、さっさと出て戦わないと、こいつらと無理心中はごめんだね。

左手を扉の隙間に差し込む。

マニピュレーターの強力なパワーによって、重厚な扉がギシギシと音を立てながらへこみ、開いた。


外に出ると崩れかけた巨大な建造物が幾つもあった。

少し進むとビルとビルの間を縫う様に飛行する機影を捕捉できた。

おそらくアレが自立型兵器だろう。

自立型兵器はこちらに気付いたのか目の様なカメラをこちらに向けた。


コックピットの上のスイッチを順番に入れ、戦闘モードへと切り替える。

『…SNCリンク強化…ブースター稼働確認…右手武器アサルトライフル、左手武器プラズマソード、特殊機構ミサイルランチャー、戦闘準備完了、戦闘モードに移行します。』

戦闘モードに移行した瞬間、俺はこの機械仕掛けの巨人と一体となった。

背部に着いているブースターを作動させ、一気に自立型兵器との距離を詰める。

自立型兵器はレーザーを打ち出すが機動力で躱し、目前に迫った瞬間にプラズマソードを振る。

自立型兵器を両断し、爆炎の中を突っ切った。

進んだ先に2機の自立型兵器、俺にはまだ気づいていない様だ。

機体を上へと飛び上がらせマシンガンを下に向かって連射する。

片方を蜂の巣にし、踏みつけにする。

瞬間、もう1機がレーザーを撃とうとするが、遅い。

プラズマソードが青い光を吹き、2機目も破壊した。

アラートが鳴った直後、強烈な衝撃が背に走る。

急いでブーストを噴かし、機体を立て直す。

さっきの自立型兵器とはまた違った敵が出て来た。

『スキャン完了…自立型兵器の親機、型番はT-5RS、広範囲殲滅型…左手のドリルに注意して下さい』

通信の直後、敵は俺に向かって右手に持つバズーカを発射する。

即座に空中へ舞い、避けようとするが奴の狙いは俺では無く地面だった。

バズーカ弾が着弾し、爆発に巻き込まれる。

爆炎が晴れた瞬間、敵は急接近し左手のドリルを突き出して来た。

ドリルは的確にコックピットを狙っていたが、左腕を間に挟み防ぐ。

左腕をドリルにより破壊された瞬間SNCを通じて強烈な痛みが体を襲う。

機体の損傷を伝える警報が鳴る中、痛みに耐えながら背後へ跳んだ。

そして、特殊機構のミサイルを発射する。

しかし致命的な一撃とはならなかった。

敵のバズーカが直撃し、地面に機体が倒れる。

このままじゃやられると思った時、空中から無数の槍が飛来した。

槍は全て敵に命中し、機体を串刺しにする。

『遅れてすまなかった…アストラ軍少佐デューク、アクセル、加勢する』

『デューク少佐!アストラ軍最強のギガントだ!』『俺達助かるのか!』『やったあ』

どうやら増援が来てくれたらしい…希望が見えたのだろう、彼等の喜びが通信機から伝わって来る。

増援に来たのは青色のMGだった。

右手にレールガン、左手にはニードルキャノン、流線的なフォルムをした機体だ。

『そこのギガント、お前は敵か?それとも味方か?』

通信機越しにデュークが呼び掛けるが第3世代型の俺には喉に声帯が付いてないから話せない。

『なんとか言ったらどうなんだ?』

『すいません!デューク少佐、彼は味方です!我々が起動した第3世代型ギガントです!』

『成程…第3世代型か、通りで声が聞こえないわけだ…すまなかったな、破損している様だが少し協力してくれないか?この数を相手には流石に骨が折れる。』

俺は機体の後ろから近づいて来た自立型兵器をマシンガンで撃ち抜き破壊する。

『OKって事だな…じゃ行こうか。』

デュークがブースターを噴かし圧倒的な速度で自立型兵器が襲来した方向へ突っ込んで行った。

デュークの機体は空へ舞い上がるとレールガンをチャージし連射した。

一つ二つと、一撃も外さずに仕留めて行く。

『君には撃ち漏らしの方を任せた。』


そこからは蹂躙だった。

自立型兵器の殆どがデュークによって破壊されたのだった。

『さて、終わりだな…君も首都の方のMG用格納庫に来い、その機体は修理した方が良さそうだ。』

『あの、デューク少佐…私達はどうすれば…』

『君達は少し待っていてくれ、首都から救援ヘリが来る手筈になっている。』

『ああ…良かった…』

『外にいると寒いだろうし、見張りは俺達がやろう、基地内に全員入ってくれ。』

『ありがとうございます!』

指示を出された彼等はいそいそと基地の中に入って行った。


『よし、全員入ったな……悪いな、君達が居ると不都合なんだ、消えて貰おう。』

直後デュークはレールガンを撃ち、基地を一撃で破壊した。

『彼等は、自立型兵器を相手に最後まで勇敢に戦った…しかし、健闘虚しく俺が来た頃には既に壊滅していた……軍上層部の意向とはいえ、友軍を撃つのは流石に心が痛むな。』

『君もこの事は他言無用で頼むよ…まあ、喋れないだろうけど…』

その後MG回収用ヘリが来て俺とデュークはアストラ軍の格納庫へ向かったのだった。

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