表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

季節は移ろい何時しか猛暑も終わりを告げてやがて涼しい秋が来るだろう。それまでは耐えるしかないんだよね。

作者: 舜風人

いまは暑い暑いと

連日の猛暑に音を上げていますが


みなさん

この猛暑が永遠に続くはずもないですよね。

そうですこの猛暑もやがて収まり秋となり

寒い寒い冬となるのです

季節は立ち止まることもなく

移ろってゆくのです

そしてあなたも私も

時が過ぎてゆくのです

気が付けば自分が老人になっていたなんて

ついさっきまであんなに若くって元気だったのに


あれ?

ふと気が付けばもう立派な老人の自分がそこにいる

70才もとっくに超えて

足腰が弱って

持病を抱えた自分がいる

まいにちくすりを呑んで

猛暑のさなか


自宅待機しかできない自分がいる

猛暑で出かけるなんて危険ですものね。

家にいるしかなんですよ

ボケーっとテレビ見て過ごすしかないんですよ

これといって趣味もないしね

特技もないしね

ごく平凡な老人ですよ。

何もすることがないんですよ


まあ自宅で何もせずに過ごすというのが老人の平均値?でしょうけどね

多くの老人にとって老後とは

余り物です

残された余分なものなんですよ

だからこれといってすることもないし

体力気力的にも

出来ないからです

だから家でクーラーつけているしかない


これが猛暑の老人生活の現実なのです

しごと?

ボランティア

趣味

交友

サークル

持病があって足腰が不自由で

そんなものこの猛暑ではで来ませんよね。

だから家でいるしかない

それが毎日の繰り返しですよ

だからいい加減憂鬱にもなりますが

心も劣化しますが

どうしようもありませんよね?

散歩

ジョギング

外出

運動

それってこの猛暑では危険ですよね。

だから

結局家でいるしかないんですよ

テレビ

読書

パソコン

インターネット

ブログ

交流サイトでも見てね

そうして自宅で

毎日過ごす。

酒が好きなら酒でも飲んで

煙草が好きなら煙草でもふかして


毎日猛暑が収まるまでは家でいるしかないんですよ


余分に生きすぎた?老人にとって

足腰が不自由で持病もある老人にとって

他に何ができますか?

できることってないでしょ?

ああ早く涼しい秋が来ないかなあ

9月になればきっと猛暑も去り

秋が来るだろう


そうしたら

散歩もできるよね

外出もできるよね。

サークルに参加もできるよね?

交友もできるよね


ああ早く秋が来ないかなあ


それだけを心待ちにして

今日も猛暑の夏を

自宅で過ごすしかない

持病持ちの73才の老人なのです


季節は移ろい

長すぎた猛暑の夏も終わるだろう

やがて来る実りの秋に

平凡な老人は何をするだろうか?


何ができるだろうか?

まあこれといったこともできないけれど

命ある限りその命をいきるしかない

それが神様の思し召しだからね


この老残の命を生ききるしかないんだよね。

自分で余命をどうすることもできないし

ある日

神様が「もういいよ」っていうまでは

この命を紡いでゆくしかないんだよね?

ね?

神様

そうだよね?


だから

今日もまた

猛暑日で

熱中症警戒アアラートが出ていて

だから

朝からビールでも飲んで

煙草でもふかして

ボケーーと

自宅待機してるしかないんだよね


無趣味

無道楽の平凡な

庶民の老人にとって

他にどうしようもないんだからね


ね?

神様

そうでしょ?


ね?

神様?





































































評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ