いざ、戦場予定地へ
約束した、平野部での訓練の日、念のため、武装し、琴葉達は戦場予定地へと赴く。
朝美は機動性を活かした簡易な革鎧で、特徴としては腕のアームガードだろう。
剣戟などを腕で受けるのと、拳での打撃を増加させることを目的としたものである。
これに朝美の特注である突起がついており、一つの道具を収納できるようになっている。
琴葉はぎんの胸当てをつけ、比較的軽装である。
ただ、薙刀で接近戦となるか、弓手として遠距離戦になるかで換装するつもりではあるが、原則として弓矢を想定しているようだ。
相手の弓矢の射程外から射るのが基本スタイルなので、軽装が多い。
対してのぞみは、甲冑でがちがちに身を固めている。
身長が百五十くらいしかないので、かなり重いと思われるが、完全に防御重視であろう。
実際に戦闘をするつもりはなく、指揮しか執らないので、こんなものだろう。
アス老人も軽装である。
胸当てをし、腰には剣を穿いているが、使うことはないだろう。
テラガルドは分厚い革手袋をし、大斧を携え、完全重装備である。
先日市場で探し当てた大きな盾を持ち、琴葉用の矢筒と、朝美用の槍十本を担いでいる。
まともに戦ったら、フラハーにも勝てるものはいないのではないかとさえ思う外見である。
かくして、訓練ではあるが、戦闘準備を整え、戦場予定場所まで歩いて行くのであった。
数時間ではあるが、武装した移動は負担になるため、ほどよいウォーミングアップになっている。
のぞみは既に疲労困憊だったが・・・・・・。




