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人工知能のいる席で  作者: 奈末十九郎
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“ソレ”の初仕事

早速“ソレ”に仕事をしてもらうことにした。が、何をさせれば良いのか見当もつかない。

電話、「社長、この人工知能に何をさせるんですか?」

「会社のコンサルタント代わりになるらしいから社内の情報全部与えてみて。あと今からしばらく電話出られないからよろしく。」

・・・全部?機密文書も全部いいのか?

まぁ全部って言ってるんだしいいのか。


というわけで早速社内の機密文書、決算書類や経理情報、を保存してあるネットワークと繋いでみる。


“ソレ”が喋りだす。

「ローカルネットワーク上にストレージを確認しました。このストレージ内のデータは『経理』『人事』でよろしいですか?」

「それでいいよ。」

内容見て何の書類か判別までできるとは、恐れ入った。

「データ識別というか、学習?終わった?」

「“Holmes”に接続、認識された時点からデータベースとして使用する設定になっております。」

「あー、そういう設定になってるのね。」間違って接続しないように気をつけ「誤接続防止に接続後に指示がなければデータベースとして使用しない設定も可能です。」

心、読まれたかな?

「いや、繋いだのは全部データベースとして使っていいよ。」

「それでは現在の設定を維持します。」

「よろしく。」


コンサルタント代わりとか社長言ってたし、効率あげる良い方法ないか、とでも聞いてみようかなーと考えつつ、いつもの仕事に戻るとした。

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