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異世界に住む姫はどんな旅を?  作者: 葉月 いつか
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ケモノミミの町・リルーレア 二日目

翌日になりました。

ケモノミミと尻尾を付けて、町へお出掛けしました。

私は猫耳をつけ、フワリはうさ耳、スフィアは狼さんです。


『スフィア!凄く似合っているよ!』

『そうなの、可愛いの!』

『嬉しくないよー・・・』


スフィアは恥ずかしながらも、狼の耳と尻尾を付けてくれた。

町を徘徊していると時々視線を感じて、通行人に言われます。


『あの子の猫耳、 よく出来ているわねー』

『狼の耳と兎の耳も立派なもんだ』


と褒められたりします、嬉しい限りです。


『こんな所に変わったお店があるの!』


フワリが何かを発見して、飛んで行きました。


『あっ待って、フワリ!』


フワリが入っていったお店の看板を見てみると、

ケモノミミショップと書かれていました。


『ケモノミミショップ・・・?大体は分かるけど、変わった名前だね』

『取り敢えず入りましょうか』


入ってみるとあまり大きなお店ではありませんが、

数人の女性がいて、とても賑わっていました。


店内には色んな種類のケモノミミや尻尾のアクセサリーが置いてあり、

試着をして楽しんでいる人がいます。

この町ではやはり、ケモノミミが人気あるんですね。


店内を見渡すとフワリが誰かとお話をしていました。


『その兎の耳手作りなんだー、可愛い!』

『うん!あっ、でも私が作ったんじゃないの、リリーが作った物なの!』

『完成度が高くて凄いわ、どんな方なの?』

『あの猫耳をしている人がリリーなの!』


フワリが私に指差して女性が振り向くと、私に駆け寄って来ました。


『あなたが、リリーさん?ケモノミミ作るの上手ね、

こんな完成度が高いケモノミミはそうそうないよ!』


尊敬の眼差しで見つめられました。


『えと、ありがとうございます』

『あ、名前も名乗らずごめんなさいね、

私はこのお店を経営している店主のメイって言うの、よろしくね!』

『あ、はい、よろしく』


メイさんの勢いが凄いので少しだけ、たじたじになってしまった。


それには他にも理由があります、

私が趣味で作った物がこんなにも褒められることに、驚いているのです。


『どうかしら?

あなたが良ければ一緒にケモノミミを作って、お店を経営しないかしら?』


いきなりのスカウトですね、勢いが凄い女性です。


『嬉しいのですが、私は旅人なのでそれは出来ません』

『あら、旅人さんなんだ、じゃあ無理時は出来ないね。

突然ごめんなさいね、余りにも凄く良く出来ていたから・・・』


メイさんは、ちょっとだけ落ちんでしまいました。


『私こそすいません、期待をさせてしまって』

『いえ、リリーさんは悪くないわ、私がちょっと強引だったのよ・・・。

あの、良かったら店内をゆっくりと見て下さいね!』

『はい、ありがとうございます。ゆっくり見ますね』


メイさんは、カウンターの所に戻って行きました。


『なんだか悪い事しちゃったなー』

『リリーの所為ではないよ。それにしても、スカウトされるなんて凄いね』

『私も凄いと思うのー!』


『ありがとう2人とも!!さてと、じゃあ店内をゆっくり見ようかな』


私達は色んなケモノミミを試着をして楽しみました。

スフィアに兎の耳を付けたら、似合わなくて笑ってしまった。

やっぱりスフィアはカッコいいから、こういうのは合わないのかしら?


そろそろお腹が空いたので、次は飲食店に行く事にしました。

メイさんが親切に美味しいお店の場所を教えてくれた。

迷惑を掛けたからせめての罪滅ぼしとの事です、

そんなに気にしていませんのに。


場所はこの道を真っ直ぐ歩いて、

緑色の屋根が建ってある隣のお店がお勧めの飲食店みたいです。

ちなみに、緑色の屋根のお店は衣類屋と言ってました。

そういえば、飲食店でも耳と尻尾を付けて入店してもいいのかしら?


スフィアが耳と尻尾があると、

落ち着かないから食べる時くらいは外したいと言ったので、外しました。


昼ごはんを済ました後は、再びを耳と尻尾を付けて町を徘徊すると、

昨日出逢った女の子に会いました。

そう、フェンリルのエリルちゃんです。


エリルちゃんは私達を見て驚いていました。


『あれ、耳と尻尾が生えている!昨日なかったのに!』

『昨日の夜作ったんだ!どうかな、似合うかしら?』


凄く似合ってると言ってくれました。

その後に、私ほどではないけどねーと足していました、

まぁ、本物には敵わないですよね。


『じゃあ、急いでるから、またね!』


エリルちゃんは耳と尻尾を揺らしながら走って行きました。

本当に可愛いですね。


この町に暫く滞在したい気持ちもありますが、

明日には次の町を目指す為に再び旅をしますので、

ゆっくりするのは今日で最後になりますね。


次の町はどんな所かな?とても楽しみです。

あと、旅をする時にはケモノミミを外さないと行けないですね。

とても残念です。

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