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異世界に住む姫はどんな旅を?  作者: 葉月 いつか
1/36

プロローグ

1話目をプロローグに変更しました。

私は一ヶ月前までは令嬢でしたが今はただの旅人になりました。

え、なんで旅をしているのかと?話せば長くなりますよ?

ではお話しますね。


私の住んでいるゼリアという町の住人は身分が高く、

貴公子や姫の格好をして生活をしている人が沢山います。

その町の住人は欲しい物はなんでも手に入り、

何不自由なく生活をしていましたが、

私はそんな刺激のない退屈な生活が好きではありませんでした。


まぁ、こう言うのをわがままと言うかもしれませんがそうでした。

そんな私が唯一好きなのが絵本や小説を読む事でした。

特に好きなのは旅小説を読むことです。


知らない世界へ連れて行ってくれて色んな人と出会い、別れ、

楽しいこと、悲しいこと、大変なこともありますが全てに魅了され、

旅をしたいと思って親に相談しました。


なんとか許可を得る事ができ、今はこうして旅をしています。


『ふー、少し休憩をしようかな』


草原を歩いている途中に綺麗な川がありましたので、

靴を脱いで川に足を入れてみました。


『きゃ!冷たい!』


けど、涼しくて気持ちがいいですね。


私はいい事を閃き、

平べったい石の上に置いているバッグから水筒とパンを取り出し、

小石に座って足を川に入れながらのんびりする事にしました。


『ふふっ、やっぱり気持ちが良いわね』


町は見えていますが、

急がない旅だからパンを食べ終えるまでここで涼しみましょう。


パンをゆっくり食べていると、

私が座っている隣の小石の上で白い鳥が飛んできて留まり、

こちらをじっと見つめていました。


『もしかして、これが欲しいの?』


試しにパンをちぎってあげてみると、

くちばしでパンを咥えて凄い勢いで食べていました。


『お腹が空いていたのね、もっと食べて良いわよ』


私は先程よりも大きめにパンちぎってあげました。


『じゃあ、私はそろそろ行くね。鳥さんもゆっくり休憩しなさいよ』

『クルックー』


白い鳥さんは鳴き声を出したので、お礼を言われたような気がしました。

それから歩いて数十分後、ようやく町に辿り着きました。

さて、この町はどんな所なんでしょう?とても楽しみです!

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