嵐の夜-4-
{嵐の夜4}
ぽわっ!
ぷくぷくぷく…ぽわっ!
…タオルで空気を覆って…。
お湯の中でぽわっ!ってする遊び。
何が楽しいのかは分からないけど、一人で入る時には、必ずやる遊び。
…。
良い人だなー。
なんだか、目の色とかが違う気がする…。
私を見た時から、酷い目で見て無い。
…あの、繁華街で会った人達とは違った…。
…真っ白い。
…お家のお風呂は、暗くてカビだらけ…なのに…。
…いいなぁ…ここ…。
素敵。
…なんだか、幸せな気がする。
とっても暖かい…。
…あれ!?
い、今、何時だろう…!?
…どうしよう…ご、五分以上も入っちゃった。
いっつも、五分以上入ると怒られちゃう…!
早く出ないと!
あ、でも…。
シャンプー…してない…。
最後にシャンプーしたのは…。
…一ヶ月前?
…。
ダメかな…?良いのかな…?
怒られたり…しないかな…?
…。
分からない…。
ガチャン!
少女「…!」
男「おーい、あったまってるかー?」
少女「は、はい!」
男「良かったー」
男「あ、浴室までは入らないから安心してなー」
少女「はい…」
男「そう。一応、適当に服を用意したから」
男「さっきまで着てた奴、洗濯機に入れるよー?」
少女「あ、ありがとうございます!」
男「…!」
男「…」
少女「あ、あの…?」
男「あー…うん、なんでもない」
男「シャンプーとリンス。分かる?」
少女「わ…分からないです」
男「赤いのがシャンプーだから」
男「うん、ゆっくり入りなー」
少女「え…?」
男「え?」
少女「つ、使っても良いんですか?」
男「え…いや、まあ…ご、ご自由に」
少女「~~~!」
少女「あ、ありがとうございます!!」
男「…うん…ごゆっくり」
少女「わぁ…!」
パタン!
…やっぱり。
やっぱり、良い人だ!
{嵐の夜4}
はぁ…。
とりあえず、着替えを用意しなくちゃ。
あとは洗濯機の準備と…。
うん。そんなもんか。
よし。
ガチャン!
少女「…!」
男「おーい、あったまってるかー?」
少女「は、はい!」
男「良かったー」
男「あ、浴室までは入らないから安心してなー」
少女「はい…」
男「そう。一応、適当に服を用意したから、さっきまで着てた奴は洗濯機に入れるよー?」
少女「あ、ありがとうございます!」
男「…!」
男(こ、これは!!!)
落ちていたのは、脱ぎたてほやほやのパンツ!!
これが…!これが!!都市伝説とも言われる!幼女パンツ!!
か…被りた…!待て待て待て待て!!
ダメだろ。常識的に考えて!
もしも見られてみろ!社会的に死ぬ!
…つーか普通に警察呼んだとして、死ぬのは俺だ!
男「…」
少女「あ、あの…?」
男(…!)
男
男「あー…うん、なんでもない」
男「シャンプーとリンス。分かる?」
少女「わ…分からないです」
男「赤いのがシャンプーだから」
男「うん、ゆっくり入りなー」
少女「え…?」
男「え?」
少女「つ、使っても良いんですか?」
男「え…いや、まあ…」
男「ご、ご自由に」
少女「~~~!」
少女「あ、ありがとうございます!!」
男「…うん」
男「ごゆっくり」
少女「わぁ…!」
パタン!
…
何やってんだろ、俺。
はぁ…。
あ!弁当!!
…もう冷めてるだろうなぁ…。
まぁ…それよりも肝心な事がある。
きっと彼女には見られていないだろうけど…。
ロリ物のエロ本を隠さなければ!!!
何がやばいって、色々やばい!!
クジラックスだろ?岡田コウだろ?ねんどだろ?
…見られたら、本当に死ぬ。
特にクジラックスはヤバイ。
このシチュエーションに似た奴が、いくつあっただろうか!?
はやく!早く隠せ!