表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
家出少女の帰る場所  作者: Dream Meter.inc「優」
4/16

嵐の夜-4-




{嵐の夜4}



ぽわっ!

ぷくぷくぷく…ぽわっ!


…タオルで空気を覆って…。

お湯の中でぽわっ!ってする遊び。

何が楽しいのかは分からないけど、一人で入る時には、必ずやる遊び。


…。

良い人だなー。

なんだか、目の色とかが違う気がする…。

私を見た時から、酷い目で見て無い。

…あの、繁華街で会った人達とは違った…。


…真っ白い。

…お家のお風呂は、暗くてカビだらけ…なのに…。

…いいなぁ…ここ…。

素敵。

…なんだか、幸せな気がする。

とっても暖かい…。


…あれ!?

い、今、何時だろう…!?

…どうしよう…ご、五分以上も入っちゃった。

いっつも、五分以上入ると怒られちゃう…!

早く出ないと!

あ、でも…。

シャンプー…してない…。

最後にシャンプーしたのは…。

…一ヶ月前?

…。

ダメかな…?良いのかな…?

怒られたり…しないかな…?

…。

分からない…。



ガチャン!


少女「…!」


男「おーい、あったまってるかー?」


少女「は、はい!」


男「良かったー」


男「あ、浴室までは入らないから安心してなー」


少女「はい…」


男「そう。一応、適当に服を用意したから」


男「さっきまで着てた奴、洗濯機に入れるよー?」


少女「あ、ありがとうございます!」


男「…!」


男「…」


少女「あ、あの…?」


男「あー…うん、なんでもない」


男「シャンプーとリンス。分かる?」


少女「わ…分からないです」


男「赤いのがシャンプーだから」


男「うん、ゆっくり入りなー」


少女「え…?」


男「え?」


少女「つ、使っても良いんですか?」


男「え…いや、まあ…ご、ご自由に」


少女「~~~!」


少女「あ、ありがとうございます!!」


男「…うん…ごゆっくり」


少女「わぁ…!」


パタン!


…やっぱり。

やっぱり、良い人だ!




{嵐の夜4}



はぁ…。

とりあえず、着替えを用意しなくちゃ。

あとは洗濯機の準備と…。

うん。そんなもんか。

よし。


ガチャン!


少女「…!」


男「おーい、あったまってるかー?」


少女「は、はい!」


男「良かったー」


男「あ、浴室までは入らないから安心してなー」


少女「はい…」


男「そう。一応、適当に服を用意したから、さっきまで着てた奴は洗濯機に入れるよー?」


少女「あ、ありがとうございます!」


男「…!」


男(こ、これは!!!)


落ちていたのは、脱ぎたてほやほやのパンツ!!

これが…!これが!!都市伝説とも言われる!幼女パンツ!!

か…被りた…!待て待て待て待て!!

ダメだろ。常識的に考えて!

もしも見られてみろ!社会的に死ぬ!

…つーか普通に警察呼んだとして、死ぬのは俺だ!


男「…」


少女「あ、あの…?」


男(…!)


あぶねー…あぶねぇ


男「あー…うん、なんでもない」


男「シャンプーとリンス。分かる?」


少女「わ…分からないです」


男「赤いのがシャンプーだから」


男「うん、ゆっくり入りなー」


少女「え…?」


男「え?」


少女「つ、使っても良いんですか?」


男「え…いや、まあ…」


男「ご、ご自由に」


少女「~~~!」


少女「あ、ありがとうございます!!」


男「…うん」


男「ごゆっくり」


少女「わぁ…!」


パタン!


何やってんだろ、俺。

はぁ…。

あ!弁当!!

…もう冷めてるだろうなぁ…。


まぁ…それよりも肝心な事がある。

きっと彼女には見られていないだろうけど…。

ロリ物のエロ本を隠さなければ!!!

何がやばいって、色々やばい!!

クジラックスだろ?岡田コウだろ?ねんどだろ?

…見られたら、本当に死ぬ。

特にクジラックスはヤバイ。

このシチュエーションに似た奴が、いくつあっただろうか!?

はやく!早く隠せ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ