雛にっき!{小6-夏の海}
{雛にっき!}
~前雑談開始~
雛「ねえ、確か小説になってないのって、小6~高3までだよね?」
優「そうだなー…。あ!小6って言えば!」
雛「あ!海行ったね!海!」
優「海の後、温泉だったなぁー!」
雛「…また行きたい」
優「じゃあ夏行こうか」
雛「うん!行く!」
優「じゃあ予約入れとくねー」
雛「…あれ?ところで海のお話書くの?」
優「書くよー」
雛「でも、溺れたりとかのイベントは無かったよねー…」
優「温泉が予想外に混浴だったろ」
雛「あー!そうだったね!」
優「懐かしいなー…」
雛「優君、酔って夜に押し倒したよね?雛の事」
優「…あ゛!!」
雛「思い出した?」
優「…やっぱり書くのやめようか!」
雛「まずは海の話ー♪」
優(…書くの怖い)
~前雑談終了~
{小6-夏の海編}
夏。
セミがうっせぇ!!
都会。
アスファルトあっつぇ!!
海。
行きたい。
ある蒸し暑い日の夜、雛とTVを見ていた。
優「…」
雛「あ゛~づ~い゛~…!」
優「暑いー…」
雛「アイス解けるぅ…」
優「…本当にあっつぃ…」
…ちなみに、二人で暑い暑い言いながら、雛は俺の膝の上に座ってる。
そして、やめて!!って言ってるのに暑い!と、雛は裸ワンピース…。
ねえ、襲っていい?この子。誘ってるよね!絶対!
でも耐える。
優「…TVも微妙や…」
雛「ポケモン終わっちゃった…」
優「…他に無いかね?」
ピッ
TV「南風が…」
ピッ
TV「関東全域で…」
ピッ
TV「暑い夏と言えば!!」
優「おっ…!」
雛「海ー?」
優「え!?あっ…うん」
違うよ?別にレポーターのきわどい水着に惹かれた訳じゃないよ?
インタビュー受けてる女の子の水着がスク水だから…じゃないよ。多分。
雛「…」
優「…こんなに人居るのに、よく行くなぁ…皆」
雛「…海」
優「ん?」
雛「海に行きたい!!」
優「海?」
雛「はい!」
目を爛々と輝かせながら、雛は俺の瞳をじっと見つめてくる。
海か…。
優「…めっちゃ混んでるよ?」
雛「行きたい!」
優「…泳げる?」
雛「泳げる!」
優「…海か」
雛「雛、海に行った事ないので、海行きたいです!」
優「あー…そっかそっか…」
雛を拾って一年。
そして、本当に雛が愛されるようになって一年。
それより前に行ったことがないと言うのは、少し悲しい意味を含んでいる。
そして、それを放っておけなかったから、俺が拾ったんだ。
優「海、行こうか」
雛「ほんと!?」
優「行こうか!」
雛「え!?いつ!?明日!?」
優「…明日何曜日?」
雛「日曜日!」
優「よし!休みだ!明日行こう!!!」
優「つか、俺も連休だ!!」
雛「やったーーーーーー!!!」
この満面の笑み…。
めっちゃ可愛い。
…ちなみに、俺に連休などある訳なかった為、海に到着した後、会社に申請した。
この歳になると筋肉痛が怖いんですよ。
…ただ、このタイミングで一つ欠如していた事を思い出す。
優「あ…水着どうする?」
雛「あっ…!」
優「…しまむらの時間終わってるわ…」
雛「あっ!じゃあ現地で買いましょう!」
優「ああ、お土産屋…ってか、その辺ならスーパーでも売ってんだろ!」
雛「じゃあ大丈夫ですね!」
ふんす!っと、自信満々に喜ぶ雛。
…現地って高いんだよなぁ…。
優「…よし。じゃあどこの海行く?」
雛「沢山あるの!?」
優「あるよー。東京だったり千葉だったり…あと湘南と、ギリギリ熱海までは行ける」
雛「熱海ーーーーーーー!!!」
優「!?」
雛「熱海行きたい!」
優「知ってるの?熱海」
雛「友達が「熱海行ったー!」って言ってたの!!」
優「なるほどね…。じゃあ、熱海行こうか」
雛「やったー!」
優「…なら車かな…」
俺は立ち上がり、PCへと向かう。
…そして、USBにとあるメモ帳をぶっこむのだった…。
優「電車だとめんどいんだよなぁ…」
雛「車ー?」
優「車ー」
雛「持ってたの!?」
優「いや、三階の人の借りる」
説明しておこう。
このオフィスビルの三階には、俺の友達が住んでる。
本来は次の借り手が見つかるまで…的な感じで間借りしていたのだが、すっかり広告出すのも面倒になって、完全に借り切っているのだ!
んで、リア充車持ちなので、一言かければ大体借りられるんですよ。
ちなみに、雛の存在、そして雛がどういう経緯でここに居るのか…を知ってるのは、この友人だけだ。
優「じゃあ交渉してくるわ」
雛「いってらっしゃい!」
優「あ、雛。今日は早く寝な?」
雛「あれ…?まだ8時だよ?」
優「明日は朝5時に出発準備。朝6時には出るぞ」
雛「早い!」
優「前に熱海行ったけど、最短3~4時間掛かるし、トイレとか寄ったら5時間掛かる」
雛「わっ!わっ!早く寝ないと!」
優「お風呂、勝手に沸かしちゃって良いからな~」
雛「はーい!」
ギィ…
パタン
優「邪魔するぜー」
友「邪魔するなら帰ってー」
…紹介しよう。
俺の友達であり、親が不動産屋と言う、人生イージーモードの友君だ。
なお、一連の家出少女シリーズに登場出来るのは、きっとコイツだけだろう。
友「雛ちゃん元気?」
優「めっちゃ元気。あ、明日車貸してー」
友「なんで?」
優「海行ってくる」
友「待てコラ。あ?雛ちゃんどうすんだよ?俺が養うぞ?」
コイツは重度のロリコンだ。
ただし、YESロリータNOタッチを肝に据えた紳士。
優「馬鹿言え、俺が養うわ。雛と一緒に海だ!!」
友「俺も行くぜ!!」
優「お断りだ!!!」
友「おーおーおー!誰の車で行こうとしてんだ?コラ?」
優「え?お前の」
友「清々しいな…。え?なんで俺駄目なの?つか、海に何しに行くの?ポラ持ってってくれ?」
優「お前がロリコンだからだ。遊びに行くんだよ。ポラとか犯罪の香りしかしねーよ。じゃ、鍵借りてくなー」
友「…なあなあ!マジで行っちゃ駄目ぽん!?」
優「駄目ポン!」
友「おいおいおい!もうそろそろ雛ちゃんに会わせてくれても良いだろ!?」
優「駄目!!」
友「なんでぇ!?」
優「…雛と会って頭撫でるだろ?」
友「するさ」
優「…雛にちょくちょく会うようになるだろ?」
友「なるさ」
優「…いつの間にか入り浸って、あわよくば雛に目隠しした上で「こ…これ、なんだと思う…?舐めて当ててごらん…デュフフ…」とかやるだろ!?」
友「然り」
優「然りじゃねえよ!!だから会わせたくないんだよ!!」
友「い、至って健全に遊ぶだけでござる!!」
優「ボロンした時点で健全じゃねえよ!!」
友「クッソ…!ロリコンの癖に手を出さないとか犯罪だろ…」
優「お前もな!!鍵借りてくぞ!!」
友「まあまあ、ほら、一杯飲んでけよ」
優「車使えなくしようとすんな!クソハンドルキーパーが!」
友「じゃあ、ほら。いつもの置いてけ」
優「…」
友「早く!ハリーハリーハリー!!」
優「…ほらよ」
…。
渡したのはUSB。
中には一つのメモ帳。
その中身は…。
超適当な120とか数字の書かれてる、言わば紙切れと言うか、紙くずだ。
分かってる。俺も相当変な事してるの分かってる。
ただ、コイツが金以外にねだる物は、マジでコレしかないんだ…。
友「うほー!来た!キタ!雛タソの身長と体重とスリーサイズ!!」
…こいつはその適当な数字を、雛のソレと思い込んでるのだった。
馬鹿め!!俺が雛の個人情報を漏らすか!!
優「これで良いか?」
友「ああ!良いね!最高だよ!!妄想が膨らんできた!!」
優「じゃ、俺も朝早いから…」
友「あ、一つだけ」
優「ん?」
友「この間渡してもらったこれ、その前ん時より縮んでたりしてたから、適当なの打ち込む時ミスるなよー」
優「!!」
友「本当の意味で萎えちゃうからな~?」
バレテーラ。
馬鹿は俺だった。
友「じゃねー。ガソリンだけ自分でオナシャス!」
優「お、おう…」
バタン!
…あいつ、勘いいな畜生…。
なお、後程分かった事だが、別にそんなの渡さなくても貸してくれるらしい。
理由は「同じロリコンの親友だろ…?」とのこと…。
…一応「然り」と答えておいた。
そして、この時点でそんな事になるなんて分からなかったが…。
数年後、雛の友達とコイツは恋人になるのだった。
…。
…。
…。
最近の車は、ビビる程に音が静かだ。
中に居て、エンジンの音が聞こえない。
その快適さからか、助手席でスヤスヤ眠る雛ちゃん。
…襲っていいですか?
さて、今俺が居るのは小田原付近。もう一時間もせずに熱海には着くだろう。
雛「…もうたべらりぇにゃいよぉ…♪」
優「…もう食えないとか…基本的な寝言だな…。」
雛「えへへ…♪おにーしゃん…♪」
優「…」
優「下のお口が空いてんだろ?」
…何言ってんだろ俺。
ロリコンに感化され過ぎたか…。
雛「…お口?」
優「うっわ起きた!!おはよう!!」
雛「おはよー…」
優「もう海見えるぞー」
雛「え?ホント!?」
優「…あっ、もう見えてるって意味ね」
雛「こっち…!?」
雛「…わあぁ…!」
湘南バイパス→西湖バイパスを通ってる為、左側は思いっきり海!!!
窓を開けたら…きっと海の香りがするだろう。
今、昼の10時。
ギラギラな日差しが、波間に反射している…。
…運転しにくい!
優「海どうだー?綺麗かー?」
雛「綺麗!ね!泳ご!」
優「もうちょい進んだらな~」
雛「まだ熱海じゃない…?」
優「もーちょい♪」
雛「えへへ~♪」
ご機嫌だ。
雛「ところでさっきの「下のお口」ってなにー?」
優「舌とお口ですよ。勘違いですよ。ドリフならハンドル抜けましたよ今の」
…ちょっと不安。
…。
…。
…。
そして…。
そしてそしてそしてそして…!!
優・雛「海だーーーーーー!!!」
※テンション上がり過ぎた言葉のドッヂボールをお楽しみ下さい。
優「雛!海だぞ!海!」
雛「お兄ちゃん!多分それ私のセリフだよ!!」
雛「海だーーーーー!!!」
雛は、黄色でフリルの着いた可愛いビキニチックな水着を着ている。
うむ。マンダム。
そして海に向かって全力疾走しようとする雛だが…!
優「雛!浮輪!浮輪!」
雛「使う!使います使います!」
優「かぶせるよー♪」
かぽっ
雛「浮輪…!すごい!邪魔!」
優「だろうね!」
雛「早く!早く入ろう!」
優「準備体操しよう!」
雛「早く入りたいー!!」
優「じゃあ入っちゃおう!!泳ごうぜー!!!」
雛「やったー!!」
※皆さまはちゃんと準備運動してから入りましょう。
ザッザッザッザ…!
ザザザ!!
優「雛?」
雛「…」
つま先ちょんっ
雛「…!」
優「海だよ?」
雛「ぉぉぉ…!海だ…!」
ちょんっ
雛「…!」
優「海だよ?」
雛「おー!本当に海だー!」
優「でしょ?」
雛「あ!お兄ちゃん!ちょっと後ろに立って!」
優「?」
雛「良い!?準備良い!?」
優「良いよ?」
雛「…お、押すなよー!?」
優「wwwwww」
雛「押すなよー!絶対に押すなよー!」
優「幼い」
雛「押してー!ぼちゃん!!って入りたいー!早くー!」
優「…」
雛「雛、焦らされてる!すっごい焦らされてる!!」
雛「海入りたいのに入れない!」
優「よっし!!」
がしっ!!
雛「ひゃあ!?」
…。俺は雛を、まるでサーフボードのように脇に抱えた。
見た目誘拐犯!
優「入るぞー!」
雛「ひゃーーーー!!やばい!それはヤバいです!駄目です!」
ばちゃっ!ばちゃっ!ばちゃっ!
雛「しぶき冷たい!」
優「冷てーーー!」
雛「あ!もうちょっと!もうちょっとで届く!!」
優「よし…」
優「落とすぞーーー!!」
雛「駄目ーーーーー!?!?」
優「ぼちゃん!!ってなるぞー!!」
雛「やだ!それはやだ!怖い!怖い怖い!落とさないで!!」
優「…じゃあゆっくり降ろす」
雛「えー…」
優「えー!?」
雛「い、今の部分まで振りだったんですよ…?」
優「…あっ、これミスった奴だ…!恥ずかしい奴だ!」
雛「…落として下さい!」
優「応!!」
ぱっ…
雛「わあ…!!」
バッチャァァァアン
雛「…!」
雛「ぷはっ!!」
優「…どうだ?雛?」
雛「…( ゜Д゜)」
優「ど、どうした?そんなに唖然として…?」
雛「…予想よりしょっぱい…」
優「分かる」
雛「あと冷たい…」
優「…気分は?」
雛「…えへへ…!楽しい!!」
優「やったぜ!!」
がしっ!
雛「ひゃあっ!?ま、またですか!?」
優「いや!今度は…!」
ぽいっ!
優「投げる!!」
雛「ひゃああぁぁぁぁああ!?」
ボチャアアンン!!
雛「…ぷはー!」
優「どうだ?」
雛「…お兄ちゃん…!」
優「んー?」
雛「もっと高く!!」
優「OK!!!」
むんず!…ぽいっ!…ばしゃん!
…この後4回ぐらい続けたが、翌日の夜に凄まじい筋肉痛が訪れた事は言わずとも分かってもらえるだろう…。
その他にも砂でお城作ったり…。
海の中でビーチバレーのようにボールで遊んだり…。
寝転んだ雛の首から下を埋めて、胸だけ増量させてみたり…。
きっとこのままそれらを書き続けてしまうと、「雛ちゃん可愛い」と言う言葉だけで10万文字を超えてしまう予感がするので割愛しよう。
そもそも、喋るよりも全力で遊んでいたせいで、言葉なんざ覚えちゃいないというね…。
さて、そんな超!エキサイティング!していると、時は一瞬で過ぎてしまう…。
もう夕方の4時。流石に帰らなくてはならないだろう…。
優(…頃合いかな)
優「雛ー!」
雛「はい!」
優「そろそろ帰ろー!」
雛「はーい!」
…いや、待てよ?
優「…あれ?雛、夏休みだけど、明日って友達とかと予定…」
雛「無いよ!」
優「…なるほど」
雛「あれ?お兄ちゃん、明日お仕事…」
優「ないよ!」
雛・優「…!」
明日はどっちも予定なし…!
これは決まったな…!
雛・優「泊まろーーーーー!!」
万歳三唱。
日帰り予定から、雛と一夏を思いっきり過ごせる喜び。
アメイジンググレイス!!
…なんて思ってたら、旅館や(普通の)ホテルも満杯でテンション急落。
そこから2時間かけて、ようやく小ぎれいな旅館にチェックイン出来た。
…。
…。
…。
夜6時。
カーナビなぞ甘えと言わんばかりに繁華街から離れた旅館の一室にようやくチェックイン。
マジで山中にあった。マジに森の中。
途中で疲れからか、黒塗り…なんて事はなく、疲れからか眠りこけていた雛がきゃわわだった。
雛「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」
優「ん?」
雛「景色!景色見て!」
優「…おー」
部屋からの景色に、雛は大興奮していた…と言うか、多分起きたてでテンション高いだけだろう。
きゃわわ。
雛「夜景きれー!」
優「確か露天風呂からも見えるぞ?」
雛「本当!?」
優「…うっし!先に温泉行こうか!」
雛「行く!温泉入る!」
優「タオルパンツ浴衣持ってー」
雛「準備する!」
優「…あ!忘れてた!!」
雛「?」
優「今日は一緒にお風呂入れないからな?」
…実は去年の夏から、ちょくちょく雛と一緒にお風呂に入ってる。
勘違いしないで欲しいのだが、本当にちょくちょく…。つまりは「たまに」だ!
基本的には隙を見つけて一人で入ってるから安心して欲しい。
一緒に入るのは、週に…1~2回。3回から4回程度だから安心して欲しい。
雛「…え?お、お兄ちゃん…?一緒じゃないの…?」
優「流石に小6を男湯ってのはなぁ…」
雛「え!?雛は平気だよ!?」
優「いやいや…モラルと言うか、なんかこう…そういう問題」
雛「むぅ…お兄ちゃんと一緒だと思って楽しみだったのに…」
優「…もうろそろそ卒業しようか!」
雛「えー!?」
優「そもそも、雛は一人でお風呂入れるでしょ?」
雛「…お兄ちゃんと楽しみたかったなぁ…」
…。
なんで罪悪感感じてんだろ俺。
…なお、その「入ろー♪」攻撃は中2になるまで続いた…。
ようやく終わった…なんて思ったら、高1からまた一緒に入っている…。
その辺の事情は後述しよう。
優「…た、たまにはね?」
雛「うん…」
優「そ、それぞれでゆっくり…」
雛「うん…」
アカン。一緒に入ろ!って俺から言いたい。
だが、心を鬼にして…!ここはきっぱりと言わなければ!!
優「雛。流石に小学6年生にもなると、体が一人の女として成長しだして…」
雛「…うん」涙目
優「…」
…省略。
うん。心を鬼にして、きっぱりと30分かけて説得した。
…。
…。
…。
…こういう温泉は久しぶりだ。
カポーン。なんて音、マジでするんだな…。
ああ。分かってる。
どうせ皆さまは俺みたいなオッサンが「うっ…うえぇ…あぁ…」なんて声出しながら風呂に浸かる所なんか見たくないだろう。
だから「事が起こる」まで飛ばそう。
それは、露天風呂に移動したタイミングで起こった。
優「…おー!」
優「…すげ」
…。
目の前に広がる光景。
熱海、繁華街の夜景。
そして、空に浮かぶは満月。
夏の気候の影響か、まだまだ空の遠くは紅い…。
…素敵だ。
多分、この情景を小説にするなら、本来もっともっと文字数がいるだろう。
ただ、俺程度の語彙力では現しきれない程の物が目の前に広がっている。
優「…」
優「雛と入りたかったなぁ…」
…きっと、この景色を雛も見てるのだろう。
だが、二人で肩を寄せ合って見たかった気もする。
…今更別々に入った事を後悔…。
なんて思ってたら。
カラカラカラ…
「すごーーーーい!!きれーーーーー!」
「…あれ?誰もいない…」
…積み重なった岩々の向こうから、雛の声がした。
なんだ、このタイミングで雛も露天風呂に来たのか。
優「おーーーい雛ーーー!」
「…あれ!?お兄ちゃんーーー?」
優「露天風呂景色良いよなーーー!」
「うんーーー!」
優「…ゆっくり浸かりなーーー!」
…。
本当は、一緒に入りたかったなーーー!とか言いたかった。
だが、女湯に誰も居ないとしても、男湯には爺さんが一人居る。
人さまの前で、そんな破廉恥な事を言える訳も無し。
「おにいちゃーーーん!」
優「んーーー?」
「そっち行くねーーー♪」
優「ふぁっ!?」
ぱしゃっ!ぱしゃっ!ぱしゃっ!
っと、走る音。
はっ!?来る!?来るって何!?
…なんて思ってたら…!
雛「お兄ちゃん!!」
優「アイエエエエエ!?雛サン!?雛サンナンデ!?」
雛「え…?ここ、露天風呂はこんよくですー!って書いてあったよ!」
優「露天風呂だけ混浴!?マジポン!?」
雛「まじポン♪」
…俺は急いでタオルを腰に巻きなおす。
うっそ!?どこに書いてあったそんなの!?初耳なんですけど!?
雛「えへへー…♪お兄ちゃんと一緒だー!」
優「ひ、雛!とりあえず前隠して!!タオルタオル!他の人の目ががががが!」
雛「お兄ちゃんしかいないよ?」
優「奥に知らんおじいちゃ…いねぇし!!」
雛「ねー♪」
優「…と、とりあえず、隠しといて」
雛「はーい♪」
…あっぶねぇ!!
今までで一番ハッキリ見ちまった…!
マジでこれは事案だ…!
雛「ほら!お兄ちゃん!」
優「わ…わっつ?」
雛「一緒に入ろー♪」
ぐああああああああ!!
来やがった!!入ろー♪攻撃!!
おれの りせい に 1000 の だめーじ。
なんてこったい。逃げられんわ。
優「…」
ざぶっ…ざぶっ…
雛「温かい?温かい!?」
優「…そりゃまぁ…ねぇ…」
雛「よいしょ!」
優「!?」
雛「お隣!失礼しまっす!」
優「…」
マジかよ…。
その辺泳いでくれてた方が、いくらか目のやり場に困らんわ…。
…目、瞑ってよ。
雛「…ねえお兄ちゃん♪」
優「んー?」
雛「景色、綺麗だね♪」
優「ああ。めっちゃくちゃ綺麗だな…」
眼、閉じててわかんね。
雛「…満足♪」
優「…良かった♪」
雛「とお~~~!っても!満足です!」
優「ああ。雛が喜んでくれるのが、俺の一番うれしい事だ…」
雛「…ありがと」
優「どういたしまして」
雛「…ねーえー…?目、開けてよー…」
優「え!?」
雛「雛のこと、見て?」
え?誘ってんすか?
良いんですか?見ちゃって…?
優「…え、えーっと…」
雛「タオル!タオル巻いてるから…」
優「…じゃあ…目、開けるぞ?」
…ちらっ。
優「…うん」
雛「ね?巻いてるでしょ?」
優「…ああ」
雛「…ね、雛の顔、しっかり見てて?」
優「ん…?」
雛「しっかり聞いててね!」
優「ん。いいよ」
雛「よし…!」
雛「…」
優「…」
雛「お兄さん。今日は、本当にありがとうございました♪」
…。
雛は、俺の目をしっかりと見ながら、はっきりとお礼を言ってきた。
それも、人目を欺く為の「お兄ちゃん」ではなく、本当の意味での「お兄さん」と呼んで…。
雛「…やっぱり、お兄さんを好きになって、本当に良かったです♪」
雛「お兄さんじゃなくちゃ、雛に教えてくれない事、いっぱいありました♪」
雛「…お兄さん♪ありがとうございます!」
雛「…大好き!」
…雛は、本当に助けて欲しい時。本当に焦ったとき。
そして、本当に心からお礼を言いたい時、俺の事を、俺として見る為に「お兄さん」と呼ぶ。
…それは他人行儀にも思えるが、俺はその言い回しの意味が正確に分かる。
だから、今、雛が、俺にどれだけの感謝を向けているのかも分かった。
優「…どういたしまして」
…そんな雛を見たとき。心の底から感謝を現す時の雛を見たとき…。
俺は笑いながら、彼女の頭を撫でるのだった。
雛「ねえお兄さん♪」
優「ん?」
雛「…月が、綺麗ですねー♪」
優「…どこで覚えたんだ?それ」
雛「えへへ…♪ずっと前から…♪」
優「…そか。なあ雛?」
雛「は~い♪」
優「…月が綺麗だな」
雛「…うん!」
…。
俺と雛は手を握り合い。
腕を組み。
肩を寄せ合って…。
その湯煙に、朧な姿で揺れる夜景を、ずっと見ていたのだった…。
…。
…。
…。
結果のぼせた。
二人して部屋に戻っておしぼりを額に…。
ああ、ムードってのは怖いもんだ…。
優「風呂、よかったなぁ…」
雛「ねー…♪」
優「…大丈夫か?まだ顔赤いぞ?」
雛「だいじょーぶ…」
優「…コーヒー牛乳でも買ってこようか?」
雛「ううんー…だいじょーぶ…」
優「…そかそか」
雛「ねーお兄ちゃん…」
優「…ん?」
雛「お腹空いた…」
優「あぁ…ごはん…」
優「あっ!!飯!!」
雛「あ!ごはん!」
がばっ!っと起き上がる!
やべぇ、二人して忘れてた!
しかも!もうちょいでラストオーダーじゃねえか!!
優「うわっ!しかもここ、頼む式の奴じゃん!!待って待って待って!マジで!早く頼もう!めっさ忘れてた!雛!何食う!?」
雛「カレーライス!!」
優「ここまで来てカレーかよ!?もうちょっといいもん食おうぜ!?」
雛「おさしみ!」
優「OK!すぐ注文するわ!!」
優「…あーもしもしー!すいません!…あっ!はい!お食事…はい!」
優「えーっと…?か、海鮮コース?二つで!」
雛「え!?お兄ちゃん!?」
優「はーい!お願いしますー!あっ!はい!お通しすぐで良いですよー!」
ガチャン!
雛「ひ、雛!コースって言ってないよ!?多分高いよ!?」
優「いいよ気にすんな!」
雛「…ありがとう!」
優「気にすんなって…。それより、漁港近いから多分美味いぞ?全体的に」
雛「本当!?」
優「アワビやらホタテやら…。あれ?雛食えたっけ?」
雛「初めて!」
優「そかそか!俺もあんま食った事ないけど、多分美味いから期待しよう!」
雛「やったー!」
…。
これが、「俺にとって」の悪夢の始まりだなんて…。
誰が思ったか…。
…。
…。
…。
あんまり覚えていないが、確かまだ固形燃料の火が微かに点いているくらいの頃。
俺は完全に酒に呑まれていた。
以降、雛の証言と、俺の記憶を洗い出そう。
優「…ひっく…」
雛「…ひっく…」
…。
どうやら、俺が美味い美味いと言いながら酒を煽っていたのを見て、雛も一口飲んでしまったらしい。
…いや、俺が勧めた訳じゃないよ?多分。
優「…でなー…?ほんとなー?仕事なー?」
雛「ぅわぁかる分かるぅ!雛も学校、ちょー!大変だもん!」
優「分かるかー!分かってたまるかー!こちょこちょー!」
雛「あっひゃっひゃっひゃっひゃwwwやだー!やめてー!」
…言い忘れていた。
悪酔いによるキャラ崩壊注意。
どっちも酒は弱いんじゃ…。
優「こらー雛ぁー!もう寝る時間やろー♪」
雛「やだー!」
優「わがままめぇー!おりゃー!布団へドサーしてやろう!」
雛「きゃー!」
優「このやろー♪このー!なんだぁー!このやろー!可愛いんじゃー!」
雛「ありがとー♪」
優「おりゃあ!布団ドサー!!」
ドサ…
雛「えへへー…♪ドサーされちゃった…♪」
優「こらー…!雛ー!」
雛「なにー?」
優「浴衣はだけてるぞー!このやろー♪」
雛「やぁーん♪」
優「可愛いのはこのお腹かー!?お腹かー!?顔うずめるぞー!」
雛「あっはっはっはっはwwwお兄ちゃん!おにーさん!駄目www」
-----
ちょっと待って?マジで俺こんな事したの…?
いや、ちょっとマジで。
事案どころじゃないんだけど…?
…後で雛に真偽を確かめて来ます。
追記
マジだそうです。
お酒これから一生飲まないようにします。
-----
雛「えへへ…♪おにーさん♪」
優「んー?」
雛「…雛、がおーされちゃうの?」
優「んー?」
雛「雛、学校で習ったよー!誘拐されちゃうとー!たっくさんHなことされちゃうーって!」
優「がおーって?」
雛「そー!がおーって!」
優「ふっふっふ~…俺が雛ちゃんに、そんな事すると思うー?」
雛「…しないー」
優「本当に?」
雛「だって、小学生好きになるのはロリコンだー!って聞いたよー!」
優「ふっふっふ…実は俺、ロリコンなんだぞー?」
雛「嘘だー!」
優「嘘じゃないさ!だって、魔窟に置いてあったHな本、皆子供だよ?」
雛「…あ」
優「それに、ずーっと雛がお風呂一緒に入ろって言うの、避けてたでしょ?」
優「それ、雛をがおーってしちゃわないように、わざわざ避けてたんだよ?」
雛「…え」
雛「そ…それ…本当?」
優「…がっかりした?」
雛「…ううん」
優「がっかりするでしょ…?」
雛「そんな事…ないよ?」
優「…じゃあ、なんでそんな困ったような顔してるの?」
雛「…えっと…。が、がおーって…。Hな事…されちゃうんだ…って」
優「…されたいの?」
雛「…」
優「…」
…。
多分、いつもの俺だったら、ここで冗談だよ!っと言うはずなんだ。
だから、これは酒の影響だ。
その酒が、俺の冗談だと言うセリフを、大きく遅らせたのが原因なんだ。
優「じょう…」
雛「…お」
優「…?」
雛「お…お兄さんに…なら…。されたい…なって…///」
優「…!!!」
雛「…ずっと…お、思ってて…///」
…。
この瞬間だけは覚えている。
寝転ぶ雛。覆いかぶさるように押し倒している俺。
ドクン!っと、心臓がその「スイッチ」にシフトさせた音も覚えている。
…雛は…。
雛は…。
優「…雛…!」
雛「おに…ぃ…さ…」
近づく唇。
徐々に徐々に…。距離を詰め始める。
されたい娘と、したい男。
最早これを止められる者がいるのだろうか…?
コンコン!!
優・雛「!!」
「配膳お下げに参りましたー!」
仲居さんが居るわ!!!
優「うっわ!?っべぇ!!」
雛「…!」
優「はーい!はーい!お願いしますー!」
雛「…」
雛「…ちぇっ」
…俺はその最後の舌打ちを、聞こえないふりをした。
…。
食器が下げられたあと、酔いが吹き飛んだ俺と雛は、しばらくの間押し黙っていた。
言葉を交わせる訳もなく、ただただ電気を消して、本当に普通の意味で寝始めた。
…。
…。
…。
真っ暗闇。
障子の方が、微かに明るい。
その光が、隣の布団で眠る雛を照らす。
…。
雛は、ふて寝をするように障子の方を向いて寝ている。
それをしみじみと見つめると同時、俺は深い絶望感を味わっていた。
優「…ごめん」
…なんて事をしまったんだ…。
俺は、雛をそう言う目で見る奴から守るために雛を引き取ったはずだったのに…。
もしも、そう言う状況に陥れば、確実に普段の生活に戻れる訳もないのに…。
…これを絶望と言わず、なんというのだろうか。
永遠に闇の続く後悔と言っても足りなさすぎる。
優「…ごめん」
…言いながら、微かに震えていた。
それは、とてつもなく不思議な感情から来る哀しさのせいであると分かる。
…もう、どうしようも無い…。
そんな事を思った気がする。
優「…ごめんな…雛…」
雛「…何が?」
優「うわっ…!お、起きてたのか…」
雛「…」
雛が体制を変えてきた。
…影でよく見えないが、多分こちらを見つめている。
雛「…なにが?」
優「…いや…。ほら…」
優「…お前が…さ。元から親父さんに酒が原因で虐待されてた…っていうのに…。俺が…俺が、酒ではめ外す…とかさ…」
…。
精一杯、涙をこらえる。
いや、こらえきれてない。完全にボロボロとこぼれている。
…。
どんな言葉が帰ってきても、俺はそれを断れない。
雛が、別の場所を望むなら、それを見守る事しか出来ない。
…そう考えると、どんどん悲しみは大きく膨れ上がるのだ。
…。
ただ、そんな俺の考えとは真逆。雛は全然違う事を考えていたようで…。
雛「え!?そんな事謝るの!?」
優「…え?」
雛「えっ…?え…?それは別に…」
優「いいよ…!いいよ無理しなくて!」
雛「ううん…?全然無理してないよ…?」
優「だ…だって…!俺の顔なんか見たくないって思ってたんじゃないのか…!?」
雛「そんな事ないよ!?雛、お兄さん大好きだよ!?」
優「だって…!さっきまでそっぽ向いて…!」
雛「べ…別に…。月が綺麗だなぁ…って思ったのと…」
雛「お…お兄さんがもう一度襲ってくれるのかな…って」
優「…へっ!?」
すっとんきょうな声が出てしまう。
雛「…さ、さっきのお兄さん…。いつもと全然違くて…えへへ…♪かっこよかった♪」
優「え!?ちょ!?いやいやいやいや!?」
雛「で、もう一回見たいなー…って思ってて、わざと無防備に…」
優「いらないよ!?そんな気遣いいらないよ!?そんな気分になれる訳ないよね!?」
雛「え!?だ、だって言ったじゃん!お兄さんなら…///って!!」
優「…」
雛「じゃ、じゃなきゃ!それとか、知らなきゃ!お兄さんをお風呂誘ったりしないよ!?」
優「…( ゜Д゜)」
冷静になれ。
は?なに?どう言う事?
つまり、襲われるの待ち…っていうか、マジで誘ってたって事…?
いやいやいやいや!そんな訳ねーよ!流石に都合よく考えすぎだよ!
雛「…だ、だからね?なんで泣いてるのかなー…って…」
優「…マジで?」
雛「…うん」
優「…が、がおーってしちゃうよ…?」
雛「…はぁ…」
優「なんでため息!?」
雛「…よーく聞いてくださいね!?」
雛「雛、お兄さんと会って、すぐにお兄さんを大好きになりました!」
優「…そ、そこは俺もだけどさ…」
雛「初めてお兄さんと一緒にお風呂入りたいって言ったとき、雛の返答はなんでした?」
~~以下回想~~
男(優)「が、ガオーって…襲っちゃうかもよ?」
雛「それは大丈夫!」
おい、何が大丈夫なんだ。
やめろ、その満面の笑みやめろ。
~~閉話休題~~
優「…え!?」
雛「…雛、色々な恩返ししたくて、その一つとしてはずっと考えてたんですよ?」
優「い、いらないいらない!世間体とかあるし!!」
雛「だーかーらー!その一つとして!です!別に、お兄さんが手を出さないつもりなら、それはそれ!です!」
優「( ゜Д゜)…ふぁっ!?」
なにこの子…。
どんだけ考えが大人びてんの…?
雛「…だ、だから、お兄さんがいつ負けるのかなー…?って…」
優「それを待ち望んで欲しくなかったな!うん!」
雛「…えへへ…♪でも、お兄さんはやっぱり正直だったので…♪」
優「…おい、なにをする気ですかやめて下さい」
雛「そっちのお布団、入るね♪」
優「うおおおおおおおおおおおおお!?駄目!絶対ダメ!!!駄目絶対!!」
雛「なんで二回も!?」
優「お、俺は確かにロリコンだけど!!ほかのロリコンから雛を守るために居るんですー!?」
優「だから!絶対に手は出しません!!」
雛「ま…また泣いてるよ…?」
優「だい゛じょう゛ぶ!!」
雛「…むぅ…」
雛「…おにーさん?」
優「おう」
雛「…Hしよ?」
優「うがあああああああああああああ!!駄目!!絶対ダメ!!俺のガラスのハート!!耐えてくれ!!」
雛「た、耐えなくていいよ!?雛が良いって言ってるんだよ!?」
優「それでもだめ!!ダメなものはダメだ!!!」
雛「ぬうぅ…!ご、強情なー!」
雛「…ふん!いいもん!」
良し…!良し良し良し良し良し!!!!
諦めた!!ようやく諦めさせられた!!!
雛「…これから先、ずっと誘っちゃうから」
優「うわああああああああああああ!!!」
…。
これから先、俺は手を出す事の出来ない幼女地獄に陥れられると言うのか…!?
アカン…!マジでアカン…!
雛「えへへ…♪おにーさん?」
優「な゛ん゛だあ゛あ゛あ゛!?」
雛「これからも♪よろしくね♪」
優「…」
…。
俺は、あまりのショック(嬉しさと儚さと狭間)に、血の涙を流しながら、安らかな顔でその日は眠った…。
…多分、気絶に近いだろう。
そのせいか、俺はどうやって帰路についたか完全に忘れ去ってしまった…!
雛…!恐ろしい子…!
それを痛感した二日間であった事だけ覚えている…とさ…。
{小6-夏の海編 完}
~後雑談開始~
…雛に、夏の海編を読ませた後の雑談である。
優「…そういやこんな事もあった…orz」
雛「えへへー♪この時の優君かっこ良かったなー♪」
優「う゛る゛ざい゛…!」
雛「…でも、本当によく耐えたよね!」
優「…耐えなきゃ良かった」
雛「耐えてなかったら、そのまま警察…」
優「なんでぇ!?なにそれ怖すぎる!!」
雛「冗談だよ!?冗談!?」
優「冗談で捕まってたまるかー!!」
雛「確かに!!」
優「いや…でもマジでこの時こんなんだったの…?お前のお腹に顔うずめたの?」
雛「うん♪やってたよ♪」
優「それだけで事案だよ…!」
雛「いーじゃんいーじゃん♪それをおとーさんやおかーさんに伝えたり、誰かに見られるから事案なんだよ?」
優「…それは間違いない」
雛「これは合意の元です!って!」
優「じゃかしいわー…!」
雛「ふふん♪」
優「…いいよ、もう。忘れたい。とりあえず、次書くよ次」
雛「じゃあ!次は中学一年生になった時!だね!」
優「ああ…」
~後雑談終了~
{雛にっき!}