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神聖剣使いの姫騎士と鬼神刀使い  作者: ザウルス
伝説の再起篇
3/63

三年前のあの日のことを忘れたことがない。

「ふふ、久しぶり……いや、やっと会えましたね。」


いつの間にか俺の家にマサトーナが侵入していた。この俺が気配を見流すとは……俺も、弱くなったものだ。これが、夜襲だったら完全に殺されていた。


それより……


「さすがは神々の光刃団長さんだな。この森を通れたとはな。噂通りの(バケモノ)だ。」

「ふふ、確かに苦労しましたね……それより、ここで、暮らしてるあなたの方が怪物では?」

「ま、あんたは俺と違って精霊に好かれやすい体質なのもあるのかな。」


さっきから何の話をしてるかというと……


要するに、この森は精霊の森と呼ばれていて普通の森とは全然違うのだ。中でも、ここは精霊王の神樹があるところで、精霊か精霊王に仕える巫女ぐらいだ。


ここに入るのは精霊に認められるか、国王直々の許可が必要だ。


歴史上、この森には一般人が入ったことはない。


では、なぜ俺が入れたのか?それは三年前のことだった…….



三年前



戦争に負けたために俺は追われていた。逃げても逃げてもしつこく追ってくる。


「しつこい奴らめ!!」


この街に3日滞在しただけで、もう嗅ぎつけてきやがった。


逃げてる途中で、狂った俺は精霊の森に逃げていたのだ。本来なら立ち入り禁止で、見つかったら良くて終身刑。それぐらいの神聖なところなのだ。


森の奥深く逃げ、気づくと俺は精霊王の神樹までたどりついていた。


「ここまでくれば安全だろう。」


そう思った矢先。


プシュン!!


「 !?」


突然地面の下から木の槍が出てきた。


とっさにに俺は回避するが……


パシュ!!パシュ!!


避けたところで木の矢が飛んできた。少し油断してたとこもあり、頬をかすめてしまった。


「誰だ!?」


俺は戦闘態勢になる。


すると……


「「「「「タチサレ!!」」」」


どこからわからないが何人もの声がこだましている。


「ココハ、ワレラノシンセイナトルチニシテ、セイレイオウガネムルハカナリ。ヨセモノハタチサレ!!」


な、精霊王の墓だと!?


驚くのも当然である。精霊王の墓の事は詳しくはわかっていないのだ。


場所を知るのは、精霊王に仕える巫女か精霊達しか知らないのだ。


神聖だからという理由もあるが、噂だと精霊王の墓には、貴重な金属や伝説とされている物が沢山眠っているからだ。 バラしたら墓泥棒が絶えない。


だから、巫女などは引退しても、王宮で暮らし、外に出るのは厳禁。昔は精霊王に魂を捧げるための生贄にされていたとか。


とりあえず、ここにいてはまずいので俺は逃げることにした。


「まさか、精霊王の墓だったとはな。」


幸運?といった方がいいのかそれとも不幸なのかはわからないが、とりあえず追ってはまけたので良かった。


しかし、困ったことがある。


「弱ったな〜。これからどうやって暮らそうかな……」


完全に遭難してしまった。そうなんですってか?


笑えねえぇぇぇぇ!!!


「でも、森から出られたとしても警察がいるかもしれないしな……」


そう考えていると……


「助けてー!!」


森の奥から悲鳴が聞こえてきた。声からすると女か?


何があったかは知らないがとりあえず人がいるみたいなので声がする方へ走っていく。




「へへ、もう逃がさないぜ。」

「いや、やめて!!」


つかまれた手を少女は払い退けるが……


「へへ、高位の人形精霊となっちゃーますます逃がすわけもいかねーよ。ささっと俺と契約しな!!」

「誰が貴方何かと!!」


少女はなお逃れようとするが、それでも、諦めの悪い男……


「ほほ、ガリアス様。私にいい考えがあるのですが?」

「なんだ?言ってみろ。」

「実は強制的に契約する方法があるんですよ。」

「ほう、その方法は?」

「実は………」


ゴニョゴニョゴニョ


「ほー、それはいいな。契約できる上に大人になれるなんてな。」


すると男は突然服を脱ぎ執事に「持ってろ」と渡す。その執事も「かしこまりました」といい、明後日の方向へと視線を変える。


目の色を変え、男が近づく。


「というわけだ!!お前も脱げ!!」

「いやー!!」


少女は服を破かれ哀れもない姿になってしまった。抵抗しようにも、恐怖で動く事が出来ない。


「へへ、これで俺も聖騎士に……」


男の手が少女の胸に触ろうとしたその時……


「ふん!」


ドガッ!


「ぶべら!?」

「ガリアス様!?」


突然、ガリアスが何者かによる打撃を食らい、吹っ飛び、後ろの木にぶつかる。執事も慌てて駆け寄る。


怯えていた少女も何が起こったかわからずキョトンとしている。


「大丈夫か?」













ちょくちょく、話しがずれてる気が……

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