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豚公爵と猛毒姫  作者: NiO
魔族侵攻編
94/205

第93毒 猛毒姫、優勝する

pv16000突破! pv17000突破! pv18000突破! pv19000突破!

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そして、なんと、日間その他 1位!



NiO(あたしの願い、叶ったよ)

  (後悔なんて、あるわけない)

 (あたし、今最高に幸せだよ)


 ブーストが意外と続いていてNiOさん嬉しい悲鳴を上げております。

 読者の皆様、ブックマーク、ポイント、本当に有難う御座います!

******************


 前回までのあらすじ


 SMT!! SMT!!


 ※SMT……セレン姉様 マジ天使 の略


*******************


 さて、自分の誕生日に旅立つことが決定したわけじゃが。

 それまでにやることがいっぱいある。


 補助魔法に関しては無詠唱まで行えるようになりたいし。

 発展魔法を含めた他の魔法も調整が必要じゃ。

 仮にも魔法学者を名乗るものとして、魔術に関しても研究しておきたい。


 旅に出るとアコギによる屑魔石の供給が無くなるから、これらは急務じゃ。


 そんなわけで、部屋に籠って必死に魔法習得をやっておる。

 ところが、引き籠っておると、マー坊がちょっかいを掛けてくる。

 最初はやれやれと思いながら付き合っておったが、毎日朝昼夕夜にやってくるので困る。

 仕事はどうした、マー坊よ。


 困ったぞ……どうしようか……。


 ……お、そういえば、あそこがあったのう。


「オーダーよ、しばらく留守にするぞ。

 あそこに行ってくる」


「ああ、あそこですか。

 ノルマが終わったら早めに帰ってきてくださいよ、マーの精神が持ちませんから」


「ふむ……よし」


 私は自分の布団をくるくるとまく。

 海苔巻きの様に細長くなったそれの先っぽに赤い髪の(かつら)をかぶせる。

 まじっくぺんで目と口を書く。


「最後に……ボツリヌス・トキシン、と」


 きゅ、きゅーっと胴体に名前を書いてボツリヌス・トキシン人形の完成じゃ。


「……まさか、それを代わりにするつもりですか?」


「するつもりじゃ」


「浅知恵世界大会があれば、ベスト4は固いですね」


 私が胸を張っておると、オーダーが頭の弱い子を見る様な目でこちらを見てくる。

 ぬう、失礼な。


「もちろん、これで終わりではないぞ!

 流石に、ばればれじゃからのう」


「……」


「このボツリヌス・トキシン人形をべっどの上に載せて」


「……」


「そして、その上から布団をかける!」


「……」


「……あ、布団……」


「……」


「……」


 布団は、既にボツリヌス・トキシン人形に使ってしまっておった。

 私は泣き出しそうな顔でオーダーを見て。

 オーダーは勿論、頭の弱い子を見る様な目でこちらを見てくる。


「……優勝、おめでとうございます」


 オーダーの脳内で、私は浅知恵世界大会のちゃんぴおんに輝いたようじゃ。


########################################


 とりあえずボツリヌス・トキシン人形を置いて屋敷を抜け出した私は、例のあそこ……つまり、以前アコギに作ってもらった掘立小屋へ移動した。

 久しぶりに行くから、多少荒れておるかもしれん……などと思って扉をあけると。


 ……なんだか、とっても、住み心地の良さそうな部屋になっておった。


 何と言う事でしょう。

 剥き出しの地面のある4畳半には、水を貯める壺と簡単な囲炉裏が設置されており。

 遊泳池(ぷーる)の様になっておる4畳半は、動物の血抜きなどが出来る快適空間に。

 床のある中央4畳半の床には、寝やすそうな藁が敷かれておる。


 (たくみ)の仕業じゃ。


「ただいまー!」


 匠が帰ってきた。


「うおーー!

 お主は誰だ!!

 人の家で何をやっている!!」


「それは完全に此方の台詞じゃ。

 人の小屋を劇的に住み心地の良い部屋にするでないわ!!」


 失礼な口をきく男に振り向きざま返答する。



 男は真っ白な白髪と白髭を伸ばし放題にしたお爺ちゃんであった。


 しかもこのお爺ちゃん、体が滅茶苦茶でかくてごつい。

 ブコツ以上、ショーバイ武王以下と言ったところか。


「これはあいすまん、なんと、お嬢ちゃんの小屋であったか!

 勝手に使わせて貰ったぞ!!」


 お爺ちゃんは歯を剥き出しにしてガハハハと笑った。

 すきっ歯がちゃーみんぐじゃのう。


 良く見るとこのお爺ちゃん、目や体に青あざが出来ておる。

 どこかで殴り合いでもしたのか知らん、等と思いながら、視線を後ろに向けると。

 ……なんか恐ろしい物を背中に背負っていることに気が付いた。


「おい、お爺ちゃんよ。

 その背中の物、なんじゃ」


「おお、これか。

 素手喧嘩(ステゴロ)のタイマンで仕留めてやったわ!」


 お爺ちゃんは子供の様にガハハハと笑った。

 背中で、ぼこぼこになって仕留められていたのは。


……お爺ちゃんの背丈の倍はある、熊、じゃった。

流石はNiOさん。

相変わらず、話が動き出さないぜ!


あと、ブーストが落ち着くまでは頑張って更新したいけど。

仕事がマジキチで忙しすぎるぜ!

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