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豚公爵と猛毒姫  作者: NiO
魔族侵攻編
92/205

第91毒 猛毒姫、なでポする

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経験値チート系主人公か。


そして残念ながら、そろそろ時魔法ブーストが切れそうだ。

一時の夢だったけど、有難う御座います、トキ様。

そしてそれ以上に、ブクマ頂いた皆様、ポイント下さった皆様、本当に有難う御座います!

******************


 前回までのあらすじ


 キマシタワ―!!


******************


 トキシン侯爵から大至急の呼び出しとの事で、私はとうとう母家へ行くことに成った。

 生まれて初めての母家じゃ。

 ハンドの案内するがままに屋敷へ入り、廊下を通り抜ける。


「おおー……流石は母家。

 広さも豪奢さも離れとはれべるが違うのう……」


「こちらです、大聖女(ボツリヌス)様」


 案内されたのは、おそらく本家の人間が食事を取る際に使用される大広間。


 ……大至急で呼ばれたのに、部屋には誰もいなかった。


「おいおい誰もおらぬのかいー!」


 と一人で虚空に向かって突っ込んでみたが、むなしく部屋に響くばかり。


 仕方無いので、椅子に座って、ぽーっとしておったら、がちゃりと扉が開き。

 真っ白な髪の美しい少女が現れた。

 長くのばされた髪と、病的を通り越して神々しいまでの真っ白な肌。


(天使かな?)


 私は息を飲んで少女の一挙手一投足に夢中になっておると。



 ちょい、ちょい。



 ……少女が、私を手招きした。


 誘われるままにとことこと近寄ると。

 少女は椅子に座って、自身の膝の上をぺしぺしと叩いておる。


 ……座れと?


 少女の膝の上にちょこんと座ってみると。

 何故か、滅茶苦茶なでなでされた。

 

 こ、これは。

 何と言う”なでなで力”じゃ。

 私が「ほわあああ」となっておると、別の扉から三男(シガテラ)次女(ダイオキシン)が現れた。


「わー! なんで、聖女様が!?」


「きゃー! 大姉さまの膝の上なんて、羨ましい!」


 シガテラとダイオキシンがわーきゃー言いながら私達の周りをくるくる回る。

 ……という事は、この少女はトキシン家長女、セレン・トキシンなんじゃろう。

 今年で確か16歳。

 トキシン家長女という事は、トキシン侯爵に近いと言う事。

 彼女には注意して接しなくてはならないのう。

 ほわあああ。


 長女(セレン)になでなでされて、ほわあああしておると。


 扉から、また別の人物がやって来た。


 黒髪黒目の筋骨隆々な男じゃ。


 男が私たちの一団をぎろりと睨むと。

 三男(シガテラ)次女(ダイオキシン)が、慌てて席に着いた。

 同じく私も、長女(セレン)にひょいと脇を持ち上げられて、一番末席にすとんと座らされる。


 まるで幼稚園児のような扱いじゃ。

 幼稚園児じゃった。


 それにしても、黒髪黒目の男。

 滅茶苦茶私を睨んでおる。

 なんじゃ、やるか?


 ばんばん!


 む。

 突然机を叩かれて何事かと思ったら、長女(セレン)が男を見ながら無言で抗議をしてくれておる様じゃ。

 人差し指でぺけ印を作っておる。


「……ちっ」


 男は視線を私から逸らすと、扉を睨みながら貧乏ゆすりを始めた。


 恐らく彼は、今年で20歳になるトキシン家次男、ニコチンじゃろう。

 長男のアルコールがトキシン家を継ぐのは決まっておるが、何かあった時の代わりとして飼殺されておるとめいど達から話を聞いた。

 そんな人間的に腐ってしまいそうな中で。

 いざ御払い箱になった時すぐに就職先を見つけられるように、軍事や指揮など戦闘方面をかなり深く学んでいるとのことじゃ。

 そういった努力家な面は正直好感が持てるのじゃが。

 三男(シガテラ)次女(ダイオキシン)の反応を見ると、性格はかなりきつそうじゃ。


 ……ふむ、こうしてみると、トキシン家は意外と美形揃いじゃ。

 母親が良いのもあるのじゃろうが、恐らく侯爵自身も、元は良いのかも知れぬ。

 今や只の豚じゃが。


 そんな事を考えておると、また部屋の扉が開いた。


 おお。

 豚じゃ。

 いや、違った。

 豚見習い、といったところか。


 青い髪に青い目、そしてぱんぱんに膨らんだお腹。

 何と言うか、トキシン侯爵と成長した三男(シガテラ)を足して2で割ったら、こんな感じじゃろう。

 おそらくはトキシン家長男、アルコール・トキシン。

 今は父親の横で仕事を見て勉強しておるらしいが、只のいえすまんらしい。

 と言うか、あの父親の横で仕事を見て、何か得られるのか。


 こうはなるなよ、なんて事を思いながら生暖かい目で三男(シガテラ)に目線を移した。


「?」


 三男(シガテラ)は首を傾げて頭の上に”?”(まーく)を浮かべておる。

 可愛らしいじゃあないか。




 がちゃり。



 そして。

 ……やっと、最後の1人がやってきた。

 扉の両側に挟まりながら、なんとか抜けてやって来るその姿。

 更に巨大(でか)くなっているッッッ!!



「……全員、いるな」



 威風堂々。

 まさにその言葉がふさわしい。


 我らが愛すべき偉大なる父親。

 テトロド・トキシン侯爵の登場じゃ。

あ、そういえばブクマ100超えたのでいつもの死亡フラグ(やつ)やっておきますね。

ぶっちゃけ寒いのは分かってますが、もう後には引けないの。



 トキ…底辺作家ってのは能力に限界があるなあ。

おれが短い人生で学んだことは…………。

 底辺作家は策を弄すれば弄するほど予期せぬ事態で策がくずされるってことだ…………!

底辺作家を超えるものにならねばな……。



おれは底辺作家をやめるぞ!トキーーッ!


おれは底辺作家を超越するッ!

トキおまえの血でだァーッ!!



※底辺作家 ブクマ100未満、ポイント300未満の作家様。

 まじで底辺の定義考え直した方が良いと思う、正直厳しい。

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