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ヴァルハラ  作者: 4GB
10/10

大丈夫ですか、この部隊(3)

遅れてすみませんでした。(・・;)

続きです(ごめんなさい)

~このまま1時間が経過した~

状況は変化なしで、王様が花音とオカマ隊長etc…にいじめられてカイトの頭がポロッとなどもあった。

「とりあえず、この部隊の事を話して欲しいんだが……」

関係ないけど、知っていますか?ウサギは寂しいと死んじゃうんだよ?……嘘だが。

しかし、寂しさのみで死ぬことは基本的にはない。

ただ24時間異常の食欲不振には耐えられない生き物だから、寂しさなりのストレスで食欲がなくなり、それが24時間以上続いても何のケアもせずに放置しておいたら、命に関わることはあるらしい。

24時間以上の食欲不振が起こると、胃腸の運動障害や、悪玉菌の増加、脂肪肝などさまざまな別の病気が続いて起こり、これを放置することは、確かに命の危機につながると思う。

そういう意味では、全く何にも世話をせず、かつ食欲がなくなっても気づかないくらい放置しておくと、死ぬ可能性があるのだ。てかなに言ってんだろ俺……。

「花音!!オカマ隊長!!もういいだろ!!さっさとこの部隊の事を説明して欲しいんだけど…」

「五月蝿いぞ少年!!今は良い所なんだ!!さぁレーヌ様。お仕置きを再開して下さいませ!!」

「きもい!!「おぉ!!」」

ダメだコイツ、早く何とかしないと……。

て言うか、花音がなんでレーヌ?何で王妃?さらに、何で花音はノリノリなんだよ‼超輝いてるよ!!超生き生きしてるよ!!


~数分後~


「さぁ、王子。私が入る部隊について話して貰おうかな?」

「イエスマム!!喜んで!!」

王様はとても綺麗な敬礼を花音にしてから、

崩れた服を直すと、通常のキリッとした空気をまとった。

「まぁ、お遊びもここまでにしようか……シュウ君、例の紙を持って来てくれないか?」

そう告げると、シュウという使用人が数分で少し古くなった紙を持って来た。

「……ふむ、まず君達の入る部隊は『666』とも言われている。それは分かるな?」

そう言って、オカマ隊長を見る王様。

……何となくその理由が分かって困る。

それにしても、666?確か、不幸の数字だったような…。

そんな俺の表情を読み取ったのか、王様は言葉を重ねる。

「まぁ大丈夫だよ。王国の精鋭部隊、という意味だ。詳しい事は、アスカやカイト達に聞くと良い。それに、この紙にも部隊の規則や国の歴史が書かれている。さて、次のことだが……」

雑な説明?が終わると、王様はオカマ隊長を呼び、真剣な眼差しで告げた。


「君達に告げるべき任務がある」


「何!?」

王室の空気が一瞬の内に緊迫とした空気に変わった。

「実は他国にこの国の魔導師が迷い込んだらしくてな……そいつを回収してきて欲しいんだ」

なるほど、そんなバカな事があるなんてな。しかし、俺はどうなるんだ?今回の任務は行かなきゃダメなのか?

「蓮君•香音君達にも言って欲しい。少しでも場の空気に慣れて欲しいからな」

ですよね〜、ハァ……。

「はい、王様。質問です」

「どうした、カイト」

「何故、他の部隊ではなく私達の部隊なのですか?」

カイトは少し不機嫌に質問した。

「うむ……確かにそうだな!!だが、他の部隊はある事件を追っていてな……」

「FP03ですか?」

コクリ、と王様は頷く。その顔を伺うと、驚くほどに暗かった。

「FP03とはfool crimeの略で『愚者の罪』という意味でな」

「その内容、詳しく聞かせて下さい!!」

香音が何故かFP03に喰い付いているのが気になったが、俺には何か引っかかる点があった。

「うむ、最近ウィザードが襲われる事件が多発していてな……。しかし、何故か死者が出ていないのだ」

「まぁ、死者が出てないことは不幸中の幸いですけどね」

「やっぱり……、何か引っかかる」

「蓮?何か言った?」

「イエイエ、何も申しておりませぬ」

そう?とだけ呟いて、香音は考え事をするかのように真剣な眼差しで虚空を見つめた。

「さぁ!!会議室に行って作戦会議よ!!」

『YES mom!!』

なんだ、皆ノリノリじゃないか……香音と俺は心の中でそう呟いた。

そしてかなり過酷?な初任務が始まった。

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