嘘だよ
掲載日:2026/04/01
斜めな感じのキミが
泣きそうな顔になるまで
そう時間はかからなかった
その間、僕は
キミと同じくさみしい顔を浮かべた
窓に映る顔に
嘘はないんだろう
求めるものがわたしとあの人では
違いすぎるんだよ
一方的に会話を進めるキミは
僕に対して
遠慮という言葉を
知らなさすぎるくらいに
もう一度、同じ言葉で
キミを安心させること
この僕にできるのだろうか
一瞬のためらいは
まだ見ぬ、ふたりの未来に
照準を絞りきれないでいた
一言だけ・・
キミが告げた
『ホントはね、あなたのことが好きで』
だけど、ほら
今日はエイプリルフールだからね
はにかんだ表情は
戸惑いを覚えた
今のことば、嘘なんだよね・・
僕はキミに対して
言葉を返すことは
できないでいた




