閑話 魔人の密集会
アレンから退散した魔人が、洞窟にあるハウスに戻ってきた。
「フェアン....レベル4未満の魔剣士と戦って収獲なしはないだろう」
大きい亀の甲羅を持ち、亀のような顔を持っているノックと言う名の魔人が喋る。
フェアンは、白龍化のアレンと戦い少々疲弊していた。
「仕方ないじゃーん。レベル2の相手がいきなりレベル5級にパワーアップしたんだよ?それも白龍に代わってさ」
フェアンは、椅子に座り後頭部に手を回す。
「プル・・プルル・・・・プルルルル」
幽霊のような見た目の薄い紙切れのような形状をした、知性を持つ魔物が机の上にカードを1枚置いた。
名前はジェンルンと言う。
「そうか、そうくるか。ならワシの最強のカード!!ワッシを上乗せする」
頭に剣が刺さっていて、歯が剥き出しになっている魔人がワッシカードを机の上へと叩き付けた。
ちなみに剣侍と言う名前だ。
剣侍とジェンルンは、カードゲームをしていた。
カードゲームは、人を襲った時に取ってきた数少ない娯楽である。
「お!ワッシカードをここで出すか!!頭良いじゃん!!次のゲーム混ぜてー」
フェアンは机に身を乗り出し興奮気味に試合を見た。
説明しよう!!ワッシカードは出せば、相手を2ターン動きを封じられる所謂クソカードである。
「お前達....真面目に考えてるのか?」
ノックがキレ気味に、カードゲームをしている魔人・魔物達にキレる。
「当たり前じゃん。俺らの目的は魔剣士を皆殺しにし、国を破壊させる。今にでも殺したくてウズウズしているさ」
フェアン達は、全員レベル5級であるが、計画的に殺す為にステイ状態である。
「なら良いが....」
そう言うと剣侍がノックの方へと振り向いた。
剣侍に付いた剣がノックに当たりそうになり、咄嗟に避けた。
危ないじゃろ!!頭に剣付いてんだから、自重しろ!!と言う言葉が部屋に響き渡る。
「ノック、うるさいよ。今あのガキをどう殺すか考えてるんだ」
フェアンが落ち着いた口調で鋭い眼光を向けて言った。
ノックは甲羅の中に入った水で頭を冷やした。




