表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

42/53

第42話:海賊の国と美肌の龍

さらに東へ。ミナトたちの前に現れたのは、無法者たちが支配する海賊の国。

だが、ドラグーン・リリア号の守護神レヴィアは、龍神の加護により「美肌の守護龍」へと進化を遂げていた!?


 アビス・ラグーンを出航し、さらに東の未踏海域へと進むドラグーン・リリア号。女王コーラルは別れ際、ミナトに厳しい表情で警告を残していた。


「ミナト様、この先に広がる群島は『無法地帯』……海賊たちが支配する領域です。特に最近、王を殺して国を乗っ取った『髭の神』の移住者が率いる海賊国家、バッカニア・ドミニオンには気をつけて。彼は荒くれ者たちを束ね、略奪を繰り返している暴君です」


 その警告を胸に刻みつつ、船上の空気は意外にも穏やかだった。

 甲板では、小型化したホロが巨龍レヴィアの頭の上で跳ねている。驚くべきことに、出会った当初は「巨大なウツボ」らしく独特の粘液と生臭さを纏っていたレヴィアだったが、ミナトの龍神の加護を常に浴びることで劇的な変化を遂げていた。


「……ねえ、ミナト。レヴィアのこの粘液、なんだか香りが変わったよ。それに見て、装甲を拭いたらピカピカだ」


 レンが不思議そうにレヴィアの肌に触れる。加護によって浄化された分泌液は、もはや生臭い粘液ではなく、最高級のボディオイルのような芳香と潤いを放っていた。


「がはは! これは良い。ワシの岩のような肌も、レヴィアの油を塗ればツヤツヤよ!」


 岩山丸が腕にオイルを塗り込み、ご満悦だ。思わぬ「美容龍」への進化にミナトが苦笑いしていると、マストの影隼が鋭い声を上げた。


「……来たぞ。前方に黒い帆の群れだ」


 水平線を埋め尽くすのは、大砲を積み込み、禍々しい装飾を施した海賊船の数々。海賊の国『バッカニア・ドミニオン』の略奪艦隊だった。

 中央の大型船から、荒々しい怒声が響く。


「止まれ! この海を通るなら、積み荷と命を置いていけ! 我らが髭の王の慈悲だ!」


 話し合いの余地なし。いきなり放たれた砲弾がリリア号の傍らで水柱を上げる。ミナトは静かに目を細めた。


「……リリア号を傷つけさせるわけにはいかないな。レヴィア、お前の力、見せてやれ」

  『グルゥゥォォォォン!!』


 清らかな水の粒子を纏ったレヴィアが、海面を割って高く跳ね上がった。五十メートルの巨躯が、まるで銀色の稲妻となって海賊船団のど真ん中へ叩きつけられる。

 ただの体当たりではない。レヴィアが通った後の海面は、浄化の余波で爆発的な水圧を発生させ、海賊船を次々と木っ端微塵に粉砕していった。

 わずか数分。百戦錬磨のはずの海賊艦隊は、戦う術もなく壊滅した。

 ミナトは、海面に浮かぶ一隻の残骸にしがみついている海賊を見下ろした。


「お前たちの王……『髭の神』に挨拶に行きたいんだ。……案内してくれるかな?」


 恐怖に震える海賊を道案内に、一行は略奪者たちの本拠地、バッカニア・ドミニオンへと舵を切った。


第40話をお読みいただきありがとうございました!

レヴィアの粘液が高級ボディオイルに……。ミナトの加護の意外な副産物ですね。

さて、壊滅した艦隊の生き残りを案内役に、一行は「髭の神」が待つ海賊の国へ。

次回、お楽しみに!

面白いと思ったら、ぜひ【ブックマーク】や【評価(★)】で応援お願いします! 励みになります!

※AIとの共同執筆作品となります。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ