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第37話:道の先、未知なる航路へ

大陸の覇権争いは終わり、ミナトたちは大陸西側の守護者となった。

だが、世界はまだ広い。

東に広がる死の砂漠、南の荒れる海、そして分断された未知の国々。

ミナトが掲げる次なる戦略は――「世界規模の貿易」! 新たな冒険がここから始まる!


 北辰大帝国が陥落し、東方六国を縛っていた法も消えた。

 かつて三極に分かたれていた大陸の西側は、いまや「アド・ヴァルム同盟」という名の、自由と物流の旗の下に統一されようとしている。

 帝都メトロポリス・ゼロの跡地。復興が始まった街を見下ろし、ミナト、カイン、レン、そして岩山丸が顔を揃えていた。


「……さて。支配地を広げるのはここまでだ」


 ミナトの言葉に、レンが魔導書を閉じ、意外そうに眼鏡を上げた。


「意外だね。このまま軍を進めれば、大陸すべてを君の掌中に収められるのに」

「俺たちが目指したのは『自由』であって『独裁』じゃない」


 ミナトは懐から、影隼と隠龍が新たに作成した、未踏の地を含む広大な世界地図を広げた。


「見てくれ。俺たちの知る世界の外側は、まだこんなに広い」


 ミナトが指し示したのは、東方六国のさらに東に広がる『断絶の砂漠地帯』だった。  そこは強大な魔獣が跋扈し、人の侵入を拒む死の領域。だが、その過酷な砂の海の向こう側には、独自の文化を築いた『極東の国々』が存在するという。


「砂漠の南には無数の島々があり、独自の掟を持つ『海の民』がいる。彼らは部族間で争いながらも、海路を完全に封鎖している。……つまり、この砂漠と海によって、東と西は完全に分断されているわけだ」

「さらに南には『神々に忘れられた地』、魔族が住むという禁忌の大陸。北には海さえ凍りつく極寒の地か……」


 カインが地図の空白地帯を見つめ、静かに呟く。


「行ってはいけない、近づくことも難しい。……そんな場所ばかりだ」


 ミナトの目が、かつての好奇心旺盛なものに戻っていた。


「俺は、この分断を終わらせたい。南の海の民を説得……あるいは交渉し、海路を開く。そして砂漠の向こうの極東の国々と、貿易を始めるんだ」

「貿易……世界は広い……冒険の始まりだな」


 レンが興味深げに微笑む。


「ああ。砂漠を突っ切る国道は、まだ岩山丸の力でも難しいかもしれない。なら、まずは海だ」


 ミナトは、肩に乗ったホロを撫でながら、水平線の向こう側を指差した。


「アド・ヴァルム同盟の次なるフェーズ――南洋航路の開拓と、極東貿易の開始だ。……みんな。もう一度、俺に力を貸してくれるか?」

「……もちろんだ、どこまでもお供する」

「がはは! 海の民か。仲良くやろうではないか!」


新たな「道」を切り拓くために歩き出す。

 世界を繋ぐ国道は、いま、波飛沫なみしぶきの舞う海へと伸びようとしていた。


第37話をお読みいただきありがとうございました!

これで「二大勢力編」は完結となります。

ミナトが王として君臨するのではなく、さらに外の世界へと「道」を繋ごうとする姿、彼らしくてワクワクしますね。

極東の国、海の民、そして禁忌の南の大陸……。

次回、お楽しみに!

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※AIとの共同執筆作品となります。


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