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fetishism〜臭〜  作者: 百合香


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第三話 女の子の口から悪口という、ゴミ。

 いざ宴会が始まると、みんなの悪口大会が始まった。話を聞く限り、担任の先生の悪口や、授業の悪口、家族の悪口、好きな男の子に幻滅した話、そして話は、誰が誰を好きだの、彼氏が欲しいだの、推しが尊いだの、私のクラスの女子達がするような話になっていき、気分が悪くなってきた。


 結局この古びた神社で行われる遊びなんて、女の子特有の女子会と言われる、口から愚痴や悪口といったゴミを吐き出す事くらいなもんなのかもしれない。その中で聞いている男の子は退屈に違いない、ただひたすら口からゴミを出すのを見つめてるしかないのだから、私は男の子の方を見てみた、その表情はなんとも言えない表情をしていた。あ、男の子と目が合った、気まずい、もう彼女たちに用は無くなったので、帰ろうと思い背を向けようとした。その時に、男の子の目が隣に座っていた女の子の手によってハンカチで隠された。


 私は驚き、その場にとどまった、男の子はハンカチで目隠しをされ、さらに、手を後ろで縛られた。その女の子達の手際の良さはさながらドラマに出てくる拉致を図る誘拐犯のような感じで手慣れていた。本当にこの子達はさっきまで無邪気に話をしていた小学生なのだろうか?だが、何故か男の子は抵抗をみせない、まるで何かに洗脳されてるみたいに、自らそれを望んでいるように見えた。


 そうして、しばらくして女の子達は自分のランドセルから、筆箱やら、ノートや教科書、また髪留めのゴムや、ヘアピン、アクセサリー、等を自分たちが座っている、シートの上にたくさん出した。女の子達はコソコソと耳打ちをして何か相談をしていた、目隠しをさせられている男の子は、黙って女の子達から離れた場所にいる、まるで、これから、その男の子を処刑しようと企む魔女達に見えた。小学生だったはずの彼女達は、いつのまにか、人間ではない何かになろうとしていた。

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