第十四話 クラスのリーダ各の女の子の匂いpart2
教室の中はガランとしていて静寂に包まれていた。後ろのロッカーの上にある、生けてある三輪の赤いバラが不気味に光ってるように見える。私は思春期の男子の如く、上杉さんの机に向かった。上杉さんの机は白っぽい木の机だった。その横に上杉さんのリュックサックがかかってあった。
私は最初に机の中をゴソゴソと漁り数学の教科書を出した。それを鼻に近づけてクンクンと鼻を動かしてみた。インクの匂いがした。次にペンをケースから出し同じように、鼻をクンクンと動かした。今度は無臭だった、次にノートを出して匂いを嗅いでみたが、どれもこれも無臭だった、私は匂いが欲しくて、今度はリュックサックの中を漁り出した。
大きいポーチが出てきた。この中に匂いがするものが、隠されてるかと思い、ドキドキしながら、中を覗いてみた。そこにはナプキンとメイク道具、コンドームが出てきた。、一時期立った噂を思い出した。上杉さんは大人の男と付き合っていて、ホテルで淫行を行ったという噂だ、出所は分からないが、隣の女子と男子がコソコソと話していた。この噂はあながち本当かもしれない、コンドームからはゴムの匂いがしてきた。上杉さんはもしかしたら、ゴム臭いのかもしれない。しばらくリュックサックを漁ったが、何も特に何も出てこなかった。ふと視線を感じ、後ろを向いたら、上杉さんが怖い顔をして立っていた。私は、おかしくなり甲高い声で笑い出した。自分でもこんな、そこら辺にいる女の子みたいな甲高い声が出るのかと思い自分の笑い声にビックリした。
上杉さんはそんな私に恐怖を覚えたのか、今度は怯えた目をし始めた、その顔はやはりあの男の子に似ていた。
私の中で何かが弾けた。上杉さんは何しに教室に戻ってきたのか分からないが、私の心の中を刺激したのは確かだ、あの時、魔女達が行っていた儀式に似たゲームを見た時の興奮が私を変わらせた。私はスカートのポケットからハンカチを取り出し、上杉さんの背後に回り込み眼をハンカチで覆い視界を奪った。上杉さんは大きい声を出して助けを呼ぼうとしてたが、耳元で静かにしないと殴ると脅し、椅子に座らせた。
上杉さんは恐怖で震えていた、上杉さんは普段、人の悪口を言ったり、クラスで我が物顔でのさばってるけど案外弱いかもしれない、スカートから伸びる細い足が、小刻みに震えていて、私は生まれたての小鹿を思い出した。
上杉さんの耳元で低い声で囁いた、
「私の匂いを覚えなさい。」
自分の机から教科書やらペンやらノートを持ってきた。そしてそれぞれを上杉さんの鼻に当て、説明をしていく、「これが私の教科書よ、」「これが私のノートよ」「これが私のペンよ」「これが私の髪留めのピンよ」そして私は上履きを脱ぎ、これが私の上履きの匂いよと説明をした。
気が付くと上杉さんの口がパクパクと動いていた、何かそこから音が出ているのか、いないのか私には何も聞こえないが、匂いがしてくるのは分かった、それはゴミの匂いだ、生臭くて、動物の排泄物の匂いがしてくる、この汚い腐った私のゴミ箱になった上杉さんの事を掃除をしなければ、私は自分の水筒を出して、コップの部分を外し、中に自分の唾液を注いだ、今日の私の唾液は粘りがあまりなく透明でさらりとして清潔感に溢れていた。
それを私専用のゴミ箱の口の中に入れた。私は魔女みたいな低い声で聞いてみた。
「私の唾液どんな味がする?」
私専用のゴミ箱は無言のまま、身体を震わせいた、私はイラっとして、私専用のゴミ箱の頭を一回叩いた、私にこんな凶暴な一面があったなんて自分でも驚いた、私専用のゴミ箱は恐怖を覚えたのか、歯をガタガタしだし何か言ってる、でも私が聞きたいのはそんな事じゃない、
「上杉さん、私の唾液どんな味がした?言わないと貴方がコンドーム持ってた事、言いふらすわよ」
さらに脅してみた、ようやく私専用のゴミ箱が答えてくれた。
「美味しい味がしました・・・」
私はさらにムカついて、もう一度頭を叩いた、
いよいよ泣き出してしまい、私は、ハンカチを私専用のゴミ箱から外し、解放してあげた、上杉さんの目は真っ赤に涙で腫れていた。
私はこの後先生にチクられたら、どうしょうという不安より、ようやく私にも専用のゴミ箱が出来たことの高揚感でいっぱいだった、そして新しい気づきが二つっもあった、私もどうやら甲高い声でそこらへんの女の子みたいな声で笑うらしい、そして暴力的な一面を持ってるみたいだった。
この後、上杉さんはこの事を先生にはチクらず、クラスの中では、いつもより大人しくて私の耳は平和だった。
なんかこの作品を書いてたのが、去年の夏だったんですけど、自分で読んでて凄くつまらない話だと思ってます。ですが、完成してしまった作品なので、最後まで投稿していきます。
引き続きよろしくお願い致します。




