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fetishism〜臭〜  作者: 百合香


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第十話 靴下の臭いpart2

 罰ゲームが終わると再び、魔女たちは女の子に戻り甲高い声に戻った。男の子の目を隠しているハンカチを外し、掃除を始めて、皆がランドセルから、新しい靴下を出して履いて、儀式かゲームに使われた靴下はビニール袋に入れられ、ゴミ箱に捨てられるみたいだった、私はまた、、、そのビニール袋を見つめていた。


 女の子たちが神社の公園をバイバイと言い合い、それぞれが帰宅していく、公園に静寂が訪れる、私はみんなが帰るのを待っていた。また男の子は最後まで残っていた。しばし男の子と目が合う、私は話をかけようか迷ったが、そのうちに、男の子はお辞儀をして、帰っていった。

 私はこの間やったように、オズオズとゴミ箱の前まで歩く、今日は流石にドキドキはしないが背徳感な行為に高揚はしている。今日の神社の公園のゴミ箱は知らぬ間に回収をされたのか、綺麗だった、女の子達が捨てたビニール袋だけがある、私は女の子達が捨てたビニール袋を掴み、鞄の中に押し込んだ。ここに祀られいる神様の名前も知らないが、なんて人間は愚かなんだと、笑われている気がした、、静かな公園に今度は名も知らぬ神様の笑い声だけが響いていた。

 

 家に帰ってきた私は、お母さんの声を振り切り、四畳しかない独房みたいな部屋にこもった、念のために部屋に鍵をかけた、何の念のためかは私にも分からないが、とにかく人に見られるわけには、いかなかった。鞄の中から女の子達が捨てたビニール袋を取り出した。うっすらと透けて女の子達のカラフルな靴下が見える、早く匂いを嗅ぎたい、この靴下達はどんな匂いがするのか?果たして、それぞれが違う匂いがするのか?それとも匂いはどれも一緒なのか?私は確かめたい。


 ビニール袋から靴下を取り出した。残ったお菓子の袋の紙コップのゴミは、どけておく、一応、唾液が入っていた紙コップも匂いを嗅いでみたが今日も無臭だった。靴下達は流石に、臭い匂いがしてきた。朝から夕方近くまで足の中で擦られてきたんだ、さすがに汗で匂いが湧くはずだ、私は最初に取り出した靴下は夢の国にいるキャラクターが描かれている靴下だ、先が黒くなっていて、すでに少し臭い匂いがしてきた。私はそれを、鼻に近づけクンクンと犬みたいに鼻を動かした。少しツンとする匂いがした、この間食べた少し古くなった納豆を思い出した。あの時は学校を遅刻しそうになって、早くご飯を食べたくて日にちを見ずに納豆を食べてしまった。少し匂いが強くご飯にかけて、食べたけども、鼻で息をする度に鼻がツンとした。そんな匂いがこの靴下にはしてきた。だがこの靴下が何さんの靴下は分からないが、靴下のほうが、教科書やノートやペンと違い個性が出て匂いが当てやすいのかもしれない。


 だがそんな風に思ったが、次の靴下でまた分からなくなった、次の靴下は赤い色に、ひまわりの柄が描かれている靴下だ、だが色が褪せていて、ひまわりは生命力がなく暗く沈んでいた。同じような匂いがしてきた。私はその靴下もさっきと同じように鼻をクンクンと動かした。ツンとする納豆の匂いがした、さっきと同じだった。


 そのあと、三足位匂いを嗅いでみたが、同じような匂いだった、あの男の子はやはり凄い、この同じような匂いの中から誰が何の靴下なのか見事当てて見せた。やっぱり人にはその人の独自の匂いが存在するんだろうか、私は自分の靴下を脱いだ、今日一日、同じ靴下で、履きかえてはいない、この靴下で学校に行き、体育の授業を受け、神社の公園に向かった。私の靴下は無地の白のソックスで少し古くなりゴムの所がよれよれだ、クンクンと鼻を動かして匂いを嗅いでみた。こんなにも動いてたのに、何故か分からないが無臭だった。

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