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96 .追試まで66

 ホームに着くと丁度のタイミングで電車が入って来ました。

「この時間は人が多いな。」

と畑中くん。

「確かに。この時間は仕事帰りの人が多いよね。さっ乗りますか。」

と言って電車から降りる人達を見送り、電車に乗りました。

 朝ほどではありませんが結構な混みようです。鷹村くんが

「小鳥、こっち。」

と手を引いてくれて、いつものように私を守るよう立ってくれました。しいちゃんと畑中くんはどこに行ったんだろ。私が背伸びをしてキョロキョロしてると

「あの2人ならあそこにいる。」

「え?どこ?」

「小鳥は見えないか。」

そう言ってニヤッと笑います。

「うわっ。私が背が低いからって馬鹿にした。あーあ。傷ついた。」

と言ったら、

「ごめん。そんなつもりじゃなくて。それに俺は今のままでいいと思う。」

「ふふふ。冗談よ。」


 電車が動き出すと鷹村くんは私の腰に手を回し私が倒れないように気を遣ってくれています。・・・有難いのだけど何か恥ずかしい・・・。それに鷹村くんも私を支えたままだと大変だよね。何とか手を伸ばせば上の手すりに手が届くかな?私は背伸びをして手を伸ばしていたら

「どうした?」

「私を支えるの大変だろうと思って。」

「大変じゃないよ背伸びなんかしたら危ないだろ。」

その時電車が揺れて鷹村くんは私が倒れないように抱き寄せてくれました。うー。結局迷惑をかけてしまった。

「ありがとう。」

「うん。」

鷹村くんはその後も私が倒れないように私を抱き寄せたままでいてくれました。

登場人物

小鳥遊マヤ→秀華学園、高校2年生(2年A組)。アメリカに住んでいたが両親を事故で亡くし、祖父母に引き取られ日本に戻ってきた。

鷹村龍→赤髪。鬼山高校の2年生。他校の不良たちと度々問題を起こしてきた問題児。

小鳥遊巌→マヤの祖父、たかなし医院の院長

小鳥遊富士子→マヤの祖母

森田先生→マヤ(2年A組)の担任

東口先生→秀華学園の生活指導の先生。担当教科は数学。

畑中昇太→秀華学園、(2年A組)

椎名歌→秀華学園、(2年A組)。あだ名はしいちゃん。

滝川 恋 (れん)→秀華学園、(2年A組)

林 頼人 (らいと)→秀華学園、(2年A組)

馬場正 (ただし)→秀華学園、テニス部、クラス委員(2年A組)

秋山淳子→秀華学園(2年A組)

木村正雄→秀華学園美術部部員(2年B組)

ひぐりん→鬼山高校の先生

菊田毅→金髪。鬼山高校(2年)

川村利明→茶髪。鬼山高校(2年)

小森健太→緑髪。鬼山高校(2年)

小川→鬼山高校

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