82.追試まで52
「私が鷹村くんたちに勉強を教えてたでしょ。その様子を店外から見て私が鬼山の生徒に絡まれていると思って私を助けようと学校に電話して、樋口先生を呼んでくれた子がれんちゃん。私を心配したれんちゃんがしいちゃんと翌日に声をかけてくれたの。そのことがきっかけで話をするようになって、一緒にお弁当を食べていたらその時にしいちゃんと仲がいい畑中くんと、その畑中君と仲がいい林くんも一緒にお弁当を食べることとなったの。それでファミレスでの話をしたらみんなが鬼山の真面目に勉強を教わる生徒たちに興味を持ってね。それで一緒にファミレスに行ってくれることになったの。だから鷹村くんが私たちを繋いでくれたんだよ。ありがとう。」
と伝えると
「ひぐりんが来たのって、滝川さんが電話したからだったんだ・・。」
「そうなの。先生が来た後私、塾があったからダッシュで帰ったでしょ。私が鷹村くんたちにひどいことされたんじゃないかってすごく心配してくれてたのよ。それで次の日に声をかけてくれたのよ。」
「ははは。林さんの早とちりのおかげか。でも、俺は小鳥には絶対にひどいことしないからな。」
「わかってるよ。」
そういうと私は鷹村くんの手をぎゅっと握りました。すると鷹村くんも優しくぎゅっと握り返してくれました。鷹村くんの顔を見上げたら、鷹村くんは
「な、なんだよ。」
と言うので、私は
「何でもないよ。ただ見ただけだよ。」
と言い、また手をぎゅっと握りました。
「送ってくれてありがとう。鷹村くん、気をつけて帰ってね。」
「おう。」
「おやすみなさい。」
「おやすみ。って、俺は帰って勉強するからな。」
「うん。頑張ってね。」
登場人物
小鳥遊マヤ→秀華学園、高校2年生(2年A組)。アメリカに住んでいたが両親を事故で亡くし、祖父母に引き取られ日本に戻ってきた。
鷹村龍→赤髪。鬼山高校の2年生。他校の不良たちと度々問題を起こしてきた問題児。
小鳥遊巌→マヤの祖父、たかなし医院の院長
小鳥遊富士子→マヤの祖母
森田先生→マヤ(2年A組)の担任
東口先生→秀華学園の生活指導の先生
畑中昇太→秀華学園、(2年A組)
椎名歌→秀華学園、(2年A組)。あだ名はしいちゃん。
滝川 恋 (れん)→秀華学園、(2年A組)
林 頼人 (らいと)→秀華学園、(2年A組)
馬場正 (ただし)→秀華学園、テニス部、クラス委員(2年A組)
秋山淳子→秀華学園(2年A組)
木村正雄→秀華学園美術部部員(2年B組)
ひぐりん→鬼山高校の先生
菊田毅→金髪。鬼山高校(2年)
川村利明→茶髪。鬼山高校(2年)
小森健太→緑髪。鬼山高校(2年)
小川→鬼山高校




