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81.追試まで51

追試まで51となっています。丸の中に51としたかったのですが、パソコンで表示できなかったため丸無しの51と表記しています。以降、52、53と表記します。

 鷹村くんに送ってもらうことになりました。鷹村くんは何も喋らず黙って歩いています。私が「私に何かあったら」なんて言ったから怒ってるのかな。

「鷹村くん、さっきは変なこと言ってごめんなさい。」

「いや。俺も勝手に押しかけてごめん。1人で夜道を帰る小鳥が心配で。」

「ありがとう。」

鷹村くんって優しくてあったかい。・・・それに心配性。背も高くて、背中も大きい。・・・お父さんもそうだったな。私のお父さんも、優しくて、あったかくて、心配性で、背も高くて背中も大きくて。鷹村くんの膝もお父さんみたいだったな。

「鷹村くんって、お父さんみたい。」

「は?」

しまった。つい口から出てしまった。恥ずかしい。

「ごめん。変なこと言って。うちのお父さん、鷹村くんみたいに優しくて、あったかくて、心配性で、背も高くて、背中も大きくて。・・それと膝の上に座った感じも似てて。鷹村くんと似てるなって思ってたら口から出てしまって・・・。」

「そっか。今はそれでいいよ。俺は小鳥の親父さんみたいに立派な人間じゃねーけど、小鳥の親父さんのかわりに小鳥を守るから。いつでも俺に甘えろ。」

鷹村くんは私に微笑みながらそう言ってくれました。そして

「じゃあ、パパと手を繋ぐか?」

と笑って言うので、私は

「うん。」

と鷹村くんの手を取りました。

「え?!あ、え?」

「どうしたの?鷹村くん。行こ!」

「あ、あぁ。」

「鷹村くんの手、大きいね。」

「あ、あぁ、小鳥の親父さんの手もデカかったのか?」

「うん。」

「小鳥の手はちいせーな。」

「そうかな?平均的な女子の手の大きさだとおもうよ。」

「そんなもんか?平均的な女子の手の大きさって知らねーから。」

「そんなもんだよ。」

「明日の放課後は、ファミレスにするか?」

「うん。いいよ。じゃあ、放課後、ファミレスに集合で。あ、他の3人は大丈夫なの?明日は塾、お休みだし勉強見てあげれるよ。メッセージグループにお誘いメール書くね。」

「あぁ。そうだな。」

私はスマホを出し、勉強グループにメッセージを入れて送信しました。すると、赤点を取った彼らだけでなく、しいちゃんやれんちゃん、畑中くんに林くんまで参加すると返事がきました。そのメッセージを鷹村くんに見せると、

「ありがてーな。ほんと小鳥には感謝だわ。」

「え?何で?」

「俺、前にも言ったと思うけど、秀華の生徒に勉強を教わるなんて思ってなかったし、仲良くなれるとか思ってなかったから。あの時、小鳥が消しゴム拾って声かけてくれたおかげだよ。」

「私も鷹村くんに感謝だよ。だって鷹村くんが消しゴム落としたおかげで、鷹村くんたちや、秀華の4人とも仲良くなれたんだよ。」

「え?マジで?」

「畑中くんは同じ塾の同じクラスで、その畑中くんと仲良しなしいちゃんとは塾の時に話をしたりしてたんだけどね、仲良くなったのは翌日、鷹村くんきっかけだし。れんちゃんと、林くんと仲良くなったのも鷹村くんきっかけなんだよね。」

「え?そうなのか?」

「聞きたい?」

「うん。聞きたい。」


登場人物

小鳥遊マヤ→秀華学園、高校2年生(2年A組)。アメリカに住んでいたが両親を事故で亡くし、祖父母に引き取られ日本に戻ってきた。

鷹村龍→赤髪。鬼山高校の2年生。他校の不良たちと度々問題を起こしてきた問題児。

小鳥遊巌→マヤの祖父、たかなし医院の院長

小鳥遊富士子→マヤの祖母

森田先生→マヤ(2年A組)の担任

東口先生→秀華学園の生活指導の先生

畑中昇太→秀華学園、(2年A組)

椎名歌→秀華学園、(2年A組)。あだ名はしいちゃん。

滝川 恋 (れん)→秀華学園、(2年A組)

林 頼人 (らいと)→秀華学園、(2年A組)

馬場正 (ただし)→秀華学園、テニス部、クラス委員(2年A組)

秋山淳子→秀華学園(2年A組)

木村正雄→秀華学園美術部部員(2年B組)

ひぐりん→鬼山高校の先生

菊田毅→金髪。鬼山高校(2年)

川村利明→茶髪。鬼山高校(2年)

小森健太→緑髪。鬼山高校(2年)

小川→鬼山高校

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