53.追試まで㉑
「ふわ〜。」
時計を見ると7時。昨夜(というか今朝は)勉強が捗って4時まで宿題をしてしまいました。7、8割は終わらせたので、今日は鷹村くんの勉強にゆっくりつきあえます。
私が朝食を食べていると、おじいちゃんに
「鷹村くんが来るまで時間があるんだから、段ボールの荷物を整理しなさい。昨日も制服をずっと着ていただろ。」
と言われてしまいました。
「はーい。でも私服ってそう使わないのよねー。だって平日は学校で、土、日の塾は制服登校なんだもん。私服って使わないでしょ。今日も勉強するんだから制服でいいと思うのよね。それに私は2年しか制服着ないじゃない?だから勿体無いから毎日着た方がいいかなって思うんだけどなぁ。」
と言うと、
「もう。屁理屈言わずにさっさと段ボール片付けちゃいなさい。
とおばあちゃんはため息をつきながら言いました。
食事を済ませて部屋に戻りとりあえず本の整理をしようと段ボールから本棚に入れていきます。
「あっ。『魔女さんの魔法の食卓 』だ。懐かしい〜。」
この本はナンシーが誕生日にプレゼントしてくれたのよね。ナンシーは日本のアニメが好きで、『魔女のにょんにょん』の原作で、日本で流行ってるからとプレゼントしてくれたのよね。私は懐かしくて、読み始めました。
「あ!!もう10時13分」
私は歯磨き洗顔をし、髪を結って着替えようと・・・。あーーー。服。どーしよー。あれだけ時間があったのに何をしていたんだって怒られるよ。
その時
ピンポーン!!
「あ、鷹村くん来ちゃった。どうしよーー。あ、あれがあった。」
私は急いで着替えをしました。
登場人物
小鳥遊マヤ→秀華学園、高校2年生(2年A組)。アメリカに住んでいたが両親を事故で亡くし、祖父母に引き取られ日本に戻ってきた。
鷹村龍→赤髪。鬼山高校の2年生。他校の不良たちと度々問題を起こしてきた問題児。
小鳥遊巌→マヤの祖父、たかなし医院の院長
小鳥遊富士子→マヤの祖母
森田先生→マヤ(2年A組)の担任
東口先生→秀華学園の生活指導の先生
畑中昇太→秀華学園、(2年A組)
椎名歌→秀華学園、(2年A組)。あだ名はしいちゃん。
滝川 恋れん→秀華学園、(2年A組)
林 頼人らいと→秀華学園、(2年A組)
ひぐりん→鬼山高校の先生
菊田毅→金髪。鬼山高校(2年)
川村利明→茶髪。鬼山高校(2年)
小森健太→緑髪。鬼山高校(2年)
小川→鬼山高校




