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44.追試まで⑫

「いってきまーす!」

私は家を出て塾に向かいます。結局4時頃まで眠れず、起きたのは朝の7時。今日もあんまり眠れなかったな。時差ぼけもあるのかな?そんなことを考えながら歩いているとスマホが鳴りました。確認すると鷹村くんからのメッセージ。

『おはよう。塾頑張って!』というメッセージとひよこがニッコリわらつているスタンプが送信されていました。私は

『おはようございます。がんばります!鷹村くんも、勉強頑張ってね!』とメッセージを書いてホーク大佐が笑っているスタンプを送信しました。


 そういえばおばあちゃんもう寿司桶を出してたな。夕飯のちらし寿司楽しみだな。今日はお弁当も作ってくれたのよね。何が入ってるんだろ。私の頭の中は食べ物のことでいっぱいです。

「小鳥遊ちゃんおはよ。」

小鳥遊ちゃん、ちゃん?振り返ると椎名さん。私は

「おはよう。」

と挨拶をすると、椎名さんは

「やっぱ、たかちゃんの方が呼びやすいかな。これからたかちゃんって呼んでいい?」

と尋ねるので私は

「うん。いいよ。好きに呼んで。」

と答えました。椎名さんは

「私のことも好きに呼んで。毎回椎名さんって言い辛いでしょ。」

と言いました。椎名さんって言いづらいかな?私は

「じゃあ、しいちゃんは?」

と尋ねると、椎名さんは

「それいいね!じゃあ、私のことはしいちゃんで。」

私は

「わかった。じゃあ、しいちゃん、しいちゃんは塾のクラスはどこ?」

と尋ねると、

「国立の理系クラス。私国語が苦手だからさ。理数で受験した方がいいかなと思って。」

と答えました。するとしいちゃんは

「今日、塾のあと鷹村くんと勉強するんでしょ。」

と尋ねるので、

「うん。最初はトムズバーガーで勉強することにしていたんだけど、おじいちゃんとおばあちゃんがあそこは人が土日、特に人が多くて勉強できる環境じゃないって言っていたから、塾が終わったらうちで勉強することになったの。」

と伝えると、しいちゃんは

「ん〜。いーじゃん。」

とキャピキャピし始めたので、私は

「しいちゃん、一緒にくる?」

と尋ねると、しいちゃんは

「行きたいのは山々だけど、私は野暮じゃないから。」

とポーズをキメました。しいちゃんは朝から賑やかだな。話が弾んであっという間に塾に着き、それぞれの教室に向かいました。


 教室に着いて1時間目の準備をしていたら畑中くんがやって来て私の隣に座りました。畑中くんも

「今日は鷹村くんと勉強だろ?」

と挨拶代わりに尋ねます。私は

「おはよう。それさっき椎名さんからも聞かれたよ。」

と答えました。そして

「塾が終わったら、うちで勉強するの。」

と答えると椎名さんのように驚かず(しいちゃんが驚きすぎか・・・)、畑中くんは

「そっか。頑張ってね、先生!」

と言って授業の準備を始めました。







登場人物

小鳥遊マヤ→秀華学園、高校2年生(2年A組)。アメリカに住んでいたが両親を事故で亡くし、祖父母に引き取られ日本に戻ってきた。

鷹村龍→赤髪。鬼山高校の2年生。他校の不良たちと度々問題を起こしてきた問題児。

小鳥遊巌→マヤの祖父、たかなし医院の院長

小鳥遊富士子→マヤの祖母

森田先生→マヤ(2年A組)の担任

東口先生→秀華学園の生活指導の先生

畑中昇太→秀華学園、(2年A組)

椎名歌→秀華学園、(2年A組)。あだ名はしいちゃん。

滝川 恋れん→秀華学園、(2年A組)

林 頼人らいと→秀華学園、(2年A組)

ひぐりん→鬼山高校の先生

菊田毅→金髪。鬼山高校(2年)

川村利明→茶髪。鬼山高校(2年)

小森健太→緑髪。鬼山高校(2年)

小川→鬼山高校

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