表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/180

39.追試まで⑦

 私達がホームに上がるとタイミングよく電車が来ました。秀華高校のホームには秀華の学生が2、3人居てこちらを見ています。

電車のドアが開いたので電車に乗り込むと、学ランを着た生徒や、鷹村くんと同じ夏服を着た生徒がたくさんいます。その生徒が急に立ち上がって、私たちの方を見て

「おつぅあしゃぁーす!」

と言って頭を下げました。・・・なんて?!すると鷹村くんは、

「うるせーよ。黙って乗ってろ。他の人のめーわくになんだろが。」

と言うと、

その生徒たちが

「しゃーせん。」

と言って一斉に座りました。・・・一体なんなの?私がキョロキョロしていると、鷹村くんは

「悪いなぁ。」

と耳元で謝りました。ちょっと顔近いわよ!!と思って文句の一つでも言おうとしたら、電車が動き出しふらついてしまいました。

「おっと。危ない。」

と言って鷹村くんが身体を支えてくれました。その瞬間、車両内がざわつきました。私は

「ごめん。ありがとう。」

と言って身体を離し、手すりを持ちました。なんだか気まずいなと思ってたら

「中央文化センター、中央文化センター。」

ドアが開き、私は、

「じゃあ、又。明日。4時15分にトムズバーガー前で待ってるね。勉強頑張って!バイバイ。」

と言って、ホームに降りました。鷹村くんは

「あぁ、じゃあ。」

と言って頭をぺこっと下げました。鷹村くんがこっちを見ていたので、私は電車が出るのを見送ろうと立っていたらドアが閉まるタイミングで、鷹村くんは恥ずかしそうに小さく手を降りました。ドアが閉まった瞬間、男子生徒の低い声の歓声が聞こえんですがそのまま電車は行ってしまいました。



 塾に着き、教室に入ると畑中くんが手を振っています。ちゃんと真ん中の端の席を取っていてくれました。私が畑中くんの元に行くと、

「ここ。座って。」

と言って荷物をどけました。私は

「席、取っててくれてありがとう。」 

とお礼を言うと、畑中くんは、

「で、鷹村くん元気になった?」

と尋ねます。鷹村くん元気になったのかな?

「ん〜。わからないけど、明日一緒に勉強するから、その時元気がなかったら、その時に励まします。」

と言うと、畑中くんは

「ははは。手のかかる教え子がいると大変だね。」

と言って笑いました。私は、

「鷹村くんって不良なのよね。怖い人だって聞いてたんだけど、違うの?」

と尋ねると、

「そうだな。俺も噂と違ってかわいい人だなってびっくりしてるよ。」

と言いました。人の噂ってあてにならないわね。そう思っていると、スマホが震えました。

メッセージ1件  『今日は色々と迷惑をかけた。塾、がんばって。』というメッセージとひよこが気合いを入れて燃えいるイラストのスタンプが届きました。ひよこが燃えると焼き鳥になりそう・・・。思わず吹き出しそうになりました。すると、畑中くんが、

「鷹村くんから?」

と尋ねるので、

「ええ。」

と答えると、

「早く返信しないと彼、又へこむよ。」

と言うので急いで返信しました。


『これから授業なので、電源を切ります。今日のことは気にしていないので、鷹村くんも勉強頑張って!』

とメッセージを送信しました。




 

登場人物

小鳥遊マヤ→秀華学園、高校2年生(2年A組)。アメリカに住んでいたが両親を事故で亡くし、祖父母に引き取られ日本に戻ってきた。

鷹村龍→赤髪。鬼山高校の2年生。他校の不良たちと度々問題を起こしてきた問題児。

小鳥遊巌→マヤの祖父、たかなし医院の院長

小鳥遊富士子→マヤの祖母

森田先生→マヤ(2年A組)の担任

東口先生→秀華学園の生活指導の先生

畑中昇太→秀華学園、(2年A組)

椎名歌→秀華学園、(2年A組)

滝川 恋れん→秀華学園、(2年A組)

林 頼人らいと→秀華学園、(2年A組)

ひぐりん→鬼山高校の先生

菊田毅→金髪。鬼山高校(2年)

川村利明→茶髪。鬼山高校(2年)

小森健太→緑髪。鬼山高校(2年)

小川→鬼山高校

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ