35.追試まで③
私が教室に入ると、ホームでの出来事を見ていた生徒から何があったのか?大丈夫だったか?と尋ねられました。私は、咄嗟に
「鬼山の生徒さんと降りるときにぶつかって、しかも足を踏まれたの。それで彼らが私に謝っていたのよ」
と嘘を伝えると、クラスの人たちは、鬼山の生徒も謝ることがあるんだ。とか意外と常識があるのねとか言って納得して自分達の席に戻って行きました。
私はカバンから荷物を出し、机の引き出しに入れようとしたら携帯が震えました。『メッセージ1件』私はそれを確認すると、鷹村くんから
『さっきは嫌な思いをさせて悪かった。』というメッセージと、ひよこがごめんと頭を下げているイラストのスタンプが届きました。別に鷹村さんが悪いわけではないし。いちゃもんをつけてきた小川くんが謝るならわかるけどさ。何で私が文句を言われなきゃいけなかったのかな?と今になって腹が立ってきました。そして鷹村くんに返事を書こうと思った時、滝川さんが、「英語の課題やった?この⑥と⑨がわからなかったから教えて。」
とワークを持ってきたのでホームルームが始まるまで一緒に勉強をしました。
ホームルーム開始5分前の予鈴が鳴ったので私は携帯の電源を切りました。(授業中は電源を切るルールなので。)
登場人物
小鳥遊マヤ→秀華学園、高校2年生(2年A組)。アメリカに住んでいたが両親を事故で亡くし、祖父母に引き取られ日本に戻ってきた。
鷹村龍→赤髪。鬼山高校の2年生。他校の不良たちと度々問題を起こしてきた問題児。
小鳥遊巌→マヤの祖父、たかなし医院の院長
小鳥遊富士子→マヤの祖母
森田先生→マヤ(2年A組)の担任
東口先生→秀華学園の生活指導の先生
畑中昇太→秀華学園、(2年A組)
椎名歌→秀華学園、(2年A組)
滝川 恋れん→秀華学園、(2年A組)
林 頼人らいと→秀華学園、(2年A組)
ひぐりん→鬼山高校の先生
菊田毅→金髪。鬼山高校(2年)
川村利明→茶髪。鬼山高校(2年)
小森健太→緑髪。鬼山高校(2年)
小川→鬼山高校




