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ゴブリンズロード タナトスだけがしっている死

『オンギャー』  


産まれたよ!


かわいいごぶりんがね!(火属性完全耐性持ち) 


うぉぉこれいいんじゃね?!


火属性耐性もちはつよそうだよね。


どうしよっか!

それから毎日親友のゴブリンたちと戦って遊んで練磨してきた。


10歳になると成人の儀式をおこない冒険者のパーティーをおそわなければならない。


大抵がここで全滅するのだが、親友のゴブタが魔法使いで火属性を中心に学ばせ訓練させていたのだ。


なんのためかというと、人間の言語をあやつれるゴブリンとして周りからリスペクトされて育ったカリスマゴブリンが人間へのヘイトスピーチによる挑発で一斉に注目を集めてダンジョンでひろった冒険者の遺体からはぎとった固めの防具で攻撃をしのぎ、一点にあつめたところでファイアの魔法で焼き尽くす狩りをおぼえたのだ。


ゴブコはヒーラーでいつも傷をいやしてれる。


先週たおした、鷹の団というパーティからドロップした世界の卵というネックレスには気持ち悪い顔がついている。噂ではこれをてにしたものは世界を制するというこらしいが、能力はアンノウンだ。

ベヘリットという単語が脳裏にちらつくようになった。



重鎧をまとったゴブリンのおれはゴブリンチャンピオンに進化した。


進化と同時に爆炎の拳を習得した。


なぐる度に爆炎がわきたつのだ。たのしい!


木をなぐり倒し木材へと加工する。

端材は爆炎で炭にするこにした。


加工作業をしていると人影がみえてきた。

銀翼の使徒となのるパーティに討伐されそうになる。


『人間の言葉を解するゴブリンとはきみかな?』


『なんだよ』


『和解しないか』


『殺されたゴブリンのうらみをはらすといいたいところだが、おれは前世は人間なんだ』


『前世など迷信かと思ったが君をみてると不思議と信じてしまいそうになるよ』


手を差し出してみる。


相手も手をだしてくる。


握りあい上下に揺らす。


ぎこちないがうちとけた気がした。


その瞬間、腹部に熱さを感じた。


なんだ・・・これ・・・。


『下衆がぁああしねぇえええ仲間の敵!』


冒険者は腹部に刺したナイフをよりふかくつきたてた。

範囲火炎かりをしていたことで、死んだ仲間の敵討ちだそうだ。


『人間ってやっぱこえぇ・・・』


『ヒール!』


滲み出る血がおさまっていくのを熱でかんじる。


ゴブコ・・・いいゴブリンだな・・・!


泣きながらヒールをするゴブコを背にして冒険者のあごに爆炎の拳をたたきこむ。

左足を軸に右足でふんばり遠心力を最大につかって180度ふりかぶった渾身のアッパーをぶちかます。


『渾身のアッパー!!』


爆炎で冒険者の顔が焦げていくのが見えた。

炭を作っているときに感じる熱気と共にこいつも無機質な物にしてやると思いを込めて。 


ワンピースの白目をむいてもえているシーンを彷彿とさせた。


くすりときたが、すぐにナイフをぬきとり治療する。


ゴブタも心配そうにみつめている。


ゴブリン同士では念派のようもので意志疎通をしているので、いいたいことはだいたいつたわってくる。


恐らくはトドメをさせだ!


アッパーのあとの左ブローがずどんと耳から耳へとつきぬける炎になる。男は倒れこみうなだれる。


シーフのゴブゾウが影から表れ他の冒険者の首を7つほどかかえていた。


ゴブゾウはこの戦果でゴブリンロードへと昇格した。


ゴブコとゴブゾウとゴブタとおれのパーティはより強く進化していった。

銀翼の使徒から装備を剥ぎ取り、余った分は他のゴブリンたちにまわしてやった。


ゴブリンの集落をつくることにきめた!




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