表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
甘くて不味い私の日常  作者: 中村ぽっぽ
9/9

エレガント

ひとしきり盛り上がったあと、美穂は彼氏とイルミネーションを見る予定がある、といって店を後にした。

彼氏がいると色々と大変だよね、時間もお金も自由がないんだから。

その分私は気楽でいいわー。


時刻は20時過ぎ。

帰る支度を整え「お疲れさまでした」とみんなに挨拶をして店を後にする。

まだいたのか、と言いたげなスタッフたちの視線なんて全く気にしない。




次のバイトまで時間があるので、今度のイベント用の勝負服を買いにショッピングモールへと足を運ぶ。

12月24日クリスマスイブに行われる、ルイのトークイベントだ。



ルイはネットで活躍する、いわゆるイインフルエンサー。

基本は配信業や、モデル業、歌を動画サイトにアップする、などの活動が主である。



そんな彼とのリアルイベントはそう多くない。

しかも今回はチェキ会まである!!!!

なので、吾輩の気合の入り方は尋常じゃないのだよ。



めちゃくちゃいい匂いさせていかなきゃ。



別にガチ恋とか、リアコとかではない。

だけど、隣に並ぶんだもん。一応ね。推しにはいい様に思われた方がそりゃあ嬉しいし。

うん。



その後、オシャレな服屋でマネキンが着ている服を一式買い占め、雑貨屋でいい匂いの香水を調達した。

店員さんの「エレガントな香り」という言葉に釣られ購入したが、よくわからん花の匂いがした。

早速、首元につけてみると、できる女になった気がして気分がいい。



これからの夜勤も難なくこなせそうだ。



買い物を済ませた私は、少し家で時間を潰したのち、コンビニへと向かう。

服もジャージから、白ニットへと着替え、香水ももう一振り。

うーん、エレガント。



よーし、頑張るぞ。



「おはようございます!!」



この時、恐ろしい悪魔が忍び寄ってきていることを、私はまだ気づいていない。








心優しき天使。

そこのあなたです。

読んでくださり、ありがとうございます。

よかったら、いいね、感想、頂けますと大変励みになります。

今日もみなさんお疲れ様です。

明日ものんびり頑張りましょうね!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ