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ラムド帝国の野望

謁見の間では

皇帝

以下各司令官が集まり会談が行われていた


ダオス皇帝 男 37歳


ダーク総帥 本国防衛司令官 55歳 男




オルクス大将 南方方面司令官 42歳 男




カイズ大将 東方方面司令官 42歳 男




有人翼国


アルフ大将 西方方面司令官 58歳 男




ダークエルフ


シンシア中将 北方方面司令官 26歳 女




ダオス陛下!?


ダーク総帥どうしたのだ


はっ!!「報告がございます」




うむ申してみよ


はっ!!


現在我が軍は西方の強国熊獣人国との戦闘中ですが


間もなく制圧する見込みです


ふっははは!!


遂にあの目障りな獣人族を駆逐でき西方を統一出来るのだな


はい


ですが、熊獣人族は蛮勇で有名です最後の一兵迄も戦うと思います。


そこで、確実に我が軍の勝利を得る為に


新たに2万の兵力を投入したいと思います


その部隊の司令官と副官は


そこにおられるシンシア中将とリーファ少将を推挙致します


おー


周囲がざわつく


ほうー


その方が、我が帝国の魔女と呼ばれてるシンシアか


はっ、皇帝陛下


良かろう


ありがとうございます


陛下


必ずや、我が軍の勝利を約束致します


うむ


次の議題ですが


東方侵攻作戦の件ですが、国内平定がなり次第


ティオスとの開戦に踏み切ります


おぉっ!!


我らの最初の目的はティオス領のクイの砦とライの砦の占拠であります、そこを足掛かりにタナス要塞都市を制圧


ティオスの喉元に楔を刺します


喉元に楔を刺されたティオス側は、それを排除するために


全軍でタナスを取り返す為に全力で反撃してくることでしょう

さらに本国では兵力は僅かな手勢となり、その隙にティオス本城を落としランナート国王を捕えます


これでティオスも降伏するでありましょう


うむ

ダーク皇帝が言う

いまティオスの制圧の任務に付いているのは誰だ

はっ

オルクス大将とカイズ大将であります

あいわかった

ダークは言葉を続けて

故に我々は、初戦において確実にライの砦とサイの砦を制圧するのに全力をあげるのだ

とダーク総帥が力強く語る


カイズが言う

はい、我が軍のメンバー達もこの占領計画に対して昼夜議論しました

我々が出した答えは、飛び兎作戦であります


ラーズ軍港を基地となし確実に巣を延ばしながらタナス要塞に迫る作戦です


再びダークが言う

西部戦線も同じ事だが

占領地を拡大することは、今度はそれを維持をするのには兵力、金、物資の3つが掛かるのだ

従って、今度はむやみやたらに戦線と兵力分散を拡大するのはさせない考えで基本戦略も構成したいのだよ

むろんタナスは取る。

しかしそれは、あくま東方侵攻の第1目標なのだよ

戦術の基本は、敵の有利を避け敵の弱点を衝くことだ


確か、陸軍の古狸どもはタナス以降東への侵攻を提案しているが

ダーク総帥の意見を伺いたい

すると、ダークはオルクスを促した

オルクスが言う

僭越ではありますが、申し上げます。

広大なアトラ大陸を占領するのは、容易いんではありません。

私はタナス要塞を陸軍に占領させるのが得策と思います

わかった

陸軍の古参どもは私が押さえよう

ありがとございます


ところで

ラーズ様子はどうなっておる

現在ラーズ軍港には、25万の兵力が駐屯しており士気も上がってます

これは、東方も我が手の中に入ったのも当然だな


開戦の準備は?

陸軍は大丈夫です

とカイズが答える

補給のことだが

オルクスが答える

全ての準備は整ってます


よし西部侵攻軍は、熊獣人族との戦闘が終了次第

余裕が出来るであろう

彼らを サイとライの攻略戦に振り分けよう

私からは、陸軍参謀本部に直接支持を出す

ついでに古参の失脚を兼ねてな


わかりました

ところで、ライの砦攻略司令官はお決まりになられたのですか?

とオルクスは訊ねた

うむ、アルフ大将に打診したところ

まぁ彼は老兵には、間違いないのだが、老骨に鞭を打ってでも出陣すると言っていた

あぁ、あの方ならば

と、オルクスは頷く

確か常備軍編入だったはずですが、部下に慕われ経験も豊富ですからね

安心いたしました


うむ

他に質問の方はいないのかね?

いなければ、此にて会議を終了する

以上だ

各人それぞれの想いを胸秘め自軍の赴任地へと戻って言ったのである

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― 新着の感想 ―
[良い点] 遂に本格的な戦略になって来ましたね これからの展開が楽しみです [気になる点] 無し [一言] まだまだ、これからと思いますが、頑張って欲しいですね
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