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◇ 第二部 キャラ設定集 その3

今回はザン達が遭遇したSランク相当の魔物達の紹介です。


〔 大剣のような角をもった鮫 〕


魔物名:グランソードシャーク・メガロン

立場:ダンジョンの隠し部屋の裏ボス(EXボス)


見た目:全体的に透き通るような水色に色味がかったサメ。頭にノコギリ状のの大剣がくっついてる。


強さ指標:Sランク-下~中位



=説明=


ダンジョンの隠し部屋にしか現れないサメの魔物。

ノコギリのような角を除いた身体の大きさは、サメとしては平均より上程度である。


空中・水中を高速で飛び回り、その間に次々と、本来は人型の魔物が使う剣技を角から放つというのが主な戦い方の魔物。攻撃と速さが高い。

飛ぶ斬撃系の技及び究極術技を多用し、遠距離から攻撃するため一度浮遊を始めるとなかなか降りてこず、挑戦者側からの攻撃はなかなか当たらない。


その分、防御力や属性耐性や毒などへの耐性はSランクの魔物としてはかなり低めであり、うまくSランク相当の火力の攻撃を当てることさえできればEXボスの中ではかなり簡単に倒せる方である。


そのため、強敵であることに変わりはないもののEXボスの中で総合的な強さでは下から数えた方が早く、遭遇・討伐報告も多め。



=宝具pickup=


鮫角(こうかく)の大剣 ソジャーク」


グランソードシャーク・メガロンの角をそのまま引っこ抜いて柄をつけたような大剣。人間一人分より大きい。

同魔物がEXボスとしてはよく出てくる傾向にあるため、割と世に出回ることも多いが、反して使い手はかなり少ない。

内包されている効果は悪くないものの、大剣である上にノコギリ状のせいで扱いが非常に難しいためである。


この宝具の効果はグランソードシャーク・メガロン本体にも適用されており、同魔物が飛ばしてくる飛ぶ斬撃系の剣技は全て、ギザギザな形となっている。




〔 大きな不死鳥(フェニックス)


魔物名:ロード・フェニックス

出現場所:野生、ダンジョン表ボス


見た目:羽先など一部が煌めいている大きな紅い鳥


強さ指標:Sランク-下~中位



=説明=


ザン達が初めて遭遇した、野生でも普通に存在しているSランクの魔物。B~Aランクが多い不死鳥系の魔物の上位種にあたるといわれるが、より高位の不死鳥系も確認されている。


究極魔法に引けを取らないほどの火属性の魔法を放ったり、自由に全身から高熱を放つことができる。冒険者や傭兵や騎士としてSランクでも、成り立ての人間は挑むことを勧められていない。

なお、他の生物とは基本的に敵対しようとしないため危険度の割に人間への被害は少ない。


不死鳥系共通の特徴として、死んでしまった場合即座に全身が灰になって他に何も残らない(倒された場合は倒した本人に経験値は入る)。その後、何ヶ月、あるいは何年もかけてその灰または灰を被った地面の中から蘇るため実質的に不死である。

これはダンジョンによって生み出された今回の個体も例外ではないが、倒した時点で脱出口と宝箱は出現する。


死んだら灰になる特性によって、生きてる間に身体から切り離された部位(抜け落ちた羽や血など)しか残らず、さらにSランクという強さを誇るためこの魔物の素材は非常に希少であり、相当な高値で取引されている。なんなら灰もその対象である。

主な用途は瀕死の人間も即座に生き返るレベルの強力なポーションの材料など。


なお、ザン達が倒した個体が灰にならずそのままその場に残ったのはザンの力によって「灰になって蘇る」という能力が消えたため。

不死鳥系全体を通して、丸ごと素材を確保できた前例は過去数百年で十件にも満たないため、もし丸ごと売却したら……?



〔 不死鳥とハーピィの特徴がある淑女 〕


性別:女

魔物名:マーズハーピィ・フェニクサー

本名:???

立場:EXボス頂点の一柱


見た目:美しい女性の顔と身体に不死鳥とハーピィの四肢、紅いドレス、紅い髪に金色の髪飾り


レベル:☆6-終盤

強さ指標:Sランク-最上位

成長タイプ:魔法型(2:1:2:5)



=説明=


ダンジョンボスの頂点の七柱のうちの一角を自称する、パッと見では人間の女性にしか見えないハーピィ系と不死鳥系の特徴も持つ雌型の魔物。

ハーピィ系特有の半人半鳥のような顔立ちではなく、ストレートかつロングな紅髪が映える絶世の美女といえる容姿をしており、見た目通り人語も自由に扱う。


仮にSランク以上のランクを定義するとなれば、確実にそれに位置するほどの強さを持ち、ダンジョン外に出て暴れることがあれば単身で国を滅ぼすことなど造作もない。


基本的には火・光属性を主とする魔法使いのような戦法を取るが、それ以上に厄介なのはその不死性。

ただでさえ尋常でない強さと回復力をもつにも関わらず、隠し部屋内のどこかにある核を壊さない限り倒しても際限なく蘇り、脱出口も出現しない。


ゆえに、彼女を突破できた人間は今までにザン達しか存在しない。

彼らのことはとても気に入ったようで、再会できるその時を楽しみに待っている(とはいえ、そもそも会える可能性が低いため期待はしていない)。


ザン達が一番最初に裏ボスとして戦った緑の骨の剣士ムーンナイト・ボーンウォズとは同じ立場かつ同じ強さらしく、また友人の関係でもある。



=魔法pickup=


[名称不明]


火属性の究極魔法。

不死身であることが前提条件の魔法のようだ。



=宝具pickup=


「劫火翼の髪飾り マレス」


不死鳥、あるいは彼女自身を模した金色の髪飾り。

攻撃の数値と魔力強度の数値を合わせ、その両方に合計値が反映されるという効果を持った宝具。


ロナはこれを攻撃の数値の増強に使用しているが、本来の持ち主であるこの魔物は魔力強度の強化手段として用いている。

もちろん、体のどこかにステータス上昇宝具も装備しているようだ。


なお、「進化」や「覚醒」と表記されていないが、ダンジョンの不思議な力によって彼女が装備している間だけ覚醒していることになっている。覚醒後の効果は不明。



・「蘇生呪玉 リデイ」


多大なリスクとコストがある代わりに、持ち主は一日一回まで死んでも蘇ることができる呪具系宝具。

彼女が言っていた「ザンに合う宝具」はこれのつもりであった。彼の弱点と持つ力を考慮してのことである。


実は上位互換にあたるもっといい蘇生効果を持つ宝具があるのだが、お気に入りとなった子供達が生きる、現世社会に与えてしまう影響を考えて譲渡するのはこの程度にとどめておいたという。


なお、当のザンはこれですら封印すべきと判断したことを彼女は知る由もない。








閲覧ありがとうございました!


第一部ではこの後にオマケとしてSランクのキャラの強さランキング的なのを用意したのですが、Sランクキャラが増えて考えるのが大変になったため、今回はザン達の持つ宝具全てを効果や一言コメント付きで一覧として乗っけることにしました。


が、それもかなりの量になったので、次回更新の別話として記載します。そのため次回も説明回となります~。

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