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四葉のクローバー

作者: ミックスゼリー

 ある日のこと、僕は近所の公園に遊びに来ていた。辺りには滑り台やブランコなど、定番な遊具がたくさんあったが、僕はどの遊具にも足を運ばず、ひたすら「あるもの」を探していた。


 それは四葉のクローバーだ。


 クローバーは普通、三つの葉で出来ているが、中には四つの葉がついている「四葉のクローバー」という珍しいものがある。数は少なく、見つけるのが難しいためか、四葉のクローバーを見つければ幸せになれるという話は誰でも聞いたことがあるはずだ。


 そこで僕は今回、なんとなくの気持ちで四葉のクローバー探しをするために、公園へ来た。


 捜索してから1時間、案外早く四葉のクローバーを見つけた僕は、それを家へ持ち帰った。そしてお母さんに自慢するようにこう言った。


「お母さん、今日公園で四葉のクローバーを見つけたよ!幸せのクローバーだよ!」


 するとお母さんは不思議そうな表情でこう言った。


「どうしてクローバーは、4つの葉があると幸せというイメージがあるのかしらね。普通『4』という数字 は不吉な意味の方が強いイメージがあるけど」

「どういうこと?」


 僕は素直に疑問に思ったので聞いてみた。


「4という数字は『死』を連想させるじゃない?例えばアパートやホテルの部屋でも、103号室の次は  105号室、104号室というのはないじゃない。どうしてクローバーの4という数字に限っては幸せと いう印象がつくのかしらと思って」


 僕は「なるほど、確かにな」と思った。


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