表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/36

6話

早くも詰まりそうなのよ…

私、柚香の家出の変態ぶりはこんな感じだ、次は、私が和也に対して恋愛感情が芽生えた理由を話そう。


柚香sideーーー

「きゃあ!!!」


小学校の校舎裏で柚香の悲鳴が響く。


「あんた生意気なのよ!私の長瀬君に近ずかないでくれる?」


長瀬くんとは私の学年で一番人気の男子だ、私の容姿も自分で言うのもなんだがかなり整っていて正直学校一は確実ではないかと言うぐらいの可愛さだ、勿論言い寄ってくる男子やちょっかいを出してくる男子も大勢いる。正直全員ピンと来ないが…

まぁ、そんな私をよく思わない女子連中もいる訳で、私は絶賛虐められてます。


「べ、別にそんなつもりは。」


とにかく言い訳をしてここを乗り切ろう。


「貴女長瀬君に媚び売ってるんでしょ!そうじゃなきゃ長瀬くんがアンタなんか気にかける訳ないじゃん!」


「そんな事をしてるはずが…「嘘言わないで!そんな訳ないでしょ!」…」


これはダメだ話を聞く気が無いのか…

反抗しない方がいいかもしれない…


「そ、そうだね、私が媚び売ってるからだね…」


「ほら見なさい!やっぱりじゃない!余計な事しないでよね!あんた邪魔なのよ!」


全くひどい言われようである、でも、一応早く終わらせたいので、イライラする気持ちを抑えて我慢する。


「ごめんなさい」


「フンッ!2度と媚び売らない事ね!」


そう言ってそいつは去っていった。


「はぁ…」


なんて面倒なんだ、弟が羨ましい…

私は泥だらけの服のまま家に帰った。


「お姉ちゃん!どうしたのその服!?」


家に帰ると弟が心配そうに声を張り上げて私に問いかけた。


「ううん、ちょっと転んじゃって…」


「そうなの?気おつけてね?怪我は無い?」


凄い心配してくれている。一瞬弟に話そうかと思ったが、これは私の問題なので弟は巻き込まない事にした。




数日後ーーー

「私言ったわよね!長瀬君に媚売らないでって!」


また奴が来た、休み時間に女子トイレに呼び出され文句を言われる。

長瀬君が私に話しかけた日は毎日これだ、本当に迷惑極まりない。


そして私への虐めはどんどんエスカレートして行った。


上履きや外履きを隠される事は勿論。

教科書やノートに落書きなど一部の女子連中にされていた。

しかし、私は気づかなかった、弟が一部始終を見ていた事を。



最初の虐めから10日、遂に体育館裏に手紙で呼び出され、暴力をも振るわれ始めた。

正直私はもうダメだと思った…

水をかけられたり蹴られたりして身体中傷だらけになって…





私はもうダメなんだと諦めた…





主犯格の1人の蹴りが来た…







来るっ!





来るべき衝撃に備え目を固く瞑った…

しかし、いつまでたっても衝撃が来ない。

恐る恐る目を開くと、私の前に弟が居た。

弟は連中が私を校舎裏に呼んだことを知っていて、どうやら教師を呼んで一緒に来たらしい。

暴行の瞬間を見ていた先生は虐めていた連中を連れていった。

すると、弟が私を抱きしめてくれた「もう大丈夫だから。」と声をかけながら。

私は安堵と精神的疲労からか気を失った。

てか、弟イケメンすぎるんだけど…

惚れるよこれは。


評価、ブックマーク、感想よろしくお願いしナス

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ