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5話

姉と弟は双子でクラスも同じです。

わ、分かってたかな?

この柚香にとって和也とは、自分にとっての全てであり愛すべき存在である。

しかし、和也にとって柚香は只の姉で愛すなんてもってのほかで、それが分かっていて姉は告白に踏み出せていないのである。


しかし姉はどうしても弟とそういう関係になりたい、やはり今夜もベッドに忍び込む。


和也sideーーー

寝ていると何故か妙に寝苦しく感じた、目を開けると腹の上が重かったので掛け布団をとってみると、そこには姉さんが居た。

いや、は?え?え?え?

俺は人生で一番困惑した。夜中に起きたら腹の上に姉さんがいるなんて思いもしないだろう。

流石にちょっと苦しいので起こす事にした。


「ちょっと、あの、姉さん?」


すると姉さんは鬱陶しそうに起きた。


「うぅ…何、何なの?」


姉さんは気づいたのかしきりに目を擦っている、すると顔を真っ赤にして俯いてしまった。


「ね、姉さん?」


五分くらい経っただろうか、やっと姉さんが喋った。


「その、ご、ごめんね?あの、ね、寝惚けてたみたいで、部屋間違えちゃった。」


そうなのか、姉にもそんな事があるんだな。

学校の奴らが見たら心臓発作で死ぬんじゃないだろうか?


「あ、あぁ、うん。じゃあ、部屋に戻る?」


「え…」


え…って何よ?


「そっ、そうね!部屋に戻って寝るね!じゃあ!」


そう言ってそそくさと出ていった、何だったんだ?


柚香sideーーー

夜、和也の部屋に忍び込んで添い寝をしているといつの間にか寝てしまった。

寝ていると衝撃が来たので何かと起きてみると和也がこちらを見ていた。

和也、やっぱカッコイイ!って、え…

なんで起きてるの?急に目の前が真っ白になった気がした。


「その、ご、ごめんね?あの、ね、寝惚けてたみたいで、部屋間違えちゃった。」


我ながら上手い言い訳ではないだろうか!これなら上手く誤魔化せるんじゃないかな?


「あ、あぁ、うん。じゃあ、部屋に戻る?」


え?何でそんなこと言うの?


「え…」


口に出ていたのか和也が困惑の表情をする。ま、まずい、このままじゃばれる…


「そっ、そうね!部屋に戻って寝るね!じゃあ!」


そう言い私はさっさと出ていった。

私は部屋に戻って寝ようとしたが、恥ずかしさで寝られなかった。


今夜は寝不足だ…

ボロが出始める今日此頃

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