26話
和也が未来に寄ってる気がするな。
和也sideーーー
「和也ー起きなさい!朝ごはんよ!」
う、うぅ…なんだ、うるさいな。
そう思う俺だが声をかけてきた本人を見て俺の眠気は吹き飛んだ。
「え?姉さん?」
「そうよ和也、早く起きて顔洗ってきなさい?」
「う、うんわかったよ。」
姉さんが起こしに来るなんて珍しい、というか昨日まで口もまともに聞いてくれなかったのに急にどうして?
ま、まぁ姉さんが大丈夫ならいいんだけど。
「とりあえず顔を洗いに行くか。」
顔を洗いリビングに行くと朝ごはんのいい香りが漂ってくる。
流石姉さんだ、料理も完璧!
「いただきます。」
「召し上がれ~」
2人はそれから黙々と食べていくーー
「ごちそうさま。」
「お粗末様。」
姉さんは食器を水に付けてそのまま玄関へと向かっていった。
俺は今から制服を着て学校に行く準備をしなくてはならない、ここら辺も姉と違い容量わるい。
俺と違い姉の凄さは相変わらずだ。
「行ってきます、和也も遅刻しないようにね。」
「うん、わかったよ。」
そういい姉は出ていった。
「さて、俺もさっさと準備して学校に行くか。」
学校の校門に着くと丁度未来ちゃんが来た。
「あ、先輩おはようございます!」
「おはよう未来ちゃん。」
「先輩は今日もイケメンですぅ!」
「そ、そうかな?あはは…」
俺の笑顔は凄く引きつってるだろう。
流石に公共の場でこれは恥ずかしい。
「そうですよ!先輩もっと自身持ってもいいんですからね!」
「あ、うん。」
流石にそれは無いな、うん。
教室に着くまで未来ちゃんは俺を褒めまくってた、すっごく恥ずかしいです…
俺は教室を見つけ未来ちゃんに挨拶しそそくさとそこから逃げるように離れた。
「よう、和也、朝からお熱いですなぁ!」
拓海はおちゃらけた様子で俺にそう言ってくる。
「そう見えたならお前の目は節穴だな。」
「てか、お前も人の事言えないだろ!」
こいつは彼女が居るから朝も勿論彼女と登校してくる。
駅で待ち合わせをして来ているみたいだ。
羨ましい…
「ははは、確かにそうだな。」
笑ってんじゃねー!
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