2話
何となく更新
昼休みーーーーーー
飯を食い終わった俺はもう既に週間と化した図書室通いをするべく図書室へと向かっていた。
図書室へ行くと大体の確率で姉さんが居るが、姉さんももしかして図書室が好きなのだろうか。
そういう所だけ姉弟で似てもあまり嬉しくはない、強いて言うなら顔とか顔とか顔とか。美男美女の姉弟で居たかったぜ…
と、そんな事を思っている内に図書室についたようだ。
俺は何時も座っている端の方の席へと昨日読んだ本を持って座る。
借りないのかとか思う奴も居るだろうが俺は小学校の時に借りた本を無くしてめちゃくちゃ怒られて以来図書室で読むだけで借りなくなった。
自業自得である…
本を読んでいると姉さんがやって来た、今日も来たのか。
まぁ、来て困る事でもないし今日も互いに別々で本を読んで別々に去るだけだ。
しかし、今回は運が悪く姉が居るとそうも行かず。
人が集まり始めた、本当よく飽きないよね。
図書室なんだから静かにしなさい。
うるさくなって来たので俺はここで退散する事にした、うるさくて本に集中出来る気がしない。
俺が出て行く時に姉が寂しそうな顔をしていたような気がするが気のせいだろう。
放課後ーーーーーー
放課後になると姉さんは良く消える、たまに廊下で見かけるがそれは後ろに視線を感じた時だけだった。
俺はいつも通りに帰るため教科書などを詰めて席を立つ、校舎を出ると運動部の色々な声が飛び交っている、そんな中を1人で寂しく校門まで行くと校門には姉さんが居た。
物凄い量の取り巻きと一緒に…
話を聞いてみると今日は生徒会が休みなので俺と久しぶりに一緒に帰ろうと待っていたようだ。
「だから、一緒に帰りましょ。」
取り巻きが物凄い形相になっているんですががががが。
「え、あ、うん。」
取り巻きが怖すぎて返事がおかしくなってしまったが伝わっただろう。
「じゃあ、帰りましょ。」
と、言い歩き出す。え?この人達は?
取り巻きの事が気になり姉さんに小声で聞いてみる。
「姉さん、こ、この人達は?」ヒソヒソ
「あぁ、こいつら?ここで和也を待ってたらいつの間にか居たのよね、さっき気づいたわ。」
認知すらされてなかったのかよ、取り巻き不憫だなぁ…
「そ、そうなんだ。いいの?置いていって?」
不味いんじゃないの?主に俺の地位が。
「いいのよ別に、私が待ってたのは和也だし。」
まぁ、姉さんがそう言うならいい…のか?
取り巻きよ、強く生きろよ?
「分かったよ、じゃあ、帰ろうか。」
「うん。」
そして2人で校門を出た。
次回出たら家での姉の本性を出します。