16話
投稿しないのはやる気が無いのが大体だね。
保健室をさっさと出た俺達は帰る方向も一緒らしく、一緒に帰ることにした。
道中姉さんに何でビンタされるような事になったかを聞かれた。
必死で誤魔化そうとしたが、逆に怪しく思ったらしく。
当然無理やり言わされた。
まぁ、キスは何とか伏せれた。
忍さんがキスシーンを見てなかったのがでかいな。
方法は、あまり聞かないでくれ…
理由を聞いた姉さんは未来ちゃんに
「ただの後輩の癖して人の弟を襲うとはいい度胸してんじゃない。」
と、言い、俺には
「気絶するなんて事があったから今日は許してやろうと思ったけどやはりOHANASHIが必要なようね。」
と、言われた訳ですよ。
いやー、世の中厳しいっすね!
あぁ、家がブラジルに行かないかなぁ…
今は俺の横で姉さんと未来ちゃんが言い争っていて、忍さんが苦笑いをして見ている。
止めてくださいよ忍さん…
「和也さんが早く返事をしてくれないから私の感情が爆発しただけです!」
「そんな理由を話した所で襲っていい理由にはなりません!」
「えー!だってお義姉さん!」
「誰がお義姉さんか!!!」
何か姉がキャラ崩壊してる様な気がするんだが?
「お、おい姉さん落ち着けよ、キャラ崩壊しすぎだろ?普段そんなに喋らないだろ?」
「え?これが普通ですよね?」
と、未来ちゃんが言う。
は?そうなのか?
「未来とは何時もこんな感じよ?」
「そ、そうなんですか!?会長!?」
忍さんも、姉さんの意外な一面に驚いたらしい。
まぁ、確かに俺も驚いた。姉さんもこんなに喋るんだな。
何か、姉さんは未来ちゃんとの方が姉弟として接している気がするな…
まぁ、二人だと姉妹だけどな。
そう考えると、寂しく思えてくる。
すると姉さんが察したのか。
「何和也?寂しいの?」
「まぁ、な、俺より未来ちゃんの方が仲良さそうだしな、俺ら姉弟なのに。」
「そ、そう?私ともっと仲良くしたいの?」
姉さんは目をそらして髪をいじりながら聞いてきた。
「やっぱり俺より未来ちゃんの方がいいよなと思って。」
「そんなことないわ!」
姉さんが身を乗り出して怒鳴って来た。
顔が近い少し前に出すど口と口が触れてしまうくらいに…
やばい、姉さんからいい匂いが…って!
「近い近い!姉さん近いよ!」
「ッ!!!/////ごめんなさい。」
姉さんは照れたのかすぐに離れて俯いた。
そんな仕草が可愛くて俺は顔が熱くなるのを感じる。
多分赤くなってるだろうな。
姉さんは度々チラチラ見てきていて、時々目が逢うと顔をそらす。
やばい、可愛いよ!
「ちょ、ちょっとストップ!何2人でいい雰囲気になってんの!」
忍さんが慌てた様子で間に入ってきた。
すると未来ちゃんも当然
「そうですよ先輩、見たいなら私の顔を見てください!キスだっていっぱいして上げますよ!」
「貴女もそんな事公共の場で言わないでください!」
忍さんて意外と初心なのかな?ちょっと慌てた表情が可愛かったりする。
「キスだなんてそんな事させると思ってるの?」
姉さん今さっきで復活早いっすね。
「ふふーん!もうしちゃいましたもんねー!舌も入れました!」
おいバカ!さっきせっかく伏せてたのに!
「は?」
「「「!?!?!?」」」
場の空気は一気に氷点下まで下がった。
俺達はこの後どうやって家に帰ったのかあまり記憶が無い。
因みに俺の家でのOHANASHIは3時間にも及んだ…
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