12話
やったぞ!俺は書いたんだ!!!
和也sideーーー
「和也先輩!」
昼休み、友人と話しているとそんな声が聞こえてきた。
勿論みんなの視線は俺と俺を呼んだ誰かに。
って後輩ちゃん!?と姉さん?
「きゃー!会長よ!」
「見ろよあれ!すっげー美人だぞ!」
姉さんを見つけたクラスの連中は口々にこんな事を言う。
「改めて近くで見ると本当に美人だな。」
「止せよ拓海、お前までそんな事言ったら拉致が開かんぞ。」
やめろ、お前まで姉信者になったら泣くぞ!
葛城教滅びろ!!!
「やぁ、久しぶりだね、後輩ちゃん、あと姉さんも。」
「そうですね和也先輩。」
「そうね、和也。」
おお、ハモっt!?今一瞬2人から何とも言えない不穏な空気が…
「所で和也、私をついで呼ばわりするとはどういう要件?」
ヒィッ!?姉さんがいつに無く怖い!
「先輩、そんなの私がメインだからに決まってるじゃないですかぁ。」
おいお前火に油を注ぐなぁぁぁぁぁ!
「ち、ちょっと後輩t「へぇ、そうなのねぇ!私よりもこの子の方がいいのね?」
や、やばいね。何がやばいって?姉さんのオーラがだよ。黒い、ダークマターよりも黒いよ!?
何か言い訳をしなくては!
「い、いやぁ、そんな事無いよ~?2人とも大事な人だしねぇ~?」
「目を逸らして言われても説得力無いわよ?じゃあ、私は生徒会に用事があるからここで。
あと、和也?家で話があるから。」
あ、終わったこれダメなやつだ。
次回!葛城和也死す。
「じゃあ、先輩!じゃまm…ゲフンゲフンお義姉さんはどっか行ったので私に学校を案内して下さい。」
「はい。」
俺は無気力で返事をした。そんな事より家で何をされるかが心配で気が気でないよ。
和也死にませんから。
いや、寧ろ死んでくれ羨ましい。
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